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ラストシーズンに向けて── 大橋泰河(沼津東)

皆さまこんにちは。
モノクロ写真では見えなくなってしまう大髙くんから引き継ぎました、学生コーチの大橋泰河(沼津東)と申します。
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ついに私の野球人生ラストシーズンがやってきます。
思い返すこと8年前、当時中学2年生だった私は毎年恒例となっている「沼津野球教室」に参加していました。
そこで教わった選手の方々に感銘を受け、1日が終わるころには「大学ではここで野球がしたい」という憧れが出来ていました。
当時のチームメイトに「俺は明治に行く!」とよく言っていたのを思い出します。
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それから4年、一般入試を経て憧れの明治大学野球部に入部することが出来ました。
正直、私にとって明大野球部は雲の上の存在で、本当に入れるとは思っていませんでした。
合格の通知を見た時、父親に電話しながら涙したのを覚えています。
初めて嬉し涙という感情を味わいました。
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入部当初は、「強豪」という言葉では表しきれない様々なものを背負ったチームでプレーするのも、全員で一緒に暮らす寮生活をするのも、親元を離れて上京するのも、何もかもが初めてで不安なことだらけでした。
それでも憧れの大学でプレーができている喜びが大きく、ただただ毎日必死に練習に取り組んできました。
簡単に結果が出るわけもなく、やっとの思いでスタメンに選んで頂いた2年生の春のフレッシュリーグでは終始緊張していて身体が全く動きませんでした。
明治大学野球部の代表として戦うことの責任の重さを痛感しました(プレッシャーに弱かっただけです)。
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私の3年間の選手生活を振り返るうえで欠かせない存在がいます。
3年間練習パートナーを共にした天野です。
天野とは入部当初から毎晩一緒に練習してきました。
チームのストイックランキングにも選ばれるくらいの強者で、本当に練習熱心な一面があります。
私のモチベーションが低い時も常に少し先の目標を設定して「一緒に頑張ろうぜ!」と練習に連れ出してくれました。
天野がいたからやりきったと思えるくらい選手生活を全うすることが出来たと思っています。
普段は言えないけど、本当に感謝しています!
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天野以外にも、この野球部では最高のメンバーに巡り会えたと思っています。
あまり自分から話しかけるタイプでもなく、田舎の無名校から来た身だったので、全国から集まるメンバーと馴染めるか不安がありました。
それでも気さくに話しかけてくれる人が多く、同じ目標に向かって頑張っているみんなを見て、自然と打ち解けることが出来ました。
誰かの部屋で大人数で騒いだり、風呂でくだらない話をしたり、寮生活では楽しい思い出が沢山です。
価値観の違う人達と毎日寝食を共にしたことで、信頼関係の築き方を学び、長い時間をかけて培った信頼もたった一つの言動で崩れ去ってしまうことを学びました。
そんな貴重な経験が出来たのも、ここで出会えた全ての人達のおかげだと思います。
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そして、私は最上級生に上がるタイミングで学生コーチになるという大きな決断をしました。
選手として最後まで頑張るつもりだった私にとってはこの決断は簡単なことではありませんでした。
ここまで何不自由なく野球を続けさせてくれた両親にもリーグ戦の舞台に立つ姿を見せることで恩返しがしたいという想いもありました。
しかし、野球部での活動と就職活動を並行していく中で、野球部に対して何も貢献出来ずに終わってしまうのではないかという考えもありました。
中学から憧れた野球部にやっとの思いで入って、何も残さずに去っていくことはできないと思い、学生コーチをするという決断をしました。
控えめで先頭に立つタイプではなく、人に物言うのも得意ではありません。
学生コーチになって10ヶ月近く経った今でも苦手なことですが、自分以外のことに目を向ける視野の広さ、選手の気持ちを考える気遣いの心を得ることが出来ました。
残り2ヶ月程しかありませんが、チームに欠かせない存在となれるよう日々チームのために力を尽くします。
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振り返ると色々なことがあり長くなってしまいましたが、思うようにいかないことの方が多かった大学野球生活でも、その全てが私の人生の「財産」です。
ここで出逢えた全ての人達と共に、最後はリーグ戦優勝という最高の財産を手にして引退したいです!
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最後になりますが、私たちが普段当たり前のように野球が出来ているのも、関わってくださる全ての方々のお陰です。
このような状況下で、日常の当たり前は当たり前ではないことに気付かされました。
いま、野球が出来ていることに再度感謝して残りの生活を過ごしていきます。
また、皆さまも連日の自粛生活でストレスを抱える日々が続いていると思います。
日頃から応援してくださっている分、そんな事も忘れるくらい熱狂する戦いをして、恩返ししていきます。
共に最高のリーグ戦にしましょう!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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次は、、、
スローボールマシンで空振り!?してしまう、同じ学生コーチの上岡くんです!お楽しみに!
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前列左から3番目:大橋

後列右端:陶山、右から4番目:武藤
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沼津野球教室に参加した際の写真です。
私が当時在籍していたチームを担当して、何だか不思議な気持ちになりました。