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【野球人生を振り返って】伊藤琉偉

15人目は伊藤琉偉(アナリスト・法政二)です!

1年生の頃から見てきた引退投稿、ずっと他人事のように見てきましたが気づけば自分の番になっていました。それほど、あっという間に過ぎてしまった4年間でしたが、それ以上に濃い日々を過ごすことができたと思います。多くの人に出会い、多くの人から支えてもらうことができたのも野球というスポーツに関わってきたからです。選手として何も活躍できなかったですが、今の自分があるのは間違いなく野球に関わってきたからであり、この思い出はこれからもずっと心に残り続けるものだと思っています。

大学野球部に入部した初日、周りのレベルの高さに圧倒され、意識の違いを痛感しました。それでも練習以外で関わると普通の大学生で、そのギャップに少し恐怖すら感じたことは今でもよく覚えています。特に指定校組の同期とは多くの苦楽を共にしました。1年生の頃はとにかく美化清掃に明け暮れ、日々の室内清掃や帰省前期間になると外野手みんなで毎日のように草抜きをしていたと思います。夜遅くなることもあり、みんな不満が溜まって来ない奴もいたりと、どんどん不仲になっていたこともありました。本当にあの頃は仲が悪かったと思います。それでも今笑い話にできているのは、皆の個性が強く、良い意味で無関心な奴が多いからだと思います。きつかった期間も切磋琢磨し、時には競い合い、誰かの家に集まったり、旅行に行ったり。楽しい日々を過ごし、きつかった期間を乗り越えることができたのも皆がいたからです。本当にありがとう。

そして私は今現在アナリストという立場で活動しています。グラウンドで戦っている選手達とは違って、日々の練習や試合の動画撮影、リーグ戦で戦う大学の分析などプレーしている選手を支える役割を担っています。おそらくほとんどの方がそんなことをしているとは知らないし、興味も持たないかもしれません。実際、やっていることはどこか自己満足のようなものですし、選手達の力になれているかと考えたら盛って言っても微力程度でしょう。それでも選手時代の無力な私と比較するとこの微力こそが今の私の大きなやりがいになっているのだと感じます。今年の春の早稲田戦で今季初勝利をあげたときや、勝ち点を取ったときは、心の底から嬉しかったし、逆に負けたときは本当に悔しかったです。チームの勝敗に対して勝手ながらに自分事のように思える今の立場が私は好きでした。ただ、ここまでチームに対して何か貢献できたかと聞かれたら誇って言えるものは何もありません。だからこそ最後の秋のリーグ戦、勝ち点その先の優勝のために私のできることを全うし、少しでもチームの力になります。

最後に両親へ

22年間ずっと支え続けてきてくれてありがとう。また、ここまで野球をやらせてくれてありがとう。当たり前かもしれないけど、2人がいなければ自分のこの22年間はありません。平日は仕事をしながら、忙しい時も朝早くからお弁当を作ってくれたり送り迎えしてくれたり、応援に来てくれたり、感謝してもしきれません。寮生活においても洗濯や料理、めんどくさい洗い物を毎日のようにやること、その凄さを改めて痛感する日々でした。いつでも1番の応援者でいてくれて、いつでも味方でいてくれて、私がどんな決断をしても尊重してくれる、これほど心強いことはなかったです。おそらく2人の人生で私の野球がなければもっと楽しいことがあったでしょう。それでも他を犠牲にして、私の野球のために道具を揃えてくれたり、付き添ったりしてくれたこと。何をとっても「感謝」という言葉しか出てこないです。野球で恩返しすることはできなかったけど、社会人になったら少しずつ親孝行できるよう努力します。これからも迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします。

P.S.もう少し仲良くしてくれると嬉しいな!

残すリーグ戦も後1回となりました。チームの優勝に貢献できるよう私自身ができることに全力を注ぎます。最後になりますが、優勝のために死ぬ気で戦う選手達へどうか熱い応援をよろしくお願いいたします!!

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。