ラストシーズンに懸ける想い!その21<吉野太陽>
こんにちは。
慶應義塾高校出身、内野手の吉野太陽です。
ここまでの大学生活4年間、紆余曲折があり、酸いも甘いも味わってきました。チームスポーツである以上、個人の思いをここまで発信する事に抵抗はありますが、心の内を正直に書きたいと思います。ただ、ここに書き切ることはできませんので、続きや詳細が気になる方は連絡よろしくお願いします。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
私の大学野球は投手登録から始まり、なぜかBチームにいた清原正吾さん(2025年卒)とクリーンナップを打ったところから始まりました。その後2人でリーグ戦の舞台でクリーンナップを打てたこと、部屋で過ごした日々、様々なことを教えていただいたこと、全て誇りに思います。
レギュラーになったのは2年秋でした。リーグ戦1ヶ月前に当時空いていた外野のポジションに入れてもらい、そのチャンスをものにしてなんとかレギュラーを取れました。打率は低かったものの、3本のホームランを打つことができたこと、なによりも1シーズンレギュラーとして戦ったからこそ見えた課題や自信など、様々なものを得ることができました。上級生になりチームを引っ張ることも考え、課題を解決してもっと結果を出し、自分が中心となってこの代を引っ張り、優勝する。そんな明るい未来を思い描いていました。
しかし、そんなに上手くいくはずもなく3年生は1年を通して苦しいシーズンでした。なにを試しても上手くいかない、結果は出ず、それを引きずる。同期の今津慶介(4年・内野手・旭川東高校)や渡辺和大(4年・投手・高松商業高校)が結果を出し、良い背中を見せてやらないとと思っていた林純司(3年・内野手・報徳学園高校)にも先を越されていく。課題と向き合って自分自身に色々なことを課して精一杯やってきたつもりでも、現実はシビアでした。それでもこの時間は野球人生で1番の悔しさ、苦しみを味わったと共に、1番大切な時間だったと思います。支えてくれる仲間の存在や上手くいかないときにどう解決するか、どう振る舞うのが正解か。野球はどんなプレーも誰も助けてくれない。それでも仲間の声が背中を押してくれることは必ずあります。だからチームスポーツなのだと思います。だから、自分勝手なプレーはいけないし、人間としての成長が大切なのだと思います。メンタルによって自分の持っている技術以上が出せることはなくても、自分の持っている技術を全て発揮するためにメンタルは必要不可欠です。だから人としてどうあるべきか、どう考えるか、チームメイトにどう思われているかが大切なのだと思います。皆んな自分が活躍するのが楽しくて野球を始め、続けていく中で、勝つことの楽しさや嬉しさを知ります。自分が上手くいったりいかなかったり、様々なことを経験して、チームあっての個人ということがわかっていきます。試合に出られるのは9人でも、塾野球部には200名を超える部員がいます。色々な立場や思いを持った皆んなのために戦うことの大切さを知り、それが自分の力になってくれることを身に染みて学びました。そんな大事なことを学び、野球選手としての土台を作ってくれたと思えば良い1年でした。
そして、3年冬。ずっと一緒にプロ野球選手を目指してきた2人が学生コーチになりました。特に山口瑛士(4年・学生コーチ・奈良県立郡山高校)は1年生の時から毎晩一緒にバッティングをしていて、ずっと見ているからこそ言える変化などを、ずっと教えてくれていた存在でした。チームが勝つためにしてくれた瑛士の決断は尊重しますが、個人的には寂しさと、これからは瑛士の夢も背負って野球をしなければいけないと強く思いました。もう1人は慶應義塾高校時代からずっと一緒にやってきた谷口航大(4年・学生コーチ・慶應義塾高校)です。彼も夜の室内練習場では必ず顔を合わせる存在でした。今は毎日ノックにバッピ、ウェイトまで、何でも練習に付き合ってくれます。航大のおかげで全日本大学野球選手権ではホームランを打てました。ここで支えてくれる人の大切さ、それを力に変えて戦わなければいけない、野球選手としての覚悟がより強く芽生えたと思います。
そして、いよいよ最後の春季リーグ戦が開幕し、今までの悔しさを晴らす舞台がやってきました。しかし、そこで待っていたのは開幕から4試合連続ノーヒットでした。チームの足を引っ張っている自覚、それでも送り出してくれる堀井監督の期待を裏切り続ける自分、それでも勝っていくチーム。自分が何も貢献できない中で結果を出す同期、打席に立つのが怖いあの感覚。全てが悔しくて、苦しかったです。やっとヒットが出たのは嬉しかったですが、勝利に貢献できたと自信を持って言える試合はありませんでした。それでも優勝することができ、本当に嬉しかったです。でも本音を言えば悔しい気持ちの方が大きかったのかもしれないです。迷惑ばかりかけて皆んなと同じように喜んで良いのか、そんな葛藤もありました。そんな悔しさを胸に挑んだ全日本大学野球選手権では日本一まであと1点というところで力及びませんでした。その1点という点差以上の差を埋めるために夏はチーム一丸となって練習に励んできました。
そして、いよいよ最後のシーズンが開幕します。しんどかったけど最高に青春した大学野球が終わってしまうことに寂しさはありますが、最後ぐらいは最高においしい思いをして終わりたいです。最後は積み重ねてきたものに自信があるかどうか。その点、塾野球部はどこの野球部にも負けない練習をしてきたと思います。やっと証明する時が来たと思うとワクワクします。頑張る必要はないです。ただ、4年間の答え合わせをするだけです。いつも通り自分たちらしく戦おう。
たくさんの愛に溢れた最高の大学野球でした。どんな結果でも笑って終わりたいです。でも勝つことが出来なければ絶対に悔いは残ります。結果にシビアな世界だからこそ全部獲って引退したいです。支えてくれる皆んなのために、チームのために、この4年間を捧げて必ず優勝します。
拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。これからも変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。

主将 


