【野球人生を振り返って】勢濃俊哉
16人目は勢濃俊哉(投手・法政二)です!

私の15年間の野球人生が、気づけば終わりに近づいていることに、少し驚いています。
野球中心の生活はいつまで続くのだろうと思ったことも、少なからずありました。
特に、きついトレーニングの時間は永遠に続くように感じられ、「いつ終わるのだろう」と考えてばかりいたのに、今全てを振り返れば、あっという間の出来事だったように思います。
野球は、私の人生を豊かにしてくれました。数え切れないほどの経験を通じて、多くのことを学び、とりわけ「継続することの大切さ」を実感しました。
もちろん、野球以外の道を選んでも同じ学びは得られたかもしれません。
それでも、野球を選び、ここまで続けてこられたことを、心から良かったと思います。
苦しい時期や思うようにいかないことも多くありましたが、それ以上に喜びや楽しさを味わうことができました。何より、どのステージでも素晴らしい仲間に恵まれ、充実した野球人生を歩むことができたと感じています。
その中でも、大学野球は私にとって最も野球に真剣に向き合い、夢中になれた期間でした。
ハイレベルな選手たちに囲まれ、ついていくので精一杯の日々。それでも、その環境で野球ができるありがたさを強く感じていました。
「やり残しをなくすために挑戦しよう」と臨んだ大学野球でしたが、思い描いた通りにいかないことの方が多く、どうすれば上手くいくか考えることに疲れてしまうときもありました。1ミリたりとも後悔を残さずやり切ったと言い切れる自信はありませんが、それでも、自分なりに最後まで全力を尽くし、この4年間を走り切れたことに大きな満足感があります。

両親へ
15年間、野球に全力で取り組める環境を与えてくれて、本当にありがとう。
どんなときも支えてくれたおかげで、大学まで続けることができました。
野球を始めたきっかけは、母の勧めだったと思います。最初はあまり乗り気ではなかったけれど、初めて打ったときに意外と上手くできたのが嬉しくて、「続けてみよう」と思ったのを覚えています。
これまで色々なスポーツや習い事を経験させてもらいましたが、野球が一番自分に合っていました。始めるきっかけと、続けられる環境を与えてくれたことに、心から感謝しています。
野球中心の生活も残りわずかですが、最後まで頑張ります。
これからも一歩ずつ着実に歩んでいくので、どうかよろしくお願いします。

同級生のみんなへ
この4年間、一緒に野球ができたことは、私にとって一生の宝物です。
特に、一緒に自主練習をした時間は、本当に充実していて楽しいものでした。
みんながどんな意識で練習やトレーニングに取り組んでいるのかを間近で感じ、知らなかった知識や技術をたくさん教えてもらいました。
この4年間で成長できたのは、紛れもなく仲間のおかげです。本当にありがとう!
優しく、そして面白いメンバーばかりで、その存在は部活を続ける大きな原動力になっていました。ここまでやってこられたのも、間違いなくみんながいたからです。残りわずかな時間ですが、最後まで全員で頑張っていきたいです。
最後の秋季リーグ、四年生の力を出し切って、優勝をつかみにいこう!

最後までお読みいただきありがとうございました。
そして、今後とも法政大学野球部への応援をよろしくお願いいたします。