【Weekly MGR】vol.159〜次世代育成大学野球サマーリーグ振り返り〜
こんにちは!2年マネージャーの林田真依(スポ・早稲田佐賀)です。
8月も半分をすぎ、秋季リーグ戦まで1ヶ月を切りました。4年生と迎える、最後のリーグ戦です。お世話になった4年マネージャーの先輩方に恩返しをできるよう、私も自分ができることを精一杯やって、秋季リーグ戦を迎えようと思います!
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さて、今回のWeekly MGRでは、8月7日(木)から8月11日(月)に新潟県で行われた、次世代育成大学野球サマーリーグの様子と、活躍した3名の選手へのインタビューをお届けいたします。
サマーリーグとは、1,2年生主体の大会で、下級生の試合経験を積むことを目的に、2015年から開催されています。試合を行うだけでなく、地域貢献プログラムを実施して、参加校、開催地双方の「ひとづくり」に寄与することを目的としています。
今大会は、新潟県内の8つの高校と県内外の9つの大学が参加し、5日間に渡り3つの球場で試合を行いました。
まずは、試合を振り返ります。
8月8日(金)
○早稲田大学 7-2 立教大学(三条パール金属スタジアム)
R 000 010 010=2
W 051 000 01X=7
【戦評】
1回表 この日先発のマウンドに上がったのは、小野田詔太(2年・投・法・早大学院)。高校時代は軟式野球部という少し異色な経歴を持つ彼ですが、立教打線相手に5回1失点と、粘りの投球を見せてくれました。
2回裏 試合が動いたのはこの回。先頭の佐藤寛也(2年・外・政経・早大学院)がレフトへのヒットで出塁すると、続く江﨑大耀(2年・捕・社会・早稲田実)、荘川真基(2年・内・文・広島城北)、渡邊康平(2年・内・スポ・岡山城東)、金子大智(2年・内・文構・松本深志)、湯浅桜翼(1年・内・スポ・仙台育英)、黒須真太朗(2年・外・人間・日大鶴ヶ丘)がヒットや四球で6者連続で出塁をし、一挙5点を奪います。
3回裏 一死一三塁の状態から、金子のファーストゴロの間に1点を追加します。
5回表 ここまで無失点に抑えていた先発の小野田ですが、四球やヒットが絡み、1点を失います。
8回裏 3回以降無得点が続いた早稲田打線ですが、金子が四球で出塁すると、続く湯浅のライト線への三塁打で、1点を追加します。
9回表 8回からマウンドに上がった齋藤士龍(2年・投・文・早稲田実)が三者凡退に抑え、ゲームセットとなりました。

(9回を三者凡退で抑えた齋藤士)
この日はダブルヘッダーで、2試合目は筑波大学と戦いました。
○早稲田大学 4-2 筑波大学(三条パール金属スタジアム)
T 001 000 010=2
W 000 102 01X=4
【戦評】
1回表 先発投手を任されたのは、籔下颯(2年・投・法・早稲田佐賀)。籔下と私は同じ高校の同期で、私はアナウンスをしながら試合を見ていたのですが、久しぶりに彼が試合で投げている姿を見ることができ、胸が熱くなりました。この回、先頭打者がエラーで出塁となるも、その後は三者凡退と、幸先のいいスタートを切りました。

(先発投手の籔下)
3回表 連打を浴び、1点を先制されます。
4回表 この回から、安東明将(1年・投・スポ・早稲田佐賀)がマウンドに上がり、籔下との早稲田佐賀リレーとなりました。安東は、4回、5回を無失点で抑えました。
4回裏 高崎亘弘(1年・内・教育・早稲田実)のヒットや相手のエラーが絡み、1点を返します。

(4回にヒットを放った高崎)
6回裏 荘川の力強くセンターへ抜けるヒットで、2点を追加します。
8回表 この回から松本優哉(2年・投・スポ・済々黌)がマウンドに上がりますが、ヒットや四球が絡み、1点を失います。
8回裏 先頭打者の高崎がヒットで出塁すると、またも荘川のセンターへの二塁打で1点を追加します。(この試合、高崎は4打数3安打、荘川は2打数2安打と、打撃面で大きな活躍を見せました!)
9回表 最終回、松本優が三者凡退で抑え、試合終了となりました。
8/10(日)
○早稲田大学 3-2 拓殖大学(三条パール金属スタジアム)
W 000 020 001=3
T 100 001 000=2
【戦評】
1回裏 先発のマウンドには佐宗翼(1年・投・スポ・星稜)が上がりますが、ヒットや四球が絡み1点を先制されます。
5回表 原口汰士(2年・外・商・早稲田摂陵)がヒットで出塁すると、中村俊瑛(1年・外・人間・滝川)、金子もヒットで繋ぎ、2点を奪います。

(5回にヒットを放った原口)

(同じくヒットを放った中村俊)
6回裏 この回から池淳史(2年・投・文・早稲田実)がマウンドに上がるも、連打を浴び、犠牲フライで同点に追いつかれます。
9回表 同点で迎えた最終回。江﨑が劇的な勝ち越しホームランを放ち、試合は勝利しました。
8/11(月)
●早稲田大学 2-8 法政大学(三条パール金属スタジアム)
H 400 202 000=8
W 000 002 000=2
1回表 この日の先発投手は、松田康生(1年・投・教育・石見智翠館)。先頭打者をファーストゴロで打ち取るも、ツーランホームランを含む連打を浴び、4点を失います。
4回表 2回、3回を無安打で抑えた松田ですが、この回に連打を浴び、2点を追加されます。
6回表 この回から安東が登板し、流れを変えたいところですが、2つの本塁打を浴び、突き放されます。
6回裏 中村俊がヒットで出塁すると、横井亮太(1年・内・スポ・高松商業)のセンターへのヒット、相手の暴投などで2点を返します。なんとか巻き返したいところでしたが、その後7回、8回、9回と無得点に終わり、敗戦しました。

(2点追加のヒットを放った横井)
試合の振り返りは以上になります。
8/9(土)にはサマーリーグ早慶戦が予定されていましたが、残念ながら雨天のため中止になってしまいました、、。早慶戦への楽しみは、秋季リーグ戦の最終週まで持ち越しとなりました。
続いて、サマーリーグで活躍した3名の選手にインタビューをしました!
1人目は、小野田詔太です。

Q.立教大学戦で先発をしてみて、どうでしたか?
A.相手の打線が強力で、回を追うごとに抑えることが困難になっていったのですが、最小失点に抑えることができて、自分の役割を全うできたかな、と思いました。
Q.大会を通して、どのような成長がありましたか?
A.先発だけでなく他の立場も経験したことで、場面に応じた投球をすることができるようになりました。また、普段の試合とは違った緊張感があり、プレッシャーの中で投げ切る強さも身につきました。
Q.今後の目標を教えてください!
A.今大会で学んだことを活かして、最終的にはリーグ戦で登板することができるように精進します!
2人目は、荘川真基です。

Q.筑波大学戦では2本のヒットを放ち、チームを元気づけてくれましたが、どのような気持ちで挑みましたか?
A.サマーリーグに向け、普段の練習から気持ちを切らさず、準備を怠らなかったことで、結果を出すことができたと思っています。
Q.大会を通して、どのような成長がありましたか?
A.試合前日や当日に、どのような準備をすれば良いパフォーマンスを発揮できるか、ということを理解できたという点で、成長を感じています。また、ロースコアで厳しい展開の試合も勝ち切ることができ、チームとしても成果を得ることができました。
Q.今後の目標を教えてください!
A.1軍メンバーに入り、早稲田大学野球部に貢献できるよう、覚悟を持って鍛錬していきます。
3人目は、江﨑大耀です。

Q.拓殖大学戦でホームランを放った時、どのような感触でしたか?
A.打った瞬間「入ったな。」とは思いましたが、まさかあの場面で自分がホームランを打つとは、思いもしていませんでした(笑)とにかく、最終回の先頭バッターだったので、塁に出ることを1番に考えて打席に入りました。ヒットを狙った延長線にホームランが出たので、とても良かったのではないか、と我ながら思います。
Q.大会を通して、どのような成長がありましたか?
A.早稲田大学野球部は、歴史も伝統もあるチームなので、最初はその重みや雰囲気に圧倒されてしまう部分がありました。ただ、今回の大会を通じて、自分もその一員として、神宮球場で公式戦のユニフォームを着るために、頑張ったことが1番の成長です。単に技術的な成長だけでなく、「早稲田の選手としてどうあるべきか」を考えられるようになったことが、今大会を通じて成長できたところだと思います。
Q.今後の目標を教えてください!
A.まずは自分にしか出来ないチームでの役割を見つけ、1軍メンバーに入ること。そして、最終的には早稲田のユニフォームを着て、神宮球場で活躍する選手になることが目標です。そのためにも、日々の練習で一つひとつ課題を潰して、鍛錬していきたいと思います。
3人とも、今回の大会で大きく成長している姿が見受けられました。彼らの今後の活躍に期待です!
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以上になります。
今大会を通じて、個人・チームとしての課題が見えたと同時に、練習してきたことを発揮できたという、達成感も得ることができたと思いました。今大会の開催にあたり、ご尽力賜りました全ての方に、この場を借りて感謝申し上げます。
1軍メンバーも新潟県南魚沼市でのキャンプを終え、東伏見に帰ってきました。全員がキャンプで出た課題、成果を秋季リーグ戦に活かせるよう、精進して参ります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに!