【Weekly MGR】vol.157~高麗大学校定期戦・レセプション~
こんにちは!3年マネージャーの千葉海翔(教育・盛岡一)です。
記録的な猛暑が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?最近は暑さのあまり外に出るのが憂鬱で、「暑い」が口癖になっています。弊部は4日より新潟県の南魚沼市でキャンプを行います。「涼しい」や「寒い」が口癖となるような冷涼な気候となることを祈るばかりです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さて今回のWeekly MGRでは7/29(火)に行われた高麗大学定期戦・レセプションの様子をお届けいたします。
高麗大学校とは、1973年より学術提携を結び、学生間の交流を活発に行っています。部活動においても交流が盛んで、野球部との定期戦は2011年から開催されています。交互に両国を訪問しており、昨年は韓国で、今年は日本での開催となりました。
昨年の定期戦の様子はこちらよりご覧いただけます。
それでは早速、定期戦から振り返っていきましょう。
試合前のセレモニーでは、両チーム主将がペナントを交換し、互いにエールを送りました。

先発マウンドには、髙橋煌稀(2年・投・スポ・仙台育英)が上がります。初回はヒットを1本許しますが、落ち着いた投球で初回を無失点に切り抜けます。
しかし2回、試合が動きます。中軸の5・6番を連続三振で仕留めましたが、二死から走者を出し、続く打者にセンターの頭を大きく超える二塁打を浴び、先制されます。さらに死球でピンチを広げますが、何とか踏ん張って最少失点で切り抜けます。3回以降は立て直し、5回9奪三振、1失点と、先発の役目をしっかり果たし、マウンドを降りました。

髙橋煌
反撃の口火を切ったのは2回裏でした。先頭・清宮福太郎(4年・外・社会・早稲田実)がきっちり安打で出塁すると、髙橋海翔(2年・内・スポ・浦和学院)の送りバントが相手投手の悪送球を誘い、すぐさま同点に追いつきます。そして、続く吉田瑞樹(4年・捕・スポ・浦和学院)がセンターに鋭い打球をはじき返し、勝ち越しに成功しました。

清宮

髙橋海

吉田瑞
勢いそのままに迎えた4回は、まさに圧巻のビッグイニングとなりました。3連続四球で満塁とすると、相手守備の乱れに乗じ、渋谷泰生(4年・内・スポ・静岡)・清宮の連続適時打を含む打者一巡の猛攻を加え、一挙9点を叩き出し、試合の流れを完全に引き寄せます。

渋谷
6回にも髙橋海がライトスタンド中段へ突き刺さる豪快な一発を放つと、さらに大内碧真(3年・内・スポ・浦和学院)が適時三塁打を放つなど、この回も6点を追加しました。7回にも着実に4点を加え、勝負を決定づけました。

大内
投手陣は6回から池淳史(2年・投・文・早稲田実)、佐宗翼(1年・投・スポ・星稜)、倉光条(3年・投・教育・早稲田実)の継投で相手の反撃を封じました。

池

佐宗

倉光
最終的には22-3で勝利し、定期戦の通算成績を6勝3敗1分けとし、勝ち点を伸ばしました。
試合後は大学キャンパスに移動し、両校の関係者や選手たちが交流を深めました。高麗大学校の選手たちは日本語をたくさん覚えてきてくれており、その努力が会話の中で随所に光っていました。また、翻訳アプリを使って互いの言葉を伝え合う場面もあり、言語の壁を越えた温かな交流が広がりました。どのテーブルからも笑い声が響き、あちこちで笑顔がこぼれる、賑やかな時間となりました。

写真奥から 渋谷、前田健伸(4年・内・商・大阪桐蔭)、清宮

写真奥から 冨田大地(4年・学コ・スポ・日立一)、黒﨑将太(4年・捕・文・國學院久我山)、椎名丈(4年・外・教育・早大学院)

写真左から 山根潤太郎(3年・内・教育・鎌倉学園)、倉光条(3年・投・教育・早稲田実)

写真奥から 湯浅桜翼(1年・内・スポ・仙台育英)、德丸快晴(1年・外・スポ・大阪桐蔭)
応援部の皆さんにも駆けつけていただき、迫力ある応援を披露していただきました。多くの高麗大学校の選手は初めて早稲田の応援だったようで、その新鮮さに目を輝かせる姿が印象的でした。大きな声で校歌を歌う人や、カメラを向けて熱心に撮影する人など、皆さん興味津々でした。

早稲田大学応援部によるスペシャルステージ
最後に参加した部員に高麗大学定期戦・レセプションを通じた感想を聞きました。
尾瀬雄大(4年・外・スポ・帝京)
印象に残っているのは日焼け止めの塗り方です。高麗大学校の選手たちは、顔が真っ白になるくらい塗っていて、最初は驚きましたけど、「そこまでやるんだ!』って感心しました。おかげで、自分も真似してたくさん日焼け止めを塗るようになっちゃいました(笑)
渋谷泰生
高麗大学の選手たちは体つきが良く、力強い打撃が印象的で、守っていて守りづらかったです。外野の深いところまで運ばれる打球も多くて、その迫力には驚かされました。一番嬉しかったのは、試合中も試合後も、選手たちが積極的に話しかけてくれたことです。日本語や英語、時にはジェスチャーも交えながら、笑い合って交流できました。おかげで会場はずっと温かい空気に包まれていましたし、本当に楽しい時間でした。
髙橋煌稀
日本の大学生と比べると、パワーがありました。高めに浮いた球は、一発で持っていかれそうな雰囲気があったので、とにかく低め低めに丁寧に投げ分けることを意識しました。
試合を通して仲良くなれた選手もいて、交流の中で韓国語も少し覚えることができました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上になります。
日本の大学とのオープン戦では味わえない独特の雰囲気の中で、高麗大学校の選手たちから多くのことを学ばせてもらい、非常に貴重な経験となりました。今回得た学びや刺激を今後の糧にしつつ、両校の交流がこの先もずっと、何十年先まで続いていってほしいと思っています。

弊部は明日から南魚沼市でキャンプを行います。残り約1か月後に迫った秋季リーグ戦に向けて、鍛錬を積み一回り大きくなった早稲田をお見せできるように部員一同精進してまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もお楽しみに!!