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【僕たちが歩んだ4年間】㉗~山口真央~

27人目は、山口真央(投・社会・早大学院)です。

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こんにちは。森田からバトンを受け取りました、成田凌の面影もない山口真央です。あと2週間弱で22歳の誕生日を迎えます!ありがとうございます!藤原さん(藤原尚哉・R6卒)、澤村さん(澤村栄太郎・R6卒)、もしこのブログを読んでいて予定が空いていたら連絡ください!久しぶりにみんなで帰りたいです。きたじー(北嶋晴輝・4年・マネ・スポ・早稲田佐賀)彩希ちゃん(井上彩希・4年・マネ・スポ・千種)かおり(成瀬かおり・4年・マネ・スポ・千種)も予定が合えばみんなでいきましょう。

そんなことはさておき、4年間を振り返るいい機会をいただいたので、いま感じていることを包み隠さず、ありのままに書きたいと思います。少しどころかだいぶ長くなってしまいましたが、読んでいただけると幸いです。もちろんアンチコメントも歓迎です。

新人集合日の前日、学院組のみんな(椎名(椎名丈・外・教育)田村(田村康介・内・商)中澤(中澤凱・投・社会))とご飯に行ったことが最初の思い出です。しかしそれ以降、今日に至るまで4人揃ってご飯に行った記憶がありません。(決して仲が悪いとかではありません!)引退したらみんなで行きたいです。そんな懐かしい思い出の次の日に待ち構えていたのは、地獄の1年生ランでした。みんな一生懸命走っていましたが、私はなるべく走らないようにするためにどうすればいいか、本気で考えていました。それが功を成したのか、あまり声を大にして言えませんが、ちゃんと完走したのは片手の指で足りるほどだった気がします。みんなごめんなさい。梶田(梶田笙・4年・投・スポ・早稲田摂陵)くんが私を学年で1番サボリ魔だと投票している理由がそれかもしれません。それ以外は毎日補助をしていた記憶と、雄大(尾瀬雄大・4年・外・スポ・帝京)がいつの間にか私の部屋で寝ていた記憶しか残っていません。

2年生になると、実戦練習にも参加させてもらえるようになり、なんの因果か春のフレッシュトーナメントで先発するところまで上り詰めました。川内さん(川内脩平・R7卒)、石原さん(石原壮大・R7卒)ありがとうございます。神宮のマウンドに上がった時のことはあまり覚えてません。ただ、経験値のなさやメンタルの弱さがもろに出て、チームは勝ちましたが、いい投球ができなかった悔しさだけが残りました。夏のサマーリーグやその後の実戦練習でもそれなりの結果を残したことで、秋のフレッシュトーナメントでまた先発する機会をいただきました。春の悔しさを秋のマウンドで晴らしたいと思って登った神宮のマウンドでしたが、結局5回も投げ切ることもできず、チームも敗戦し、自分の実力のなさも実感しました。久しぶりに本気で悔しいと思いました。しかしながら、そのすぐ後のオータムリーグで雀の涙程度の結果を残したことで、新チームからAチームに上げていただきました。

新チームからAチームでスタートした私ですが、思い描くものとは程遠い現実が待っていました。冬から春にかけて、自分の技術不足と調子が上がらないダブルパンチをくらい、浦添キャンプでは何もなし得ることができませんでした。その後もAチームで投げる機会はいただいていたものの、その機会を生かすことができず、あっという間に自分たちの代になりました。この1年間は本当にあっという間でした。渋谷(渋谷泰生・4年・内・スポ・静岡)がサウナに入っていられる時間くらい短く感じました。力樹(山口力樹・4年・内・スポ・早稲田佐賀)の髪の毛よりは長いです。

ラストイヤーもAチームでプレーするチャンスをいただきました。何も結果を残すことができていない自分にとってのラストチャンスでした。残された時間が少ないことに対する焦りと、絶対に結果を出すんだという強い気持ちが自分を支配し、人生で一番練習したと思います。寝ても覚めても学校に行っても、オフを過ごしていても野球のことを考える日々が久しぶりに訪れました。その気持ちの強さ故なのか、冬前に初めて腰を怪我しました。ここで怪我人としてAチームから離れると、浦添キャンプに間に合わなくなることは明白だったので、治療しながら練習を続けることを選びました。鏡に映る自分の腰に注射の跡がいくつも残っているのを見て、ちょっぴりどころかだいぶメンタルがやられたことを昨日のことのように思い出します。そして当然のことながら、レベルアップをするための練習から怪我を気にかける練習にシフトチェンジしてしまっては上達するはずもなく、いい結果を残せるはずもありません。怪我を気にせず練習ができるようになった時にはもうすでに遅し、結果も散々なもので余裕でBチーム落ちしました。怪我を言い訳にしたくはありませんが、この時ばかりは運の悪さを呪いました。さらに、このタイミングで就職活動なども始めたことも重なり、野球ファーストの生活が徐々に離れて行きました。しかし、これまで取り組んで来たものを無駄にしたくないという思いの1点で、その後もう一度練習に励みました。夏には南魚沼キャンプにも参加させていただき、偶然に偶然が重なりまくり全早稲田戦で登板させていただきました。打たれて悔しい気持ちと同時に、この登板がこれまで頑張ってきたボーナスステージのようにも感じてしまいました。そんなことを思ってしまう自分が非常に悔しくて、情けなくて、でも限界なのかもしれないと悟りました。

あれよあれよと始まった最後のリーグ戦ですが、もう残り1カードしかありません。みんなとグラウンドでほぼ毎日顔を合わせる日々が終わってしまう現実を、未だに信じられません。でも、最後の早慶戦でみんなが笑って終わるために少しでも貢献できればと思います。

こうして長々と振り返ってきましたが、私はこれまでやってきたことに意味があったのか正直分かっていません。もちろん出会った人や、最高の同期と過ごした日々は本当に充実していて、こんなにも楽しい4年間を過ごせたのは間違いなくみんなのおかげです。しかし、自分のやってきたことに意味があったのか自問したくなる自分もいます。この気持ちをどのように昇華させるべきなのか未だに考える自分がいますが、その意味がいつかどこかで分かる日が来ると信じて、この4年間で経験した全てを人生の糧にして生きていきたいと思います。

写真左から 石田将基(4年・投・法・早大本庄)、山口真、黒﨑将太(4年・捕・文・國學院久我山)

ここからはみんなに少しだけメッセージを残します。またすぐ会うので手短に。書ききれない人もいるので、もし個別に欲しい人がいたら後でこっそり教えてください笑。

チーム社学へ

この学年で、いや向こう何年かでこんなに仲のいい学部はないでしょう。4年生の秋になっても、全員で電話しながら取る授業を決めるぐらい仲がいいんです!福(清宮福太郎・4年・外・早稲田実)石郷岡(石郷岡大成・4年・外・早稲田実)も中澤も悠斗(飯塚悠斗・4年・内・早大本庄)もみんな変わり者で自分だけがまともでした。そんなみんなと出かけたユニバは最高に楽しかったです。でも絶妙にチームワークが悪いです、、なんとしてでも悲願の「卒業」を達成しましょう。

写真左から 清宮、石郷岡、中澤、山口真、飯塚

ラーメン仲間のちから(飯島周良・4年・学トレ・教育・早大本庄)となかじ(中島稜太・4年・学コ・人間・桐朋)

深夜にラーメンを食べるギルティを何回も犯しましたね。でも美味しくて楽しくてやめられませんでした。また行きましょう。

健伸(前田健伸・4年・内・商・大阪桐蔭)

おそらくこの野球部の中で1番オフの時間を一緒に過ごし、ご飯に行きましたね。絶妙にいつも気が合います。どうせ引退しても会うのであんまり書きません。これからもずっと友達でいてください。スタバのギフト券をください!

樹(伊藤樹・4年・投・スポ・仙台育英)

いつも助けてもらってばかりでそろそろ助けたいというのは建前です。まだ救ってください。最近全然お誘いがこなくて待ちくたびれました。あと、誕生日近いのでスタバのギフト券ください!

瑞樹(吉田瑞樹・4年・捕・スポ・浦和学院)

4年間で瑞樹が饒舌になるタイミングをばっちり理解しました。長期オフに瑞樹と1日中過ごしたことを唐突に思い出しました。また行きたいですね。誘ってください。

黒﨑へ

いつになったら一緒に三晃庵に行ってくれるのでしょうか。思ったことをズバッと言ってくれる黒﨑は遠慮もクソもありません。そういうところが好きです。バッテリーの相性が良くて、組むのがとても楽しかったです。

冨田(冨田大地・4年・学コ・スポ・日立一)

一緒にスカイツリーに行ったのを久々に思い出しました。サラダにゆかりふりかけをかける人はこの先一生現れないと思います。誇ってください。絶対人に言えない墓場まで持っていく秘密もあります。信頼してますよ。

畑(畑﨑一颯・4年・学コ・商・早大本庄)

なぜか畑の引退ブログでディスられてたのでわざわざ書くことにしました。でも書くことがありませんでした。終わります。

115期のピッチャーへ

勉強熱心だけどすぐに尖ったことを言う裕平(伊藤裕平・人間・水沢)、普通の顔してたまにエグいことを言う樹、低確率で面白いことを言う石田、朝準備でブルペン整備を全然手伝わない大倉(大倉啓輔・教育・早稲田実)、すぐサボる梶田、なんかいつも忙しなさそうな成輝(齋藤成輝・文構・早大本庄)、髪が長すぎる中澤、ほんとか嘘かわからない絶妙なラインを攻めてくる堀越(堀越健太・スポ・宇都宮)、頼り甲斐がありそうで実はあんまり頼り甲斐のない田和(田和廉・教育・早稲田実)、すぐ強がる依田(依田塁・文・早大本庄)。そしてやたら飲みに行きたがる冨田。みんな欠けちゃいけない最高のピッチャー陣。この仲間と練習して日々を過ごしてこんな幸せなことはありません。

7年間共にした学院組へ

田村は食べきれない量のご飯を注文して人に食べさせてきますが、一度だけなんの因果かわかりませんが焼肉をおごってくれたことがあります。美味しかったです。実は学院時代は一緒に上石神井から学院まで一緒に行くぐらい仲がいいです(ちなみに帰りは電車でいつも中澤と一緒でした)。久しぶりに梁山泊に行きましょう。椎名は、人のご飯に塩を勝手にかけます。本人は面白がっているでしょうがたまったものではありません。この間バッティングを見たときに余裕で柵越えをする椎名を見てなんかすごいと思いました。謎の親目線です。ごめんなさい。中澤は同じ社学にきたことが信じられません。でも社学に来て楽しい思い出をたくさん作ってくれました。ありがとう。冒頭でも書いたけど、4人でご飯にいける日は来るんでしょうか。

後輩たちへ

やたらとご飯に行きたがる君、カラオケに行きたがる君、おしゃすしか言わない君、謎のボディータッチを繰り返す君、一緒に趣味を共有した君、先輩を先輩と思っていない君、慕っているのか慕っていないのかよくわからない左ピッチャーの君、10分以上一緒にいると辛い君、調子のいい1年生コンビ、挙げだしたらキリがないけど、個性の強すぎるみんなに囲まれて本当に楽しかったです。ありがとう。引退の餞にスタバのギフト券が欲しいです。

両親へ

母はほとんど毎日のようにラインをしてくれました。ほんの些細なメッセージ1つに救われて、日々の生活の支えになったことは数え切れません。いつでも笑顔で送り出してくれる母は自分にとって掛け替えのないもので世界一です。たくさん迷惑をかけました。少しづつ恩返しして行きたいと思っているけど、もう少しだけお世話になりたいと思います。

「楽しめ」と言ってどんなときも背中を押してくれる父も自分にとって世界1の父親です。自分の野球のために言葉では言い表せないほどサポートしてくれました。こんなにまでしてくれる父が大好きで自分の人生の道しるべのような人です。

母からはこんなところに感謝なんて書かないで直接言ってくれと言われそうなので、この辺にしておきます。続きは後ほど。

長々と書いてしまいましたが、この辺で筆を置きたいと思います。

ネガティブなことの方がやや多かった4年間でしたが、やり残したと思えることが全然見つかりません。唯一思い残すことがあるとすれば、最後の最後まで坂口(坂口優太・3年・内・スポ・國學院栃木)くんが私からヒットを打ってくれなかったことぐらいです。あんなにお金を使わせて、あんなにバッピをして、練習にも付き合ったのに、餞としてヒットの1本ぐらい打って欲しかったです。よくわからないもので結ばれている縁は切っても切れなさそうです。ボコボコにしてやりたいのでゴルフでも練習しておいてください。

ちなみに「而今」ですが、「じこん」と読みます。過去や未来にとらわれることなく、今この瞬間を精一杯生きるという意味です。お酒の名前ではないです!

最後になりますが、荻原先生をはじめ、たくさんの人にサポートしていただきました。結果として恩返しすることができず、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

次は学年1の問題児と思われていますが、実は真面目で?優しくて?、イケメンで?ザ・紳士?な苗字被りの力樹にバトンを渡します。