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号外WEB版

通常、紙面にてお届けしている号外スタイルの東京六大学野球情報紙。 2020年秋季からは特別版として、本サイト上にて掲載させていただきます。 野球部員による記事だけでなく、各大学の新聞部や応援部などの様々な寄稿がこの号外を盛り上げます。

TOKYOROCKS2026 春季号外

第4週

影のスペシャリスト

2026/4/29 UP
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立教大学

立教大学野球部の影のスペシャリストは、和田健聖(4年=池田学園池田)、堀川陽来(4年=報徳学園)、桑原立(4年=杉並)、中島悠真(4年=長崎西)、高見和哉(4年=東京都市大付)、富田拓海(4年=川越東) 6人の4年生学生コーチである。彼らは全員、選手として立教大学野球部の門を叩いた。しかし、チーム事情やさまざまな葛藤の末、自ら選手としての道を断ち、「チームのためになりたい」という強い思いから学生コーチへと転身した。私は4年間、彼らと共に活動してきた。同学年のスタッフが増えることへの喜びがある一方で、選手としての夢を自ら手放し、裏方に回る決断を下した彼らの覚悟には、心から尊敬の念を抱いている。学生コーチの業務は多岐にわたる。練習メニューの作成や選手のコンディション管理に加え、監督・コーチ陣と選手の間に立つ"中間管理職"的な役割も担う。時には選手に厳しく接し、時には指導者に対して意見を述べるなど、非常に繊細かつ難しいポジションである。今回は、リーグ戦でベンチ入りを果たしている2人、学生コーチチーフの和田健聖と、投手コーチを務める堀川陽来を紹介する。和田は、リーグ戦前のシートノックや三塁コーチャーも担当している。鹿児島県垂水市出身で、おおらかさと男気を兼ね備え、人一倍強い責任感を持つ。まさに「九州男児」を体現する存在であり、個性豊かな選手たちを束ねるチームの柱だ。堀川は投手コーチとして戸村コーチと連携を取りながら、継投の判断を担っている。彼の最大の魅力は、ベンチから発せられる力強い声掛けである。流れが悪く、雰囲気が沈みかけた時、その声が神宮球場に響き渡る。それは誰よりもチームを想う気持ちの表れにほかならない。この6人の学生コーチによる見えない努力と献身的な支えがあってこそ、立教大学野球部は成り立っている。今後も彼らへの感謝を胸に、チーム一丸となって日本一を目指し、歩みを止めることなく邁進していく。(宇畑直斗)

早稲田大学

早稲田が誇るスペシャリスト、それは新人監督の武藤真吉(4年=早大学院)である。彼はチーフの学生コーチとしてAチームのみならずBチーム・スタッフ全員と向き合いながら、常に「チームがより良くなるには何が必要か」を考え続けている。また、とにかくコミュニケーションを取り続けることを意識し、選手のみならず首脳陣や学生スタッフなど、部に関わるすべての人から絶大な信頼を得ている。表舞台に立つことは多くないが、緻密な分析と的確な判断、そして人を動かす言葉でチームを支える姿は、まさに"影のスペシャリスト"そのものだ。さらに、彼が担うシートノックや三塁コーチャーとしての役割にもぜひ注目していただきたい。的確で途切れない声かけは選手の背中を押し、プレーの質を一段引き上げている。早稲田大学野球部の組織力を陰から底上げし、勝利へと導く存在として、欠かすことのできないキーパーソンである。(千葉海翔)

慶應義塾大学

影のスペシャリストにはアナリスト陣を紹介しよう。現在の慶應義塾では部員218名中42名のスタッフがいる。その中で19名のアナリストが選手一人一人のスイングスピードや打球速度、ピッチャーでいえば球速や曲がり幅など細かくデータ分析をしている。これらのデータはただ見ただけでは何を示しているのか全く分からない。しかし彼らはこの暗号のような数字を分かりやすいように解読し、他チームと比較して現在の状況で何が足りないのかを数値で教えてくれる。ただ直感だけではわからない部分を数値的に把握することによってチームに足りないものを示してくれるスペシャリストだ。これらのデータをもとに先週の明治戦では2年ぶりに勝ち点を取ることができた。この勝利には彼らのデータ分析があったからこその勝利ともいえる。1球、1スイングをも無駄にできない練習において彼らのデータは大きな存在である。慶應義塾にはほかにもたくさんのスタッフが活躍しており様々な場面でチームを支えている。今回はアナリストに注目をしたが今後もチームには欠かせないスタッフとともに戦い四冠に向けて突き進む。(沖﨑真周)

明治大学

明治大学野球部の強さを支えるのは、華やかなスポットライトを浴びる選手たちだけではない。その根底には、勝利のために己を捧げる学生コーチたちの存在がある。彼ら5名の献身こそが、今の明治の躍進を支える真の基盤だ。学生コーチの役割は多岐にわたるが、その本質は「架け橋」であることに他ならない。監督・コーチの意図を汲み取り、それを選手たちに噛み砕いて伝える。あるいは選手たちの小さな変化や葛藤を拾い上げ、組織の意思決定に反映させる。特筆すべきは、その圧倒的な献身の姿勢である。自室で束の間の休息を取っていたとしても、選手から一本の電話が入れば、迷わずグラウンドへ駆けつける。選手が納得いくまでノックバットを振り、黙々とバッティングピッチャーを務める。「繋げ。」というスローガンの結び目は、間違いなく彼らの手の中にある。(島抜康介)

法政大学

法政大学野球部の影のスペシャリストは、「学生アナリスト」である。アナリストの業務は多岐にわたり、練習や試合の動画撮影、データ処理、リーグ戦期間中の他チーム分析などを担っている。アナリスト部門が創設されてから6年が経ち、年々その役割は広がり、さまざまな挑戦を続けている。リーグ戦で得られる動画やデータだけではサンプル数が限られ、他チームの分析では十分な傾向を導き出すことが難しい。そのため、自チームの分析にも力を入れ、日々の練習からピッチングやバッティングの数値を専用機材で計測し、より詳細な分析を行っている。そんなアナリストが大切にしているのは「選手にデータを強要しない」という姿勢だ。データに不慣れな選手でも興味を持てるよう、資料の作成や発表方法を工夫し、選手が自然とデータを受け入れられる環境づくりを意識している。現在、アナリストチーフを務める齋藤良平(3年・八千代)は、部の活動だけでなく、自身が所属するスポーツ健康学部での学びも生かしながら、プログラミングや動作解析の知識を深めている。分析を通じてチームの勝利を影から支える存在として、その役割はますます重要になっている。(佐藤瑛)

東京大学

「東大野球部の影のスペシャリストは誰か」――。その問いに対し、誰もが迷わず「アナリスト陣」の名を挙げるだろう。彼らの真髄は、膨大なデータを勝利への「道標」へと書き換える「技」にある。ラプソード等の測定器が弾き出す数値や試合映像の解析に留まらず、最新のVR技術を駆使し、対戦相手となる好投手の球筋を打席で疑似体験できる環境までも構築した。これまで個人の「感覚」に頼らざるを得なかった部分を、誰もが理解できる言葉や映像へ可視化する彼らの手腕は、まさに職人芸と言える。客観的な根拠を武器に、知略で格上に挑む東大にとって、彼らの分析はチームの指針そのものだ。その献身に報いるため、選手たちは神宮での勝利を誓う。(石田遥人)

応援席から

明大スポーツ新聞部

昨季、全勝優勝という圧倒的な成績を収めた明大。今年度は『繋げ。』をスローガンに掲げ、2季連続の優勝を狙う。
今季から導入されたDH(指名打者)制では、若狭遼之助(商4=星稜)、岸本一心(文4=横浜)、内藤大翔(政経4=天理)らが試合ごとに起用されている。「DHでも守備力を重視する」という戸塚俊美監督の方針が反映された起用といえる。DH制の導入で打線に厚みが加わる中でもひときわ目を引く存在が主将・福原聖矢(国際4=東海大菅生)だ。左打者が多い打線の中で貴重な右打者であり、慶大2回戦では5番に抜てきされると4打点を挙げるなど存在感を放つ。勝負強い打撃で流れを引き寄せ〝繋ぐ〟野球を体現する選手の一人だ。さらに慶大2回戦までの4試合終了時点で打率.500を記録。開幕前、目標に掲げた首位打者へ着実に歩みを進めている。
投手陣は、湯田統真(政経3=仙台育英)と平嶋桂知(政経2=大阪桐蔭)が先発の軸を担う。湯田はコンディション不良を乗り越え、リーグ戦初登板となった開幕戦で無失点の好投を披露。「チームが勝てる投球を」と語り、さらなる成長を見据える。平嶋も2年生ながら先発を任される実力を誇り「任された場面で責任を全うする」と力強い。甲子園を3度経験した右腕が神宮でも輝く。
中継ぎ陣もフレッシュな顔ぶれが台頭する。東大2回戦では栗原英豊(営4=松商学園)、浦久響(国際3=日本航空石川)、中村海斗(営3=明大中野)がそろってリーグ戦初登板を果たし、無安打で試合を締めた。また、150㌔超えの直球が武器の松本直(情コミ4=鎌倉学園)、直球と多彩な変化球を織り交ぜた投球で打者を翻弄する三浦心空(政経4=東邦)ら経験豊富な投手も後に控え、層の厚さは他大学に劣らない。投打に光るものを見せながらも、惜しくも慶大に勝ち点を献上した明大。連覇へ向け、白星を重ね、反撃を図る。

(明治大学体育会明大スポーツ新聞部・小松錦葵)

神宮六景

本年4月より名誉ある立教大学野球部 先輩理事並びに一般財団法人東京六大学野球連盟 常務理事を拝命いたしました。前任の堀内幸男先輩(昭和46年卒)は同理事を14年間務められ、本年4月より評議員に就任されました。同先輩からの教えを守り、立教大学野球部、そして次の100年に向けてスタートを切った東京六大学野球連盟の為に、与えられた役割を全うして参りたいと思います。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて突然ですが、私の名前は「森田 徹」です。この名前は、野球好きの父親が、東京六大学野球で大活躍され、昭和33年に早稲田大学から中日ドラゴンズに入団、ホームラン王や打点王にも輝かれた「森 徹」さんから拝借したそうです。森と森田で実に安直ですが、結果として私を東京六大学野球に導いたのかも知れません。亡き父親に感謝です。

私の神宮球場での忘れられない思い出です。リーグ戦初のベンチ入りは大学4年の春でした。1学年上には当時戦後最多のシーズン96奪三振を記録した野口裕美先輩、大塚淳人先輩、荻原淳先輩をはじめ優秀な先輩方が多数いらっしゃったので先輩方が卒業してからやっとベンチ入りを果たしました。最初の早稲田戦ではレフトのレギュラーで使っていただき、ホームでランナーを刺すなど出足は上々でしたが、直ぐに落とし穴が待っていました。次の法政1回戦で当時の東京六大学野球のスターで広島東洋カープに入団された小早川毅彦選手(現 法友野球倶楽部会長)のレフトフライをタイムリーエラーしました、それも外野手としてあるまじき万歳です。今でも3塁側応援席からの大きなため息が耳に残っています。とても情けない出来事でしたが、プロでもあれだけ活躍された小早川選手の打球の高さは、まさに驚くべきもので、初めての体験でした。言い訳にはなりませんが。

次は、大学4年生秋の最後の東大戦。報道ステーションで有名な大越健介キャスターから打った決勝ヒットです。それも4年生最後の打席、野球の神様が打たしてくれたのでしょうか。大越キャスターのストレートは切れっ切れで全く手が出ずにあっという間に2ストライク。次は外角のスライダーでボール。次にストレートが来たらまず打てないとかなり弱気になっていましたが、何とスライダーで勝負をしてくれて奇跡的にセンター前に。ストレートでなくて本当に良かったと今でも安堵します。大越キャスターは本当に素晴らしい球を投げられていました。東京六大学野球の歴史に残る大投手です。

話しは変わりますが、ひょんなことから2015年に東京六大学野球連盟活性化委員会のメンバーになりました。大学を卒業してからはたまに神宮球場に応援に行くことはありましたが、それほど関心を持たずに過ごしていました。2015年以降、他の5大学の皆さんと東京六大学野球をいかに活性化させるか、学生に神宮に来てもらうか等々話し合いを続けてきました。大学時代は他の5大学はライバルとしか考えていませんでしたが、東京六大学野球は6校が揃い、呉越同舟ではないですが皆で一つの舟に乗り、それを守り、目標に向かって進んでいくことがいかに大切かを知りました。神宮球場で試合が出来るのも当たり前ではないですし、天皇杯を授与されるのも当たり前ではありません。東京六大学野球連盟は結成101年目を迎えましたが、これからも6校で切磋琢磨しながら東京六大学野球を守り、更なる発展に向けてお互いが絆を深め、努力して行くべきだと強く思っています。これからも現役選手のプレーに期待をして、東京六大学野球を盛り上げて行きましょう。ありがとうございました。

(立教大学 昭和59年卒 森田徹)

第3週

この選手に注目!

2026/4/22 UP
OPEN

東京大学

今春、東大投手陣の新たな希望として注目したいのは池田剛志(2年=江戸川学園取手)だ。 昨秋のリーグ戦で早くも神宮デビューを果たし、その片鱗を見せた期待の若き右腕は、2年生となった今季、ついにリーグ戦での先発マウンドを任されるまでに成長を遂げた。初先発となった対明治大学2回戦は悔しさの残る登板となったが、2週連続の先発起用という大きな経験を糧に、さらなる進化を目指して再びマウンドに上がる。186cmの長身から投げ下ろす角度のある直球は威力十分。この池田が強打の他校を相手にどこまで自分の投球を貫けるかに、東大の勝利が懸かっている。マウンドで堂々と腕を振る池田の姿は、チームに新たな活力を与えるはずだ。神宮の杜でさらなる飛躍を誓う、池田剛志の瑞々しい投球にぜひ注目していただきたい。(堂埜智咲紀)

立教大学

この春立大で注目してほしい選手は、ルーキー道本想(1年=星稜)である。名門・星稜高校からアスリート選抜で立大に入部した道本は、シートバッティングやBオープン戦で着実に力を示し、徐々に頭角を表してきた。その後初のAオープン戦では、4回無失点の好投で鮮やかなデビューを飾った。テンポの良い投球と持ち前の力強いストレートを武器に打者を翻弄し、春季Aオープン戦では、4試合、計7イニングに登板。被安打0、四死球0、無失点と安定感のある投球を見せた。マウンド上では気迫溢れる投球で打者に向かっていく一方、守備を終えてベンチに戻れば先輩たちに迎えられ、思わず可愛らしい照れた笑顔を見せる。そのギャップもまた、彼の魅力の一つだ。今春のリーグ戦でもすでに2試合に登板しており、追加点を与えたくない緊迫した場面でも落ち着いた投球で役割を全うしてくれている。今後も重要な場面でマウンドを任される存在になることは、間違いないだろう。1年生ながら神宮球場の舞台で躍進する彼の姿を、ぜひ見に来ていただきたい。(大西陽菜乃)

早稲田大学

この春の注目選手は、抜群の守備力と粘り強い打撃力が光る山根潤太郎(4年=鎌倉学園)だ。実直に練習に取り組む姿勢が評価され、新チーム結成後、副将に任命された。彼の最大の魅力は、守備範囲の打球を絶対に逃さない堅実な守備力である。2月・3月・4月はオープン戦、実践練習を含めてノーエラーを記録し、チーム内での信頼を勝ち取った。打撃面では、確実性の高いバント・堅実な右方向への進塁打など、いぶし銀の活躍を見せ、チームの中で欠かせない存在となった。初戦となった東大戦でもその持ち味は存分に発揮され、勝利に大きく貢献した。打撃・守備・走塁すべての面で欠かせない一員となった副将がチームを天皇杯奪還に導く。(大野郁徳)

慶應義塾大学

春といえばこの男、2023年のセンバツ高校野球で甲子園を沸かせたあの選手である。中塚遥翔(3年=智辯和歌山)だ。彼の魅力はやはり誰にも負けないパワーである。とにかく大食いである中塚はただ食べているのではなく食べたものすべてを筋肉に変え、見たことがない打球を見せている。そして彼の魅力はただ力が強いことだけではない。彼には逆方向にも強い打球を飛ばすことができる技巧派でもある。第一週の立大戦では打った瞬間に入ったとわかる逆方向へのホームランも見せてくれた。彼が打てば打線がつながり爆発できる。このダイナマイトのような力をドン!と発揮されたとき慶應のスコアにはおそらく二桁の数字が並び、勝利を収めることができるだろう。(沖﨑真周)

明治大学

毛利、大川、菱川ら主力投手が抜けた今、その穴を埋める存在として三浦(4年・東邦)にかかる期待は大きい。逆境を力に変え、どんな場面でも立ち向かう強さを持つ。しかし、昨季は主にリリーフとして登板するも、思うような結果を残すことができなかった。登板機会の減少に悔しさを滲ませながらも、その想いを糧に、現状に甘んじることなく自らを磨き続けてきた。最終学年として迎える今季。「四冠」達成というチームの目標を背負い、勝負の一球で流れを引き寄せる存在として神宮のマウンドに立つ。打者を打ち取り、マウンドで感情を爆発させる。その姿に呼応するようにベンチの空気が変わり、チーム全体に勢いが広がっていく。三浦がその腕で責務を全うし、チームを勝利へと導いていく。(酒井菜々花)

法政大学

今季の注目選手は4年の金谷竜汰。これまでリーグ戦での出場機会は多くなかったが、守備・打撃の両面で着実に力をつけ、今季、ついに初のスタメン出場を勝ち取った。初戦では、堂々としたプレーを披露し、チームに勝機をもたらす活躍を見せた。春季オープン戦ではチーム内で打点上位の成績を残し、リーグ戦に合わせて調子を上げてきた。安定感のある守備も大きな強みであり、「どんな場面でも100%アウトを取る!」と自信を持っている。また、あまり表情には出さないが、内に秘めた闘志も彼の魅力の一つである。プレーや日々の取り組みからは野球に対する熱い思いが伝わってくる。ぜひ球場に足を運び、金谷のプレーを見てください。(佐藤瑛)

応援席から

慶應スポーツ新聞会

2024年秋から3季連続でリーグ戦5位と低迷が続いている慶大。“強い慶應”を取り戻すためにスローガン「ファンファーレ」を掲げ、「リーグ優勝、日本一、四冠」に向け、約2か月間のキャンプを乗り越えてきた。オープン戦35試合という数多くの実戦経験の中で社会人チーム相手でも5勝3敗1分と手ごたえ抜群。今年の慶大は一味違うのではないかという大きな期待の中、春季リーグ戦が始まった。開幕カードの立大戦では2試合で21得点を挙げる打撃の好調さと投手陣の大量得点を許さない鉄腕ぶりを見せた。
今年の慶大投手陣は層が厚い。渡辺和大(商4=高松商業)と広池浩成(経4=慶應)の左右の二枚看板が先発を務める。その裏で支えるのがラストイヤーを迎える4年生リリーフ陣だ。投球フォームを進化させた沖村要(商4=慶應)、リーグ戦初出場が期待される栗林兼吾(商4=小山台)、昨年8試合に登板した田上遼平(商4=慶應湘南藤沢)が控える。さらに、1年時からリーグ戦登板経験を持つサイドスロー・松井喜一(経3=慶應)、立大打線を2試合とも無失点に抑えた鈴木佳門(経2=慶應)も心強い存在だ。投手陣のうちキーマンに挙げられるのは守護神・水野敬太(経3=札幌南)。今季2試合投げて今だ1人も走者を出していない安定したピッチングは慶大の勝利に大きく貢献するだろう。そして、その投手陣を支えるのは捕手・吉開鉄朗(商4=慶應)。投手一人ひとりに寄り添いながら、鼓舞しリードする存在として欠かせない。
野手陣は、開幕から爆発的な猛打を振るっている。立大1回戦では、小原大和(環4=花巻東)が6打数5安打4打点の活躍。そのうち9回には東京六大学野球史上初のDH1号を放ち、大いに打線を湧かせた。立大2回戦には、林純司(環3=報徳学園)が5打数5安打、中塚遥翔(環3=智辯和歌山)が1本塁打含む3安打4打点、さらには一宮知樹(経2=八千代松陰)が3安打2打点。横地広太(政4=慶應)、服部翔(政3=星稜)も勝負所で存在感を示した。立大戦では、主軸から下位打線まで快音が響き、打線全体で相手投手陣を圧倒した。
立大戦を終え、続く相手は昨季全勝優勝を果たしている強敵・明大だ。立ち向かうためには、主将・今津慶介(総4=旭川東)の存在が鍵を握る。勝負所で流れを引き寄せる一打で、チームをけん引したい。
「強い慶應を取り戻す」。強い意志でここまでやってきた選手たちの想いがこの春で一つになろうとしている。全員野球で、熱く、粘り強く、勝利の"ファンファーレ"を響かせよ。
(河合亜采子)

神宮六景

100年の伝統と未来に向けて

平成3年から東京六大学野球連盟の審判員となり、平成28年まで26年間、リーグ戦のグラウンドで審判を続け、現在は、審判技術顧問として後輩審判へのアドバイスを行う役割を拝命し、新たな視点で野球を見ています。
昨年・2025年には、東京六大学野球連盟は、結成100年を迎えまいた。先人たちが常に先駆的な取り組みを行い、100年の長きにわたって日本野球界をけん引してきた重みを感じます。
今年から次の100年に向けて、新たな取り組みも始まっています。
一つは、指名打者(DH)制度を採用することになったこと。長く野球のオリジナルなルールである投手も打席に立って打つという基本を貫いて、個々の選手の成長に繋げていったと思います。
野球は、選手の体格、個性に応じた役割が幅広くあり、打つことが得意な選手の活躍の場が広がり、選手育成につながっていくことが期待されています。

そして、昨年から始まったビデオ検証です。学生野球では初めての試みです。
昨年の採用時には、数多く意見もありましたが、選手のプレイに応えるため、審判員を誹謗中傷から守るためという大義のもとに実施されました。
そして、今年からは、バックスクリーン上にあるビジョンにビデオ検証の対象映像を映して、観衆の方々にもプレイを見てもらうことの取り組みを行うようにしました。
東京六大学野球の審判員は、各校の野球部OBで構成されています。先輩たちが後輩の試合のために毎週末にグラウンドに立ち続けています。選手たちには、まずそのことを忘れずに審判員の判定を尊重してほしいと願います。
その先に選手たちのプレイを科学の力を借りて応えられるように先輩方が覚悟を決め、ビデオ検証を受け入れているのです。

選手たちには、六大学の先輩方が築いてきた「戦う相手を常に尊重し、ルールと審判を尊重して戦う。」というスポーツマンシップを忘れないでいてほしいと願います。
「知識は学問から、人格は野球から学ぶ。」という六大学野球に受け継がれる、学生野球の精神は、常に日本の野球界をリードしています。
100年先の未来に子どもたちから大人までが野球を愉しむことができるように、六大学野球、学生野球の精神が引き継がれ、全国の野球ファンが集う場所となっていくことを願っております。

(法政大学 審判技術顧問 小山克仁 昭和59年卒)

第2週

今年のウチはこんなチームです!

2026/4/15 UP
OPEN

法政大学

主将、副将に加え、寮長や投手リーダー、役職がない部員も組織の一員としてチームのために何ができるかを考え、活動している。特に4年生はそれぞれの持ち味を発揮し、チームを牽引している。毎日、練習前には学生コーチと幹部の選手が入念に話し合い、その日の練習メニューやスローガンを決めている。ただ量をこなすだけでなく、「意図」を明確にし、高い意識を持って練習に励んでいる。どんな時でも前向きに、みんなで成長できるチームであり続けたい。(佐藤瑛)

東京大学

「融合」、今年の東大はこの言葉がぴったりであろう。投手陣の軸となるのは、新エースの松本慎之介(3年=國學院久我山)だ。昨秋から続く安定感はさらに増し、冷静なマウンドさばきで試合を作る。ここに投手長の江口(4年=海城)が、最上級生としての意地を込めた強気な投球で厚みを加え、盤石の継投策を支える。打線は、3年生の主軸が牽引する。シュアな打撃が持ち味の秋元(3年=市川)と、荒々しいフルスイングで相手を圧倒する荒井慶斗(3年=宇都宮)が中軸を担い、そこへ大沼(2年=日比谷)、福井(2年=開成)、長谷川(2年=新潟明訓)といった期待の2年生たちが台頭。打線にこれまでにない厚みをもたらしている。この若い勢いを攻守で引き締めるのが、鉄壁の内野守備を見せる小村(4年=私立武蔵)や扇の要の明石(4年=渋谷幕張)、そして主将の堀部(4年=県立船橋)ら4年生たちだ。彼らが随所で見せる堅実かつ泥臭いプレーには、最後のシーズンにかける並々ならぬ執念が滲む。実力ある下級生と、背中で引っ張る4年生。この「融合」こそが今年の東大の強みであり、神宮に「勝撃」を与えるための最大の武器だ。(石田遥人)

立教大学

今年の立教大学野球部のスローガンは『覚悟』。この1年間、リーグ戦優勝、そして日本一という明確な目標に向けて、全員が揺らぐことのない強い覚悟を持って取り組んでいきたいと考え、『覚悟』をスローガンとして掲げた。さらに、現状に満足せず新たな挑戦を続ける「革新」、全員の想いを一つにする「結束」、そして頂点へと駆け上がる「飛躍」を体現していく。このスローガンを胸に自分に妥協することなく、一人ひとりが役割を全うし、目標を達成するため、全員が一丸となって戦う強いチームを作り上げていく。昨年からチームの中心選手であった主将の落合智哉(4年=東邦)と副将の斎藤蓉(4年=仙台育英)、丸山一喜(4年=大阪桐蔭)が核となり、9年ぶりのリーグ戦優勝に向けて邁進していく。(宇畑直斗)

早稲田大学

今年のチームは、未知なる可能性を秘めた集団である。昨年の春季リーグ戦優勝に大きく貢献した主力選手8名が引退し、絶対的な軸を失ったところから、新チームはスタートした。しかし、それは同時に、新たな主役が生まれる余地に満ちた始まりでもあった。投手陣の主将香西(4年=九州国際大付)を筆頭とした髙橋煌(3年=仙台育英)や宮城(4年=浦和学院)、野手陣の寺尾(4年=佐久長聖)や岡西(4年=智辯和歌山)をはじめ、各選手がそれぞれの立場で自覚と責任を深め、競争の中で確かな成長を遂げている。アメリカ、沖縄、東伏見と、異なる地で重ねてきた鍛錬は、個々を強くしただけでなく、チームとしての結束も育んできた。まだ完成形ではない。だからこそ伸びしろがあり、だからこそ面白い。一戦ごとにたくましさと自信を深め、苦しい局面でも粘り強く戦い抜ける集団へと変貌を遂げつつある。積み重ねてきた日々の鍛錬と覚悟は、着実にチームの地力となり、勝負の瞬間にこそ真価を発揮する土台となっている。東京六大学野球連盟結成101年目の節目にあたる今季、50回目の優勝を成し遂げ、早稲田の歴史に新たな一歩を刻む――その覚悟を持って、天皇杯奪還を狙う。(千葉海翔)

慶應義塾大学

「慶應」。世間からはエリートだの、プリンスだのいろいろな言葉が投げかけられる。今年の慶應はそのようなチームではない。そのような慶應のままではリーグ戦では優勝は成しえない。そこで掲げたスローガンが「ファンファーレ」だ。3季連続5位のチームが、かっこよさや、スマートさにこだわっている余裕はない。新たな慶應として幕開けるためには、根性と意地で試合に挑むしかない。そういった選手一人一人の覚悟がこのスローガンに込められている。今年も部員の数は200人を超え、六大学の中でも最多の部員数を誇る。一見、まとまりに欠けるようにも見える。しかし!主将の今津慶介(4年=旭川東)を先頭にこの200人の力が一点に集まったとき、想像を超える力が発揮される。泥臭くグラウンドで戦う選手と大声でスタンドで応援する選手が一丸となり、神宮全体を巻き込む。今までとは違う今年の慶應をとくとご覧あれ。(沖﨑真周)

明治大学

今年度のチームスローガンは「繋げ。」である。東京六大学野球が新たな100年へと歩みを進める中で、野球を通して人と人、歴史、想いと想いを繋ぎ続けていく。そして天皇杯を堅持する強い決意が込められている。今年の明治は、マウンドを彩る新戦力が熱い。下級生の活躍が上級生の心に火をつけ、学年問わず話しやすい雰囲気のなか高め合ってきたオフシーズン。対東京大学2回戦では、登板した全投手がリーグ戦初出場。見事無失点リレーを成し遂げた。野手陣もオープン戦から熾烈な競争を繰り広げてきた。左の強打者が並ぶ中で、攻撃の鍵を握る右打者の躍動にも期待したい。我々が目指すは優勝の先にある「四冠」。毎年のように目標に掲げてきたが、未だに選手層が厚くとも達成することができていない高い壁だ。応援してくださる皆様と想いを繋ぎ、プレーを繋ぎ、六大学史上初の快挙達成へ。神宮球場で、勝利を呼ぶ「繋げ。」の声を響かせよう。(平野凪乃香)

応援席から

神宮六景

私に早大野球部に入るきっかけを与えてくれたのは、都立国分寺高校の1学年上の先輩、船山信吾さんだ。母校の野球部から早大野球部に進んだ大型外野手の船山さんは憧れの存在で、高校野球をやりきった達成感を得られなかった私は、神宮球場でのプレーを夢見た。1浪で合格し、思い切って相談すると「やる気さえあれば、誰でも入れる」。そんな言葉に背中を押され、野球部の門をたたいた。

入部して東伏見で練習に加わると、予想以上に周りのレベルは高く、体力差を痛感した。1年上の矢口健一さん、杉本武則さんは恵まれた体格から、打球を左翼後方の馬小屋(馬術部)へ届きそうなほど飛ばしていた。二塁手の2年先輩、峯岡格さんの捕球から送球までの一連の動きは、まねしがたいほど素早かった。
下級生のころはフリー打撃中の打撃投手・打撃捕手が主な持ち場だった。打者に気持ちよく打たせるのが打撃投手。この時間を送球の向上に生かそうと、一塁手が捕りやすい、きれいな縦回転で垂れない球を投げることに集中した。全体練習の昼休みのひととき、バットを握った当時の佐藤清監督に頼まれて打撃投手を務め、柵越えを連発されたのも懐かしい。
打撃練習中の守備は貴重な実戦的練習と考え、常に全力送球をしていた。ある日、三塁線のゴロを捕って振り向きざまに一塁へ投げると、送球が打撃投手をしていた2年上の関英明さんのこめかみ付近をかすめた。リーグ戦でも登板していた先輩に危うく大けがをさせるところで、背筋が凍りそうだった。謝罪に向かうと「熱心に練習している人間に怒ることは一つもない。気にせず頑張れよ」とニッコリ笑ってくれた。選手間の技量差はあったけれど、真摯に野球と向き合う個々の姿勢と努力を認める文化があったように思う。

早大は1925年秋に東京六大学野球連盟が結成されて初のリーグ戦を制し、最多優勝回数を持つ。だが、在学中に優勝を経験できず、4年時には大学ワーストの9連敗を喫するなど、私たちの学年は苦しんだ。神宮で戦う松瀬大主将や西牧幸成副将と、試合に出られない私たち同期との間に温度差があり、一体感に欠けていたのかもしれない。
福元亮・新人監督の呼びかけで寮に集合した4年生だけのミーティングでは「やる気がないなら部を去れ」と檄も飛び、思いの丈をぶつけ合った。長時間の議論を経て、自分がチームに貢献できる役割は何かを見つめ直し、最後の秋まで打撃投手として腕を振った。うまくいかず、苦悩のほうが多かった4年間。描いていたキャリアを歩めないときに腐らず、どう行動して組織に必要な人材になるか。今にもつながる考え方を学ばせてもらったと考えている。

(早稲田大学平成11年卒 常広文太)

第1週

この春の収穫

2026/4/8 UP
OPEN

明治大学

宮崎の温かな陽光を浴び、心身ともに一回り大きく成長した選手たちが、神宮の地へと帰還する。この春、明治大学野球部が手にした最大の収穫は、単なる技術の向上にとどまらない。それは、より強固な組織としての自覚である。キャンプ地での生活を通じて心身を整え、妥協のない練習に取り組んだ日々は、個々の能力向上と同時に、組織としての結束力を高めた。戦力面では、経験豊富な主力選手に加え、新たな戦力の台頭がチームに活性をもたらしている。特に投手陣は、今季への期待を抱かせる陣容となっている。このように、「勢い」と「安定感」を兼ね備えた現在のチーム力こそが、今季の明治の特徴である。すべては、天皇杯の堅持、そしてその先にある「四冠」の達成に向けたものである。伝統を受け継ぎながら進化を続ける明治大学野球部の戦いが、この春の神宮で改めて示される。(島抜康介)

法政大学

この春の収穫は「覚悟の共有」である。新チーム始動時、大島監督に「上級生は自分のことだけではなく、積極的に声をあげてチームをリードすること。特に4年生は背中で見せてほしい」と言われた。この言葉をきっかけに、チーム全体で「個人」ではなく「組織」としてどうあるべきかを意識して考えるようになった。全員で参加した鴨川キャンプでは、それぞれが自分の役割と向き合い、課題を共有しながら取り組むことで、練習の質が上がり、一体感もできた。また、キャンプ後のオープン戦では、勝ちにこだわり、試合を重ねてきた。どんな試合でも結果に満足せず、チームが成長するために何が必要なのかを模索し、意見を交わしながら結束力を高めていった。自分の力やチームの力を信じてリーグ戦に挑む覚悟ができた。 (佐藤瑛)

東京大学

今春、チームは「勝ち切る力」を追い求め続けてきた。昨秋、2年連続となる2勝を挙げながらも勝ち点獲得を逃した悔しさを胸に、一球、ワンプレーにこだわって練習を重ねてきた。2月には長崎県諫早市での合宿を行い、温暖な気候のもと充実した練習を積むことができた。オープン戦では接戦の展開が増える中、投手陣を中心に粘り強く試合を作る場面が多く見られた一方、僅かなミスから失点を許し、また好機であと一本が出ずに勝利を逃す試合も少なくなかった。しかし、そうした経験の積み重ねは確実にチームの地力向上につながっている。その積み重ねの全てをぶつけ、このチームで必ず勝ち点を獲得し、神宮球場に「勝撃」を与えたい。(堂埜智咲紀)

立教大学

立大のこの春の収穫は、充実した練習と実戦の積み重ねを通して、チーム全体の底上げができたことである。今年度は「覚悟」をチームスローガンに掲げ、新チーム始動時からそれぞれがリーグ戦優勝という目標に向けて強い覚悟を持って取り組んできた。スターティングメンバーが決まっていないからこそ競争が生まれ、1,2年生の台頭など新たな戦力も加わった。昨年度のチームから主力が抜けた投手も、多くの選手が実戦を経験することで層を厚くし、頼れる投手陣へと進化を遂げた。思うように勝利できない苦しい時期もあったが、主将・落合や4年生を中心に厳しい意見を交わしながらチームを鼓舞し、乗り越えてきた。リーグ戦開幕前、社会人チームを相手に2連勝できたことは、選手たちの自信となり開幕に向けて大きな弾みとなっただろう。この春積み上げてきた全てを糧に、強靱な五大学を相手にチーム一丸となって戦い、必ずや優勝を掴み取る。(大西陽菜乃)

早稲田大学

この春の収穫は、簡単には崩れないタフさを身につけたことである。早稲田大学野球部史上2度目の4連覇を目指し挑んだ昨秋、明治大学に全勝優勝を許す完敗に終わった。新チーム初戦となったハワイ大学戦では、ノーヒットノーランを許す屈辱的な船出となった。このままでは低迷期に突入するという強烈な危機感のもと、“どん底からの天皇杯奪還”をスローガンに掲げ、116代はスタートした。創部125周年記念事業の一環として行った米国遠征では、多くの学びを得ることができた。アメリカの学生のハングリー精神、コミュニケーション能力、食生活など日本ではできない経験をさせていただいた。帰国後も沖縄県浦添市にて厳しい練習を積んだ。移動、時差、食事、気候など日本と異なる野球の本場アメリカを経験した選手たちに怖いものはない。今シーズンから早稲田大学の布陣は大きく入れ替わる。野手は寺尾を除く7名が新しい顔ぶれである。経験値の少ない選手が多いからこそ、チームの天井は計り知れない。どん底を経験した選手たちがこの春の経験を経て、一気に頂点まで駆け上がる。(大野郁徳)

慶應義塾大学

この春の収穫は、何といっても技術力の向上である。守備では上田和明コーチの指導の下、基礎を改めて徹底し、守備力の底上げに取り組んできた。投手陣は上田誠コーチによる多様なトレーニングを通じて、体力や球速など様々な面で着実に成果を上げている。打撃においても、堀井監督や小林コーチらの指導を受け、昨年には見られなかった鋭い打球が増えている。こうした新体制のもと、今季は約6週間に及ぶキャンプを完走した。松山に始まり、中津、鹿児島、関西、東海と各地を巡る中で、多くの方々の多大なる協力により実現したものである。投手陣では渡辺和大(4年=高松商業)や広池浩成(4年=慶應義塾)が先陣を切り、野手陣では主将・今津慶介(4年=旭川東)や上田太陽(4年=国学院久我山)が守りの要としてチームを支えている。リーグ戦優勝、日本一、そして四冠達成へ。200人を超える部員全員が一丸となり、日々鍛錬を重ねている。今年のスローガン「ファンファーレ」が示す通り、新たな慶應の幕開けの年とすべく、まずは初戦の立教戦に向けて全力で準備を進めている。6月の早慶戦の後、笑っているのは慶應だ。(沖﨑真周)