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主将 松下 歩叶
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【野球人生を振り返って】松下歩叶

39人目は松下歩叶(主将・桐蔭学園)です!

主将に任命して頂いてからここまで、なかなか素の自分を出せずに、グランドではもちろん私生活でも「主将」という仮面を被り過ごしてきました。この文章では、主将の仮面を捨て、ありのままの自分の思いを綴らせてください。

「最後に笑えばいい」

春季リーグ戦、立教戦が終わり苦しんでいる僕に父が送ってくれた言葉です。この言葉に何度も助けられました。

振り返ると、新チームが始まってからここまで約1年間は苦しく、もどかしく、思うように行かない日々がほとんどでした。どうしたら勝てるのか。自分達には何が足りないのか。もがき続けた1年間だったなと思います。それでも私の人生の中で1番成長する事のできた1年間であった事は間違いないです。うまくいかない事があっても必ず次の日はやってきて、主将として弱い姿を見せる事はできない。技術はもちろんですが、精神的に強くなれた1年間でした。

その中でも、私が大きく成長する事ができたと感じるのが、春季リーグ戦です。春季リーグ戦は大きく成長する事ができた反面、野球人生で1番の挫折でもありました。開幕戦では自分のミスで負け、スタメン落ち、チャンスでも打てない。何をするにもうまくいかず正直、神宮球場に行く事が怖かったです。ポジションに付きたくない、打席に入りたくない。そう思ってしまった事も少なくありませんでした。そんな中、父から貰った言葉がこの挫折を成長に変えてくれる事になりました。

「最後に笑えばいい」

この言葉に出会う事ができてから苦しい時も前向きに考える事ができています。たとえうまくいかない事が続いたとしても最後に笑える事ができれば、その時失敗だと思っていた事でさえもが成功に変わる。失敗はその後の行動次第で成功に変える事ができる。これが「最後に笑えばいい」という言葉の本当の意味だと解釈しています。

お父さん、この言葉のおかげで大きく成長できているよ。こんなにも素敵な言葉を送ってくれてありがとう。

今の自分があるのはたくさんの方々の支えのおかげです。

どんな時でも1番の味方でいてくれた心配性すぎるお母さん。個性が強すぎてまとめる事が本当に大変すぎたけど、4年間苦楽を共にした同期。リーグ戦で結果がでてない時に応援動画を作ってくださった1つ上の先輩方。生意気だけど頼りになる後輩達。いつも全力で応援してくださった応援団、ファンの皆さん。私に携わってくださった全ての皆様のおかげでここまでやってこれました。本当にありがとうございました。

その中でも幹部のみんなに一言伝えさせてください。

皆んながいなかったらって考えると怖くて震えます。本当に大変だったね。1日中ミーティングルームで話し合ってた事も今となっては良い思い出です。本気でチームを変えようとする皆んなと、ここまでやってこれた事は僕にとっての財産です。本気でぶつかり合って、本気で言い合える。そんな仲間に出会えて感謝してます。ここだけでは感謝を伝えきれないのでリーグ戦優勝してから、ミーティングルームでゆっくり感謝を伝えさせてください。

いよいよ明日から最後のリーグ戦が始まります。

ここまでやるべき事は全てやって来ました。これでダメなら後悔はしません。部員167名全員で執念を持って戦います。

「最後に笑おう」