【Weekly MGR】vol.156~台湾遠征~
こんにちは!4年マネージャーの成瀬かおり(スポ・千種)です。
二十四節季のひとつである「大暑」は、7/22頃から8/6頃までを指し、一年で最も暑さが厳しい時期とされます。今はまさに、大暑真っ只中。正直、8/6を過ぎても暑さが和らぐことはなさそうですが、暦を信じて「あと少し経てば涼しくなる!」と自分に言い聞かせて、なんとか日々を乗り切ろうと思います。
今回のWeekly MGRでは、頂新和德文教基金会の招待により、7/16(水)~7/18(金)に実施した台湾遠征についてお伝えします!昨年に続き3度目の実施となった台湾遠征は、野球教室の開催が主な目的でした。また、台湾プロ野球の観戦や、早稲田大学台湾オフィスの方に観光地や伝統文化を紹介していただくなど、充実した3日間となりました。
本年の台湾遠征には以下の5名が参加いたしました。
小澤周平(4年・内・スポ・健大高崎)
田村康介(4年・内・商・早大学院)
石郷岡大成(4年・外・社会・早稲田実)
井上彩希(4年・マネ・スポ・金沢泉丘)
越井颯一郎(3年・投・スポ・木更津総合)

到着後、台北松山空港で撮影した1枚。
写真左から 田村、石郷岡、小澤、越井
それでは、3日間の様子を紹介してまいります!帯同した井上マネージャーより、それぞれの出来事を詳細に教えてもらいました!
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7/16(水)
○東山小学校での野球教室
彰化県にある東山小学校へ行きました。野球教室の前に、学校見学をさせていただきました。校内にはバッティング練習ができる設備がありました。韓国から輸入したもので、なんと1,500万円もするとのこと。小学校にこのような設備があることに、皆驚きが隠せない様子でした。

写真 小澤
野球教室では、ポジションごとの守備練習とバッティング練習に分かれ、それぞれ大学生が指導しました。通訳を介して教えていたのですが、最後はやはり感覚的な指導になるそうで、終盤には、通訳を介さず、身振り手振りで熱心に教える様子がありました。

写真 越井
投手陣に投げ方の指導をする越井です。持ち前の明るさで場を盛り上げ、小学生も楽しそうに練習していました。小学生たちは皆とても元気で、溌剌とした姿に元気をもらいました。

○斗六棒球場で台湾プロ野球の観戦
WBSCプレミア12やアジアウインターベースボールリーグ等、国際大会の会場として利用されている斗六棒球場で、味全ドラゴンズ 対 台鋼ホークスの試合観戦をしました。台湾プロ野球は、日本のプロ野球と応援方法が異なっており、チアリーダー主体で行われます。内野席にはチアリーダー専用の台があります。球団の方曰く、球場に来ている人の半分くらいはチアリーダーを見に来ているとのことでした。普段とは異なる観戦体験に、皆ワクワクしていました。

7/17(木)
○忠實第見学。成美文化園の成美藝廊及び庭園訪問、伝統工芸品作り体験
彰化県の永靖郷を訪れました。昔の台湾の人の生活を学ぶことのできる、忠實第を見学しました。集合住宅のような古い建物で、一部には今も人が住んでいます。現地の人の生活を知ることができ、学びのある訪問となりました。

写真左から 田村、石郷岡

成美文化園 成美公堂での集合写真
続いて、台湾の伝統工芸である「纏花(てんか)」を模した工芸品制作体験を行いました。永靖郷産の糸を使い、普段使いのできるストラップを作りました。細かい作業であったため、皆黙々と取り組んでいました。完成品はこちら!

写真 石郷岡
○福林小学校での野球教室
台北市にある福林小学校へ行きました。ここは台湾の中でも強いチームとのことで、このチームで野球をやるためにこの小学校に入る子もいるそうです。前回と同様、ポジションごとに分かれて指導を行いました。2回目ということもあり、大学生も徐々に慣れ、より気を配って指導する様子がありました。徐々に仲良くなっており、終了後には写真撮影やサインを求められていました。

写真 小澤

写真 石郷岡

7/18(金)
○国立台湾大学見学
台北市にある国立台湾大学は、台湾でトップレベルの大学です。大学内の図書館を見学させていただきました。

図書館には、「台湾野球の父」と呼ばれる、謝國城さんに関する展示スペースがありました。ご子息である謝南強さんは、早稲田大学台湾校友会最高顧問を務められており、謝國城さんの意思を受け継ぎ、台湾野球の発展に尽力されています。謝南強さんは早稲田大学野球部と深い繋がりがあり、2001年に野球部が創部100周年を迎えた際、安部球場までお越しいただき、記念楯を贈っていただきました。展示スペースの中には、小宮山監督が大学時代に台湾を訪れた際に書いたサインが飾られており、小宮山監督は感動していました。昔から続く早稲田大学野球部と台湾の縁を感じることができ、私たちも感慨深い気持ちになりました。
最後に、台湾遠征に参加した部員から思い出を聞きました!
石郷岡
「野球教室に参加してくれた小学生は、みんな素直で良い子でした。みんなレベルが高く、教えたことをすぐ実践してくれ、飲み込みが早いなと思いました。斗六棒球場での台湾プロ野球観戦では、応援にとても力が入っていると感じました。熱狂的なファンが多く、日本のプロ野球と雰囲気の違いも感じ、楽しかったです!日本では味わえない貴重な経験をたくさんすることができました。」
井上
「台湾の色々な場所を訪れましたが、どこの人もとても優しく、良い思い出がたくさんできました。また、異国の地であっても、野球というスポーツを通すことで、言語や文化、年代の壁のない空間となり、大変有意義な時間を過ごすことができました。また訪れたいです!」
越井
「1日目と2日目は、台湾出身のアレンさん(黃鼎仁・R7卒)がついてくれました。アレンさんと久しぶりに会えて嬉しかったです!自由時間に、アレンさんがみんなを夜市に連れて行ってくれました。台湾名物の臭豆腐は、やはり匂いがすごかったです。挑戦しようと思いましたが、断念しました(笑)」
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以上になります。
ブログを書くために、井上マネージャーはじめ参加者たちに色々と話を聞いたのですが、皆充実した表情で話してくれたことが印象的でした。野球教室の開催が目的であった台湾遠征でしたが、それ以上に彼らは多くの経験や学びを得たと思います。今後も早稲田大学野球部と台湾の縁を繋げていくことができるよう、私たちにできることを続けてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!