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ラストシーズンに向けて──中嶋真子(松本深志)

みなさんこんにちは。

4年マネージャーの中嶋真子(松本深志)です。

 

最近、プライベートの話を聞く度に、高確率で第一声が「はぁ?!?!」となる、波乱万丈な日々を送っているみこ(小栗)からバトンを受け取りました。

みんなより1年長く生きてるから、文学部だからと言って文章力があるわけではありません

ですが、きっと何十回と書いてきたこのブログで、自分の思いの丈を綴るのは最初で最後になりそうなので、ぜひ読んでいただけたらと思います。

 

さて、突然ですが、私は自分の名前が好きです。

 

ほとんどの選手は私のことを名前で呼びます。

「中嶋」と呼ぶのは同期のマネージャーの空(太田)と内藤くらいです。

何を恥ずかしがっているのでしょうか。

 

「まこお疲れー!」

「まこまたお菓子食ってんのかよ」

「まこなんか太った?」

 

こうやって事務室に来る選手にいつも一言多いけど言ってもらえるのも、あと少しかと思うとなんだか寂しいです。

 

真子のは「真摯」のだと親から聞きました。

「真摯」真面目で直向きな様。

マネージャーをする上で大切にしていた姿勢です。

 

大学では、女子マネージャーは怒られることはほとんどありませんでしたが、褒められることもほとんどありませんでした。

それほど、マネージャーの仕事は「できて当たり前」ということだと思います。

「当たり前」を如何に迅速に丁寧にこなせるか、「真面目さ、直向きさ」がモノを言うと思います。

 

ですが私はツメが甘いところがあり、よく凡ミスをします。それを補完してくれたのが同期のマネージャーたちです。

特に相棒のみこは、「みことやったから大丈夫」「みことやったから完璧」そう何でも思えるほど本当に信頼しています。(お世話は大変でしたが笑)

 

さて、そもそも、なぜ私は野球部のマネージャーになったのだろうと考えてみると、それは、

「自分に自信がなかったから」だったな、と思い返されます。

自信をつけるために、という訳ではありません。

「自分に自信がなくて、自分でやったことに評価をつけられるのが嫌だったから」

つまり逃げです。

 

幼い頃はピアノや水泳を習い、中学では吹奏楽部。上手下手””速い遅いで評価される中で、周りに劣る自分に嫌気が差していました。

高校では「何か打ち込めることをしたい」と思う反面「誰かと比べられるのは嫌だ」と思っていました。

そして「マネージャーなら自分自身が評価されることはない」という短絡的な考えに至り、野球部のマネージャーになりました。

 

ですがこの考えは、超甘々だったことを痛感させられるような高校時代でした()

 

しかしこの高校3年間で、マネージャーというのは私の天職だと感じ、大学でも野球部のマネージャーをしたい、そして日本一になりたいと思い、今度は前向きな理由で明治大学野球部へ入部しました。

大学でもマネージャーをしたいと高校の監督に相談した時、

高校のようにグラウンドに出たり、ベンチに入ったりはできない、事務作業ばかりだけどそれでもいいのかと確認されました。

 

確かに、私は神宮のグラウンドに立ったことはないですし、ベンチに入ったこともありません。

ましてや、普段練習しているグラウンドも数えられるくらいしか足を踏み入れたことはないですし、ベンチでスコアをつけたこともありません。

ネットニュースで初めて聞く話もありました。

昨年の日本一の瞬間も、私は別の仕事があって合宿所にいたため、あの瞬間は知りません。

 

それでも、

私は確かに明治大学野球部マネージャーですし、チーム公家の一員です。

マネージャーという、いわば「チームの顔」という立場に恥じない人物であれたという自負があります。

 

そして、大好きな、自慢の仲間にも出会えました。

 

春季リーグ戦の法政戦、チーム公家の真骨頂を見た気がします。

大生(入江)が投げて、守る内野は4年生。

勝ち越された裏、同点打を放った響(公家)

大声での声援はダメだと言われていたのに、スタンドから声をかけずにはいられなかったメンバー外の4年生。

グラウンドの中、外関係なく全身全霊で戦う姿に心を打たれました。

 

「私、この代のマネージャーでよかった」

「明大野球部が大好きだ」

強く、強く思いました。

 

長野の田舎の一般家庭に生まれ育った私が、常に日本一を目標に掲げ、多くの人に応援されるチームの一員になれたこと。

そして、これから野球を続けても続けなくても、それぞれの道でたくさん活躍するであろう自慢の仲間と出会えたこと。

 

明大野球部で過ごした日々すべてが私の誇りです。

 

私は大学で野球とは離れます。

この秋のリーグ戦は、3年生以下やまだ野球を続ける人にとっては通過点かもしれません。

しかし私にとっては大きな区切りです。

私にとって本当のラストシーズン、全力で駆け抜けます。

秋も熱い応援、よろしくお願いします!

これまで高校・大学と、時に厳しく時に優しく指導してくださった指導者、スタッフの方々、

あまり連絡を取らず帰省もせず、心配を掛けてばかりでしたが、私がやりたいようにやらせてくれた家族、

私を強く成長させてくれた、マネージャーの同期先輩後輩、

そしてこのブログを読んでくださっている皆様、

私の野球人生に関わってくださったすべての方々に本当に本当に感謝しています。

ありがとうございました!!!

 

最後に

選手のみんな!!!

秋季リーグ戦では「どうだ!私の仲間たちすごいでしょ!かっこいいでしょ!」とたくさん、たくさん自慢させてよね!

 

次回からはいよいよ副将たちです!

明日は、

・明大野球部顔だけ総選挙ぶっちぎりの1位

・琵琶湖より広い交友関係

・彼が喋ると周りの酸素が薄くなる

と言えば

そう、京都が生んだイケメン市岡奏馬くんです!

お楽しみに!

右上から時計回りに、中嶋、内藤、小栗、太田