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俺たちのラストシーズン──石田健太朗(大阪三島)

心地よい風や虫の鳴く音から楽しみの多い季節の訪れが身に沁みて感じられるようになりました。街には月見に関する限定商品が溢れ、私は食欲の秋を満喫しております。同時に内定式やドラフトに関する報道の過熱化、そしてラストシーズンブログからみんながそれぞれの道へと進む時が近づいているのを実感しております。皆様いかがお過ごしでしょうか。

正義感に溢れ、頼り甲斐のある漢かと思いきや、急に拗ねてしまったり、弱音を吐いてきたりと可愛いところがまだまだある匠吾(4年・吉田匠吾)からブログのバトンを受け継ぎました。今の最大の敵は早稲田ではなく腰痛であるデータアナリストの石田健太朗です。

私の隣に居る何某曰く、浦和学院に稀有な整った顔を持った漢だそうです。私は稀有だなんて思いません。世の中には失礼な人もいるものですね。

最近本当に信じている人がいますが、私の高校通算本塁打は6本ではなく0本です。3年半前に蓑尾さん(R5卒・蓑尾海斗)から始まったこのノリが最後まで続くとは思っておらず、感慨深くを感じるのと同時に(いまだに言ってくるのは匠吾だけですが)、あれからそれほどの月日が経っていたことに驚いております。

写真:寝ている時すら上を向き続ける吉田匠

ここから少しの間裏方ゾーンということで、スター達のブログを楽しみにしている皆様には申し訳ありませんが、せっかくの機会なので思う存分自分語りをさせていただきたいと思います。

軌跡

私は小1で野球を始め、6年で自分の能力や体格の限界や辛いことを努力しきれない情けない性格を悟り、人生を賭けて野球に打ち込むということから逃げて惰性で続けていました。幸運にも高校の野球部では素晴らしい仲間と出会い、この出会いによって私は野球を続けてきたことに意味を見出すことができました。

思い出もたくさんあります。まず女子マネ2人が不仲でした。先生の話が長くて貧血で倒れる貧弱な者もいました。公式戦前日に自主練のノックで何故か強振したやつがいて美術室のガラスも割りました。毎夏、ご飯をいっぱい食べないといけない合宿があり、そこでご飯を消すために袋に隠すことを盗塁と呼び、みんなが盗塁王を目指し切磋琢磨しました。2年秋は浪商、春は履正社と初戦で当たり、3年夏は3回戦で大阪学院と対戦。名勝負を繰り広げ全て見事にコールド負けでした。

色々と迷惑もかけました。9人しかいないのに、私がバスケでした捻挫が再発してセンターなしで試合を強行してもらったこともありました。私の劇弱肩が炸裂しショートゴロを全てヒットにしたことも…。COVID-19で部活が休止になり、私は休止前の良いイメージで野球を終わりたいなと考え、再開後も練習に戻りませんでした。しかし、當山が何度も戻ってこいと言ってくれたのでしゃーなし戻ってみると、みんなとする野球は楽しかったです。呼び戻してくれた當山と、私が戻っても嫌な顔をしなかったみんなにはとても感謝しています。

思い出が溢れ出てきて全ては書ききれません。関学の準硬を引退した旧キャプテンの引退ブログでは思い出をあまり書いてくれなかったので、副キャプテンだった私が代わりに書いておきました。

毎年2回ほど旅行に行くのが恒例になっていますが、なかなか全員で集まるのは難しくなってきていますね。おそらく、東京に進学したやつのせいだと思います。やにカス福島、でなのり、ガタイ◎竹中、帰宅部松井、浪人大好き廣澤、長い三輪さん、ビジュ担当當山、破壊神新田、神隠し松田さん、不仲のあぶらと洞口のみんなで可能な限りたくさん集まりたいです。

野球面で誇れる部分は皆無です。しかし、楽しい奴らと楽しい時間を過ごすことができて、野球人生は私なりの有終の美を飾りました。

しかし、人生は順調に進まず1年間の浪人を経験します。この期間に努力をする習慣を身につけ、質より量をこなすことの重要性を学びました。当時よく聞いていた音楽や予備校のある梅田の駅がトラウマになるほど決死の努力の末に合格し、夢の自由奔放な大学生活を迎えました。

とはならず、私は弊部の門を叩きました。理由はたくさんありますが、今思うと単純に野球が好きだったのだと思います。最近の私のスケジュールは早朝に起きMLBのポストシーズンを見て、11時前に神宮に向かい偵察を行い、帰ってくると対戦相手のデータを見ています。これが苦になりません。これで私の野球好きの程度が伝わりますかね?

大学での4年間は衝撃的な出会い、出来事の連続でした。入寮当日、同じ学部ということで190cm超の大漢が部屋に声を掛けにきてくれた時の衝撃は言うまでもありません。その一方では、私よりチビな人が150km/hを投げたり、首位打者を獲得したりしていて、これまでの固定概念を完全に打ち破られました。また、複数回の優勝、そして日本一にも携わることができ、皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

そんなスーパースターたちを横目に、私にできることを一生懸命模索してきました。アナリスト創設代と言うことで当初は役割が不明確で、私たちの存在に対して心無い言葉が聞こえてくるなどさまざまな苦労がありました。そこから、同期と2人でアナリストの礎を作り上げたことは、私の大学生活で最も誇れることです。

それには多くの方々のご理解ご協力の数々の存在を無視できません。直接伝えるのは小恥ずかしいので、ラストシーズンブログという口実で自分自身を納得させて、ここからはお世話になった方々への感謝やメッセージを伝える場とさせていただきたいと思います。

首脳陣、OB、関係者の皆様

田中前監督、戸塚監督をはじめとするスタッフの皆様、私達に明治大学野球部に関わる機会をくださり、誠にありがとうございました。

戸塚監督にはこの1年間私の提案を積極的に取り入れようとしてくださる姿勢や質問をしてくださることにとてもやりがいを感じていました。また、「挨拶という言葉は、”心を挨いて(ひらいて)相手に拶る(せまる)”と読むことができる。だから人間関係を築く上で挨拶は大切だ」というお話をしていただきました。このお話は素敵だなと思ったのでここで紹介させていただくと同時に、引退前にもう一度私の”心のノート”にメモっておきます。

力不足な点、配慮が足らない点が数多にあったと思います。真摯に私達の作成したデータに向き合ってくださったことに、この場をお借りして感謝をお伝えさせていただきます。

憧れで、楽しい先輩たちへ

まず、データ班としてさまざまなことを教えてくださった尚矢さん(R5卒・原尚矢)、能登さん(R5卒・能登亮太)には感謝の気持ちで一杯です。

データに関して積極的に活用して意見をくださり、常に感謝を伝えてくださった希由翔さん(R6卒・上田希由翔)には勇気と自信をいただきました。私が社会に出る前に全てのハラスメントを経験させてくださった西川さん(R6卒・西川黎)と大音さん(R6卒・大音壱太)、そして法学部の全てと攻略法を教えてくださった輝也さん(R6卒・熊野輝也)と伊織さん(R6卒・山本伊織)にも大変お世話になりました。西川さんと大音さんはおそらくブログを見てくださらないと思うので人伝にでも感謝が伝わればいいなと思っています!

何度も相談に乗っていただいた朗さん(R6卒・石田朗)、同部屋に選んでいただいたひろきさん(R6卒・森裕規)。お二方の言葉には何度も励まされ、救われ、きっかけをいただいてきました。こんな私ですが、これからもご飯に誘っていただきたいです!

同い年の先輩たちへ…

丸尾(さん)(R7卒・丸尾快)

丸尾は就活の相談に乗ってくれたり、何度もご飯に連れていったりしてくれた、いわゆる”先輩らしいこと”をやってくれた人です。事務所からスカウトされるほどの顔と華麗なツッコミを決めるセンスを持っていて、何をとっても雲の上の存在である彼ですが、こんな私の話を聞いてくれる時でもいつも真剣で、まず相談するのはいつも丸尾でした。

一番の思い出は、ある日のノックで小粋なステップを踏み出したと思ったら、就活による運動不足で肉離れをしていたことです。

写真:放置される丸尾

まつ(R7卒・松島元希)、めし(R7卒・飯森太慈)

私よりチビにも関わらず、野球が本当に上手な2人です。この人たちのせいで野球を諦めた理由に身長を挙げられなくなりました。

まつは去年のブログで仲良くなったきっかけを覚えていないと言っていましたが、私は明確に覚えています。それは、ブルペンにいた時に、まつが「敬語やめようよ。もっとアナリストと仲良くなりたいんだよね。」と言ってくれたことです。優しい性格の彼にとってそれは、あまりにも自然で心から出た言葉だったため覚えていなかったのかもしれません。しかし、1学年上の先輩たちとの距離が縮まった最初のきっかけです。門戸を開いてくれたまつには感謝しかありません。

ご飯に行くとしたら絶対回転寿司だったね笑。いっぱい連れて行ってくれてありがとう。まつがかけてくれた優しい言葉の数々は忘れません。

めしはなかなかデータを見てくれなかったので、色々工夫してなんとか彼の脳みそに入れ込めるように頑張りました。しかし、だんだんこの人は考えすぎると良くないのだなと思い、最低限にしようとしていたら態度が冷たくなったと去年のブログに書かれました。ただの寂しがりやでした。ブログを読んだときにほんの少し申し訳ない気持ちになりました。

めしのことを見ていると悪い時でもひたむきに野球に向き合う姿勢とうまくいかなかったときの負けず嫌いさがあります。何事でもこういった人が成功するのだなと感じ、私が見習わないといけない点です。

ご飯にいっぱい連れていってくれてありがとう。めしが引退した後も気にかけてくれていることが伝わってきて嬉しかったです。また、社会人野球の応援に行くのでその時はぜひ会ってください。

写真:左から石田と背伸びする飯森

この3人とは同い年ですが、あくまで後輩である私が生意気な口を叩くことも多かったと思います。それにもかかわらず、仲良くしてくれて、たくさんご飯に連れて行ってくれてありがとう。

私が卒業するまでは飯を奢ってください。卒業した後は友達のように割り勘でご飯に行きたいです。

ここでは書ききれないほど多くの先輩方にお世話になりました。皆様から学ぶことがたくさんあり、良い思いもたくさんさせていただきました。ありがとうございました。 

かわいくて憎たらしい後輩たちへ

後輩の野手のみんな、野球の実績が皆無であるよくわからんやつの作るデータや話と真剣に向き合ってくれてありがとう。みんなが言ってくれる「今日これ意識してやってます!」とか「データのおかげで打てました」と言ってくれることにやりがいを感じていました。野球に取り組むみんなの直向きな姿勢がいつか結果につながることを願っています。もう少し敬語使ってくれてもいいけどね?

将来みんなの試合を観に行って、周りに「自分の後輩だよ」って自慢するのが夢です。みんなの力にどれだけなれたかはわからないけど、これからも頑張ってね。

先輩の背中を追って明治の野球部に入った前田(3年・前田悠槙)に変人左腕コンビの外山(3年(?)・外山稜太郎)に山内(3年・山内優平)。今それぞれに悩んでいることがあると思うけど、何かを犠牲にして生活を1つのことに捧げるという選択ができ、気のいいみんなのことを必ず見てくれる人がいるし、今後輝ける場所が絶対ある気がします。野球しかやってこなかった人たちより人間としての厚みは絶対出てくるよ。もちろん、野球にも全力を注いで欲しいですが…。

4年ピッチャーのいやらしいところを存分に引き継いだ直(3年・松本直)はさまざまなことに悩んでいて色々な話をしました。私は自己認識と本質は逆だと思います。その悩みすぎてしまう性格は、内省がしっかりできるという直の長所です。自分を俯瞰から見られることは羨ましいです。…ニヤニヤした大室が(2年・大室亮満)が頭によぎったのでこれくらいにしたいと思います。悩みすぎて息が詰まったらご飯に呼んでください。

雑魚ピッチャーファミリーの4人にはスポーツ推薦じゃないという点で勝手に親近感を抱いていました。私ができなかった大学で野球を続けるという選択をして、もがき苦しみながらも活躍を目指し、努力しているみんなはとてもかっこいいです。いつまでも仲良く4人揃ってご飯をねだりに来てほしいです。こんな私を慕ってくれてありがとう。

熱い気持ちを出すことは恥ずかしいことだと思っている田中(3年・田中陽貴)に美容院を経営してFIREしたい進藤(2年・進藤正太郎)、そしてこの中では最もまともそうな雰囲気を演出している田家(2年・田家天太朗)はTrack Manのデータ入力を手伝ってくれました。みんなのおかげでアナリストはリーグ戦のデータを作成できています。進藤にお礼をするのは癪ですが、みんなありがとう。

リーグ戦の試合を一緒にああだこうだ言って見る試合は楽しかったです。進藤の口の悪さが注目されがちですが、本来止めるべき田家も絶対それを否定しないので進藤は留まるところを知りません。来期以降は野球のことになると毒を振り撒くアナリストが行く予定なので、その2人の相乗効果を期待しています。

話は変わりますが、田中はよく私に「いしけんさんは自分と同じでこっち側だよ」と言ってきます。こっち側の意味はよくわかりませんが、おそらくチーム愛を惜しみなく外に発信できる私に対する嫉妬からくる発言だと思います。ただ、田中はいつまでもこっち側では困ります。田中は後輩に対して注意するところは注意して、良いところはしっかり褒めることができ、上の人との緩衝材にもなれるバランス感覚に長けた人です。弊部のような大所帯の組織が決断をする際に必要な存在だと思います。田中が頑張れば必ず来年のチームは上手くまとまります。なので、少し頑張ってみてください。

たまにTrack Man室に差し入れしに行きます。これからもみんなの力をアナリストに貸してね。

同部屋になってくれた新主務島抜(3年・島抜康介)とここ最近ずっと夢の中で何かの痛みと闘っている有川(2年・有川駿佑)、ご飯に付き合ってくれて、生活リズムのバラバラな私に嫌な顔を見せずに過ごしてくれてありがとう。島抜は面倒なタイミングで主務になってしまいましたが、抱え込まずほどほどに頑張って。あと少しで自分たちの代です。

アナリストも人のために動いていて…などと褒めていただけることがありますが、本当の意味での自己犠牲はマネージャーのみんなで、損な役回りが多く、文句を言われることの多いポジションで頑張るみんなにとても尊敬しています。離脱率の高いその役職を続けている継続力は素敵です。

また、ご飯行こうね。 

後輩アナリストのみんな、自分たちについて来てくれてありがとう。

人に何かを教えるという経験値がなかったため、みんなを正しく導けたか自信はないです。しかし、実直に努力のできる富澤(3年・富澤なつみ)と田口(2年・田口ゆき乃)は入部当時と比べて格段と成長しているように思います。2人がどんどん新しいことができるようになる瞬間を間近で見られてよかったです。1年生のみんなはまだまだたくさんの時間と可能性があると思うので、野球のデータやパソコンに関する知識を身につけるのに挑戦して、自分なりの楽しさを探してみてください。

来年度以降、みんながやりたいことにどんどん新しいことに挑戦して、悩んで、悔いのないように限られた時間を大切に過ごしてください。ぼーっと過ごしていると、この貴重な空間での時間は一瞬で過ぎてしまいます。ジョジョ風にアドバイスすると、データアナリストには「見るだけじゃなくて観ること、聞くだけじゃなくて聴くこと」が大切です。

アナリストの組織の基礎づくりは私たちがやり切ったつもりです。これからは組織を発展させて、チームに貢献し続ける組織にしてください。

これからは明治のファンとしてみんなのことを応援しています。

みんなありがとう!

スーパースターたちへ

赤穂の田舎者(4年・久野悠斗)が復帰に向けてトレーニングや練習をする姿を見ていたので、東大戦で楽しそうに投げている姿を見た時はとても嬉しかったです。

また、兵庫に遊びに行きたいと思っています!もちろん、うちにもまたきてください。弟が久野のファン過ぎて帰るたびに「久野さんって今どうなん?」って聞いてきます。また遊んであげてください笑。

備考:リーグ戦通算.333

少年漫画、MLBなど一番趣味の話が合うのがJ(4年・大川慈英)です。今日のミジオロウスキーえぐない?NARUTOはもう少しで終わるので、そしたら語り合いましょう。Jも宇宙兄弟が見終わったら教えてください。

インタビューで私が考案したJポーズが炸裂するのを楽しみにしています。

もっと仲良くなれたのではないかと少し後悔している人が逆マダックスと私の中で話題の郷原(4年・郷原怜大)です。今でも2人でよく喋るし、郷原が作るコーヒーも飲みに行きます。でも、ご飯を一緒に食べたりしたことがないので今後は勇気を持って私の方から誘ってみたいと思っています。

私たちの会話の話題はほとんどが…。おっと、この辺にしておきますか。

写真:先輩投手として後輩にお手本を見せる郷原

私を見ると変顔や奇妙な踊りを見せつけてくる、気付けばこの学年唯一の女マネ(4年・加藤珠海)がベンチ入りしたことによって、デカすぎる声が原因で怒られたアナウンスをもう聞けないと思うと悲しいばかりです。

なぜかは知りませんが来年も悩みの多い1年になりそうですね笑。やつを引き連れて飯でも食べに行きましょう。

たまみ4年間おつかれ。ありがとう。

未経験にも関わらず投手として超名門大学野球部に挑戦しようとしていた人とは遠藤(4年・遠藤雄介)のことです。このことは今まで滅茶苦茶イジってきました。

しかし、高く目標を設定できることと、そこに向かって努力を積み重ねられる自信を持っていることは見習わなければならないのかもしれません。そういった遠藤の愚直なところを尊敬しています。ここまで長期オフ前以外ずっと頑張ってきた遠藤には最後報われて欲しいので、私も微力ながら貢献できるよう頑張ります。

親しくなればなるほどありがとうやおはようを言うのが恥ずかしくなってしまうガラスのエース(4年・髙須大雅)は、裏方である私にご飯を奢らそうとするのはやめましょう。相場はエースが日頃の感謝を込めて裏方にご飯をご馳走するものです。

こんなやつですが、何故か格好良く、言葉にできない魅力があります。いつまでも応援しています。秋も授業にはちゃんと行きましょう。

ダブルゆうすけのじゃない方である彼(4年・八幡優介)とはこの1年、彼が学生コーチに転身したことと就活を共にしたことで仲を深められたと思っています。就活では法学部で身につけた短期集中を発揮し、出遅れながらもなんとか2人ほぼ同じ時期に内定をもらうことができました。八幡の内定は自分のことのように嬉しかったです。

2人とは同じ法学部でした。どうやらみんな4年で卒業できそうで安心しています。楽しかったので、もう1回くらいはご飯に行きたいです。

写真:頭を冷やす八幡

4年の秋に宮田打法を取り入れバッティングのピークが到来している唯一の02世代仲間(4年・中村凌輔)とは一緒に免許は取りにいけなくなってしまったけど、私が取ったら毎月22日に車で迎えにいって魂心家に連れ出そうと企んでいます。

いつも「石田健太浪人!ありがとう!」と呼吸をするように言ってくれます。「中村凌輔浪人いつも絡んでくれてありがとう!」

関西人の口から生まれたスラッガー(4年・瀨千皓)のもがき苦しむ姿をこの1年見ていたので慶大戦のホームランにはとても感動しました。瀨はやっぱり応援席よりも神宮のグラウンドでの姿が似合います。もっともっと打ってくれないと私の気が収まりません。

河(4年・小島大河)は天才と言われるのを嫌います。確かに彼の野球に捧げている時間量を見ると確かに天才の一言では片付けられません。

河はプレイも格好良いですが、試合前、一緒にデータチェックをするときに飛び出る発言も格好良いです。私の”心のノート”にメモってある彼の名言を少し紹介したいと思います。

① 大谷翔平?俺のライバルだから。

― 大谷が50-50を達成した際、大谷すごいねと言ったのに対する返答

② 普通。試合は俺の指一つで全部コントロールできるから。

― 今秋の慶大1回戦の試合のスコアの予想を的中させた際

これくらいにしておきます。ごめん小島。怒らないで。

うちのキャップ(4年・木本圭一)は多分この学年のNo.1ガキです。バッティングの待ち時間にバットで人を小突いたり、ケツを触ったりするのはやめましょう。 

誰にも言ったことがありませんでしたが、小島と木本は私の目標としていた2人でした。野球にとても詳しく、レベルが高く、下級生の時は全然2人の話についていけていませんでした。この2人と対等に話せることを目標に一生懸命データを調べ、それを頭に入れていました。2人にとってその点はどうだったでしょうか?もし少しでもコイツ使えるなって思ってくれていたのなら、私としては大成功であり、とても嬉しいです。

同期のみんなにもカメラなど手伝ってもらうことがありました。その節は本当にありがとう。本当に手が足りていなかったので、みんなの力がなければ確実に私たちはパンクしていました。

ただ、天気の情報とか撮影者の名前、意気込みを試合前に音声入れてくるやつがいたけどそれは要らなかったよ!

ここに書ききれなかった同期のみんなも本当にありがとう。みんなそれぞれと話したいことはあるけれど、多分恥ずかしくて直接は言い出せないです。念じておくのでなんとか受けってください笑。

野球を続けるみんなは身体に気をつけて、カブスのJ.ターナーくらい長く野球を続けてください!

家族へ

これだけ長いブログでも家族なら読んでくれるだろうと信じて後回しにしてしまいました。LINEとかでリアクションは送ってこないでください。そっと心の中にしまっておいていただけると幸いです。 

姉へ

まず、結婚おめでとう。末長くお幸せに! 

就活、受験の時にくれた御守りが心の支えでした。近すぎず遠すぎず、でもしっかりと応援してくれているというのは伝わってきていました。ありがとう。姉ちゃんがこの家のリーダー感があるので、今後も家族をまとめ上げて欲しいです。稼げるようになったら何か恩返しをさせてください。

弟へ

大輔が試合で投げている姿を最後に観に行くことが出来て本当によかったです。野手のみんなが「ナイスピッチャー」ではなく「だいちゃんいいよ〜」とか「だいちゃんファイト!」と名前を呼んで声をかけてもらっている姿をみて、信頼を得ているのだなと嬉しくなりました。名前を呼ばれると言うのはとても大切なことで、大輔が真面目に野球に取り組んできたのが周りに伝わっているからだと思います。

進路についてはよくわかりませんが、大学の野球部で裏方をやりたいと先日会った際に言っていました。本当に私の影響を大に受けていますね笑。大変なこともあるけど面白い世界です。応援しているよ。

母へ

半一人暮らしのような寮生活で母親への感謝の気持ちがより大きくなりました。今振り返ると常に私に寄り添ってくれたのは母親だったし、何かと決めたがりの私の意思をいつも尊重してくれました。母親の意志をしっかり引き継いで浪人をした私ですが、これは遺伝子のせいとさせてください。

感謝の気持ちは文章では表しきれません。これから少しずつ恩返ししていきます。潤んだ目を拭って、これからも私の人生を見守ってください。

父へ

この4年間は父親の偉大さを痛感するばかりでした。あなたの鉄板トークである神宮で投げて打たれた話も今では、あの舞台に立ったという事実から尊敬の二文字しかありません。

浪人したことによる負担に対する恩返しという意味も、私が野球部に入る選択をした理由の1つとしてありました。中央を選ばず明治を選んだことの申し訳なさはありますが、この4年間は少しでも恩返しになったでしょうか?六大学野球を楽しんでくれたでしょうか?

「金だけ出していればいいんだよ。俺は。」とかを口癖のように言っているけど、家族の誰もそんなことは思っていません。健康に気をつけて長生きしてください。長生きしないとお金も出せませんよ笑。

頑張って各方面への感謝とメッセージを書いてみました。

ショート動画が流行るご時世的にこんな長い文章はもう誰も読んでくれていないかもしれないですが、私の気持ちが皆様に届いていれば幸いです。自分への感謝の気持ちを忘れているぞ!っていう人がいたら教えてください。

終わりに

改めて振り返ると、この4年間は本当に貴重な時間でした。毎日が単調だった浪人時代と比べると、とても刺激的で、唯一無二の経験を数多く積むことができました。

改めまして、この機会をくださった皆様、そして大学野球を通じて出会ったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

さて、次回は広澤克実さんと同じ野球脳を持つと豪語し、他大学でも不調な選手を見るとアドバイスをしてあげたいと語るほど寛大な心を持つ中薗くん(4年・中薗遼太郎)です。彼の本塁打予報は必ず当たります。

唯一欠点を挙げるとするなら、寝過ぎてしまうところです。とにかく寝てしまうのです…。

私は彼に頼りっぱなしで、大人との関係や取材などを全て押し付けていました。チーム愛が強くて、人との関わり方が上手で、私に足りない部分を全て持っています。おそらく、私に対しても相当気を遣ってくれていたと思います。感謝しかありません。4年間ありがとう。

明日もお楽しみに!