フリーパス付きアプリ 2025年度版 販売中!
BIG6 BLOG LEAGUE

早稲田大学
野球部ブログ

主将 小澤 周平
  • TOP
  • 【僕たちが歩んだ4年間】㉓~成瀬かおり~

【僕たちが歩んだ4年間】㉓~成瀬かおり~

23人目は、成瀬かおり(マネ・スポ・千種)です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4年マネージャーの成瀬かおりです。
昨日の中島稜太(4年・学コ・人間・桐朋)から、鮮やかな黄色が似合うと言ってもらいました。特に好きな色が無かったので、これからは黄色と言おうと思います。中島の優しすぎる人柄が溢れた素敵な文章なので、まだお読みになっていない方はぜひご覧ください。

私が野球と出会ったのは、みんなよりも随分遅い高校1年生の時です。人の為に動くのが好きだったので、高校では運動部でマネージャーをしたいと考えていました。ある日の昼休み、陽キャで有名だった野球部の先輩が部活見学の勧誘に来ました。その人があまりに面白くて気になったので、野球部の見学に行ってみることにしました。野球のルールは全く分かりませんでしたが、雰囲気が良いなと感じ、この部活の一員になりたいという気持ちで野球部への入部を決めました。私が野球部へ入部するきっかけとなったその先輩は、慶應で野球をしたいと言っていました。陽キャ中の陽キャで、学校中の人がその人のことを知っていて、背番号6でピッチャーもこなしていた先輩は、何度か受験したのち、慶應ではない大学に行き、持ち前のコミュ力で世界中を旅して、外資系エリート街道を進んでいくそうです。この偶然の出会いが、私の人生を大きく動かしてくれました。
高校では楽しいことも大変に思うこともたくさんありましたが、毎日が充実していました。人や組織の為に動くことが好きだったので、その一端を担えていることが嬉しかったです。

早稲田大学に合格してから、野球部へ挑戦するか考え始めました。大学野球という世界は全く無知で、早稲田大学野球部には「すごいところ」という漠然としたイメージしか持っていませんでした。もっと広い範囲で野球に携わりたいと考えていたのと、厳しい組織に身を置いて、自分がどこまでやれるのか試したいという思いがありました。書いては消してを繰り返して、緊張しながら入部希望のメールを送ったことを今でも鮮明に覚えています。面談の機会を設けていただき、マネージャーの先輩から「思っているより大変なところだから、やめたほうがいいよ(意訳です)」と言われ、野球部への入部を決心しました。元来負けず嫌いな性格で、「そこまで言われるなら」と思いました。

野球部では色々な人と出会いました。下級生の頃は先輩という概念が怖くて、同じ人に何度も挨拶をしていました。怖いと思っていた先輩方は良い人ばかりで、特にマネージャーはじめスタッフの方々は、色々な話をしてくださったり、ご飯に連れて行ってくださったりしました。当時は女子部員が3人しかいなかったのもあり、みなみさん(藤田南・R7卒)と同期の彩希(井上彩希・4年・マネ・スポ・金沢泉丘)とずっと一緒にいて、色々な所へ行って沢山お喋りをしていました。ずっと先輩たちの後輩でいたかったです。

写真左から 成瀬、柴垣敬太朗(R6卒)、藤田、井上、中原由信(R7卒)、緑川悠希(R6卒)、神田航(R7卒)、北嶋晴輝(4年・マネ・スポ・早稲田佐賀)

私たちの代は、個性的で変な人が多いです。でも魅力的で憎めなくて、素敵な人ばかりな自慢の同期です。色々と口うるさく迷惑を掛けましたが、こんな私を受け入れてくれてありがとう。日常が思い出になってしまうのは寂しいですが、このキラキラした記憶は、これからの人生を歩む糧になるのだと思います。沢山の素敵な景色を見せてくれてありがとう。これまでで一番の景色をみんなで見るために、あと少し、全力を尽くします。

写真左から 北嶋、成瀬、飯島周良(4年・学トレ・教育・早大本庄)大西創志(4年・学コ・人間・城北)

同期のマネージャーである彩希と晴輝には、どれだけ感謝を伝えても足りません。彩希、どんな時も、こんな私と一緒にいてくれてありがとう。社会人になったら日々のしょうもない出来事を報告する相手がいなくなってしまうので、今からとても焦っています。晴輝、沢山の責任を背負ってくれてありがとう。これから野球部関係の面倒な事は全部引き受けるので、晴輝の好きなように生きてください。2人が同期で本当に幸せでした。

写真左から 北嶋、井上、成瀬

可愛い後輩もたくさんできました。選手・スタッフ、メンバー・メンバー外、色々な立ち位置で頑張っているみんなの努力が報われることを、これからも強く願っています。
応援部の皆さん。皆さんのことを心の底から尊敬しています。学年が上がるにつれて関わる人も増えて、神宮で会うと手を振ってくれたり声を掛けてくれたりするのがとても嬉しかったです。どうか最後の瞬間まで、皆さんの力を貸してください。
OBの方々、様々な機会でお世話になった方々、そして首脳陣の皆様。挙げたらキリがないほど多くの方にお世話になり、沢山のことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。どの出会いを取っても、今の私はいません。良縁に恵まれたこの4年間が、人生のターニングポイントになると確信しています。

これまでを振り返ろうとすると、とめどない思いと文字が溢れてしまうので、この辺りで抑えさせていただきます。思い出に浸りたい気持ちを闘志に換えて、明日も最善の準備をして試合に臨みます。


明日は、いつでも笑顔が眩しい、愛称は「はたけ」、どこでもすぐ寝る畑﨑一颯(4年・学コ・商・早大本庄)です!