【Weekly MGR】vol.158~全早稲田戦・レセプション振り返り~
皆さんこんにちは!2年マネージャーの中井晴太(スポ・早稲田佐賀)です。
8月も半ば、弊部は新潟県南魚沼市で夏季強化合宿真っ最中です。
朝は涼しさの残る空気の中でグラウンドに立ち、まだ白く輝くユニフォームに袖を通します。
しかし練習を重ねるうちに、その白は徐々に土の色に染まり、夕方には全員が泥と汗にまみれた姿に。
日が暮れても一日の終わりではありません。
宿舎に戻ればトレーニングや素振りに取り組みます。
寝ても覚めても野球のことばかり、そんな濃密な時間が、連日流れています。
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さて、今回のWeekly MGRでは、先週末に行われた全早稲田戦・レセプションの様子をお届けいたします。
全早稲田戦は、早稲田大学野球部に所属する現役部員と、同部を卒部し社会人野球で活躍するOBとが真剣勝負を繰り広げる試合です。過去2回開催されており、1勝1敗と五分となっています。
昨年の全早稲田戦の様子はこちらよりご覧いただけます。
それでは、8/8(金)に開催されたレセプションの様子から振り返っていきます。
まずはじめに南魚沼市長・林茂男様から、集まった関係者や選手たちへの温かい歓迎と激励の言葉が述べられました。

林茂男市長
続いて日野愛郎部長が登壇し、今回の合宿のこれまでの取り組みと、南魚沼で活動できることへの感謝の気持ちを述べました。

日野愛郎部長
その後、小宮山悟監督が、強化合宿そして翌日に控える試合への意気込みを力強く語りました。

小宮山悟監督
続いて株式会社ベースボール・マガジン社代表取締役社長・池田哲雄様による、力強く明るい乾杯のご発声とともに一斉にグラスが掲げられ、華やかな雰囲気の中で歓談がスタートしました。

池田哲雄社長(写真中央)
歓談中は、OBと現役選手が世代を超えた交流が行われ、当時の思い出話や近況報告に花が咲き、笑顔と笑い声が絶えませんでした。

写真左から 加藤雅樹外野手(R4卒・東京ガス・早稲田実)、大野郁徳(3年・マネ・政経・早稲田実)

レセプションでの一幕
その後、南魚沼キャンプ・全早稲田戦の開催にご尽力いただいている、早稲田大学校友会新潟県支部の紹介が行われ、副支部長・小林建様から応援のお言葉と、今後の活躍への大きな期待が語られました。

小林副支部長
続いて主将の小澤周平(4年・内・スポ・健大高崎)が、翌日の試合に向けた決意と、支えてくださる全ての方への感謝を述べました。

小澤周平
最後に稲門倶楽部・関口一行会長が登壇し、稲門倶楽部員への叱咤激励、全早稲田戦開催への感謝の言葉で締めくくられました。

関口一行会長
次に、8/9(土)に開催された試合を振り返ります。
試合運営のサポートには地元の六日町高校の部員が行ってくれました。
試合中は、ボールボーイやファール番、チケット販売などあらゆる場面で活躍してくれていました。
試合開始前には、地元の少年野球チームに所属する選手による始球式を行いました。捕手は小宮山悟監督が務めました。

投球した選手にボールを返す小宮山悟監督
1回表
早稲田大学の先発マウンドには、エースの伊藤樹(4年・投・スポ・仙台育英)が上がります。初回から力強いストレートとキレのある変化球を織り交ぜ、落ち着いた立ち上がりを見せます。稲門倶楽部の先頭打者からテンポ良くアウトを重ね、3イニングを被安打1・無失点という完璧な投球内容で試合の流れを引き寄せます。

伊藤樹
1回裏
対する稲門倶楽部の先発は、須田幸太コーチ(H21卒・JFE東日本・土浦湖北)。社会人野球やプロ野球での豊富な経験を持つ右腕は、現役を退いたとは思えない安定感抜群のピッチングを披露。多彩な変化球と巧みなコントロールで早大上位打線を封じ、得点を許しません。

須田幸太コーチ
2回裏
2回からは、香西一希(3年・投・スポ・九州国際大付)が登板。伸びのある速球と鋭い変化球で相手打線に付け入る隙を与えず、3イニングで4つの三振を奪う快投を披露します。

香西一希
4回表
この回から髙橋煌稀(2年・投・スポ・仙台育英)がマウンドにあがります。堂々とした投球で、稲門倶楽部打線を3者凡退に仕留めます。

髙橋煌稀
5回表
均衡を破ったのは稲門倶楽部。先頭の吉澤一翔内野手(R3卒・大阪ガス・大阪桐蔭)が放った打球はレフトスタンドへ一直線。見事なソロホームランで1点を先制します。

吉澤一翔内野手
5回裏
先制を許した現役野球部は、その裏すぐさま反撃。先頭の髙橋海翔(2年・内・スポ・山梨学院)が鋭い当たりでヒットを放ち出塁。さらにランナーを得点圏に進めると、打席には德丸快晴(1年・外・スポ・大阪桐蔭)。期待に応えるセンター前タイムリーで同点に追いつきます。

髙橋海翔

德丸快晴
6回裏
現役野球部は小澤周平の四球からチャンスを作り、寺尾拳聖(3年・外・人間・佐久長聖)、岡西佑弥(3年・内・スポ・智辯和歌山)のヒットで満塁にします。ここで田村康介(4年・内・商・早大学院)が内野ゴロの間に勝ち越し点を挙げると、続く石郷岡大成(4年・外・社会・早稲田実)がタイムリーを放ち、さらに2点を追加。この回一気に3得点を奪います。

寺尾拳聖

岡西祐弥

石郷岡大成
7回表
稲門倶楽部は加藤雅樹外野手(R2卒・東京ガス・早稲田実)がソロホームランを放ち1点を返します。

加藤雅樹外野手
8回表
反撃ムードの稲門倶楽部は、中澤彰太外野手(H29卒・JFE東日本・静岡)、小野田俊介外野手(H27卒・東京ガス・早稲田実)、檜村篤史内野手(R2卒・Honda・木更津総合)が鮮やかな3連打を放ち、1点差に詰め寄ります。

中澤彰太外野手

小野田俊介外野手

檜村篤史内野手
8回裏
岡西がサードへの内野安打で出塁し、石郷岡が左前打で続きチャンス拡大。ここで代打・黒﨑将太(4年・捕・文・国学院久我山)が打席に立つと、センター前へ弾き返すタイムリーヒット。貴重な追加点をもぎ取り、再び点差を広げます。

黒﨑将太
9回表
迎えた最終回、稲門倶楽部が追い上げムードを見せる中、マウンドには安田虎汰郎(2年・投・スポ・日大三)。力強い直球と切れ味鋭い変化球で2つの三振を奪い、堂々と試合を締めくくりました。

安田虎汰郎
試合が終われば、同じ早稲田大学野球部として、試合の振り返りなどの意見を交わし合っていました。

試合後、交流する選手たち
また球場には、応援部の方々も駆けつけてくださり、スタンドの方々も巻き込んで応援していただき、試合を盛り上げてくださいました。
また、試合終了後には校歌、早稲田の栄光を歌い、球場はさらなる盛り上がりとなりました。

スタンド写真、ベースボール・マガジン社提供
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以上になります。
全早稲田戦の開催にあたり、ご尽力いただいたベースボール・マガジン社、新潟県稲門会の皆様、そして関係者の方々に心より感謝申し上げます。
厳しい環境で活躍されている社会人OBのプレーから多くを学び、選手たちはこの試合を通じて貴重な経験を積み、確かな成長につながったと感じています。
この学びを秋季リーグ戦で存分に活かしてくれると思います。
来週もお楽しみに!