【僕たちが歩んだ4年間】⑱~渋谷泰生~
18人目は、渋谷泰生(内・スポ・静岡)です。

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こんにちは。渋谷泰生です。
常々より応援ありがとうございます。振り返ればこの4年間、色々なことがあったなとしみじみ感じます。1年生の頃は早く終わって欲しいと願う1日を過ごしていましたが、今では少しでも長くみんなといたいという思いに変わっています。
入学前、自分を含め何人かは少し早めに練習に参加しました。そこで最初に仲を深めたのは尾瀬(尾瀬雄大・4年・外・スポ・帝京)だったと思います。尾瀬とは別に用もないのに、練習終わりに自転車で新宿まで行きました。歌舞伎町のあの通りを夜に自転車で通ったのは今では考えられませんが、いい思い出です。
1年生は朝準備に練習補助と、厳しく忙しい日々を過ごしました。朝準備は清宮(清宮福太郎・4年・外・社会・早稲田実)と畑﨑(畑﨑一颯・4年・学コ・商・早大本庄)と共に、道具係を担当しました。清宮の投稿でもあったように、道具係で1番大変なのはどちらか、清宮と自分で常に言い争っていましたし、今も決着はついていません。だけど、福、俺はベンチの消化器の置き忘れ何回も気付いてカバーしてたよ。蜘蛛の巣も。自分の仕事だけじゃなくて、福のカバーもして大変だったなぁ。畑は、不毛な言い争いに参加せず、黙々と仕事をしていて大人だと思います。
ここで、大変な日々を共に過ごした東京ステイ(学生寮)のみんなに感謝したいです。朝準備や練習補助など、大変だったけど、みんなと一緒にご飯を食べて、一緒に風呂に入って、多くの時間を過ごしたことで乗り越えてこれました。ありがとう。中澤(中澤凱・4年・投・社会・早大学院)とは、練習から帰ってきて、ご飯が先かお風呂が先か、1度も意見が合いませんでした。別に一緒に行動しなきゃいけないわけではないのですが、ごねるので、仕方なく合わせていました。帰ってきてすぐに動けばいいのに、キリのいい時間でしか動けないようで、10分になったらとか、15分になったらと言って人を待たせていました。普通に迷惑でした。山口力樹(4年・内・スポ・早稲田佐賀)には色々と今までの常識を覆されました。価値観が広がりました。ステイのみんなは今でも特別な存在です。ありがとう。
野球の方は2年生、3年生となかなか立場が変わりませんでした。AチームとBチームを行ったり来たり、モチベーションを保つのが難しい時期もありました。朝が来るのが嫌だったことも、怪我して休めないかな、とか考えたこともありました。でもこの4年間、練習に出続けたことは、みんなからしたら別に大したことじゃないかもしれないですが、あの頃の自分を考えると、よく頑張ったと思います。
そんな時にターニングポイントとなったのは、3年生の夏頃です。セカンドからショートにポジションを変更しました。1からということもあり、自分の中で覚悟が決まりました。しかし、ショートを守るのは大変苦労しましたし、悩むことも多かったです。なぜ思ったところに投げられないのか、本気で悩みました。みんなができできてなぜ自分はできないんだろうと、何度も思い詰めました。でも、できないなら量をやるしかなかったみたいで、結局はどれだけやったかが自信になり、その自信がプレーを後押ししてくれました。監督、コーチ、先輩、同期、時には後輩まで、多くの人にアドバイスをもらいました。ご指導くださった方々、ありがとうございました。少しは成長したと思います。また、ショートのポジションを守るにあたって、オフでもノックに誘ってくれて、やる気に火をつけてくれた大西(大西創志・4年・学コ・人間・城北)には感謝しています。ありがとう。そして、こちらから何度もお願いして、長い時間自主練習に付き合ってくれた中島(中島稜太・4年・学コ・人間・桐朋)、畑﨑にも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。
ついに、3年秋にはベンチ入りすることができました。スタンドではなくグラウンドから見る早慶戦は圧巻でした。こんな中でプレーできるなんて幸せだなと、出ていないながらも感じました。4年生の春には、優勝することができ、心の底から喜びました。一方で、全日本選手権で負けた時には、悔しい思いでいっぱいでした。試合に出ている身として責任を痛感しました。この秋、4連覇がかかっています。どんな状況でも、やれる事をやって優勝を掴み取ろう。練習のサポートをしてくれている後輩たち、いつもありがとう。全員で優勝しよう。
巡り合った全員に感謝です。

<主将、副将、学生コーチ、オフを過ごした仲間へ>
小澤(小澤周平・4年・内・スポ・健大高崎)は、頼れるキャプテンです。みんなを引っ張ってくれてありがとう。入部当初から同じ内野手として意識していました。負けたくない思いでここまでやってきました。この前、野球部の1年生ばかりいる授業に出席して、なんかビビられてた気がするって言ってたけど、ちょっと気づくのが遅いですね。良い意味で威厳があるってことです。
吉田(吉田瑞樹・4年・捕・スポ・浦和学院)は、チームの柱だと思います。信頼してます。野球の事を話しだすと止まらないのに、ゼミでは全く話さないのはなぜでしょう。一緒に卒論頑張ろう。
前田(前田健伸・4年・内・商・大阪桐蔭)は、よくご飯に誘ってくれます。行きたいと思ってたっしょって言われるけど、別に、な時もあります。送球カバーありがとう。
松江(松江一輝・4年・内・人間・桐光学園)は、熱い男です。野球も学業も全力で取り組んでいて尊敬します。何かあると、目を輝かして話してくれます。楽しい話、いつでも待ってます。
大西は、新人監督という大変な立場でチームを引っ張ってくれてありがとう。ドライブもありがとう。
畑﨑は、練習終わりいつも部屋に来て寝ています。よく人の部屋で一瞬で寝れるね。
中島は、いつも笑っていて素晴らしいです。みんなに好かれてます。個人的に言いたいことは山ほどあります。
3人とも嫌な顔せずにノックを打ってくれてありがとう。
冨田(冨田大地・4年・学コ・スポ・日立一)は、4年ピッチャー陣には手を焼いただろうけど、ここまでチームを引っ張ってくれてありがとう。あと、何回かノックも打ってもらいましたね。
飯島(飯島周良・4年・学トレ・教育・早大本庄)にはトレしてないってよく注意されました。一番ちゃんとやってたんだけどね。飯島のようなムキムキの体が欲しいです。
個人的に、梶田(梶田笙・4年・投・スポ・早稲田佐賀)とは多くのオフを過ごしました。ご飯を食べに行こうと誘ってきたり誘ったりするものの、30分くらいはお互い、どうする?しか言ってないですね。時間を決めてもどちらかは来ないし、でもそのくらいの関係性が楽です。これからも誘ってください。
田村(田村康介・4年・内・商・早大学院)とは、リーグ戦前夜に外食するのがルーティンです。グラウンドでは三遊間で傷を舐め合いましたね。こっからも一緒に頑張りましょう。


写真左から 梶田、中島、渋谷
<家族へ>
父、母ともに野球とは無縁だったのに、色々なサポートありがとう。幼い頃は母とよくキャッチボールをしました。少し大きくなってからは父とよくキャッチボールをしました。二人とも自主練習に付き合ってくれて、悩んでる時にあーだこーだ言わずに見守ってくれてありがとう。全く分からないだろう野球の世界で、15年間、好きなように野球をさせてくれてありがとう。
妹へ
不自由な思いをさせました。小学生の時は、チームの人数が足りないからってライトを守ってもらったし、遠征に毎回ついてきてくれたし、土日を毎回潰して悪かったと思ってます。良い結果が出た時にいつも喜んでくれて、嬉しいです。野球を頑張る姿を見せる事だけが自分にできる事だと思っています。これからも仲良くしてください。
最後に、この4年間は大きな財産になりました。仲間と乗り越えた困難、上手くいかない歯痒い思い、報われた瞬間、色々な感情を味わいました。人として成長できたと思います。仲間に恵まれて、本当に幸せでした。
みなさん最後まで読んでいただきありがとうございました。優勝に向けて、必死に戦います。これからも応援よろしくお願いします。よくドンマイを言い合う田村康介に回します。