【あなたにとって野球とは―#23】上野優太(投手・法政二)
4年生38名によるラストシーズンにかける想いを投稿いたします。
23人目は、上野優太(投手・法政二)です。
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毎年楽しみにしていた先輩方の4年生投稿。ついに自分が書く番になったのかと、不思議な気持ちです。16年間の野球人生を振り返りながら感謝を伝えたいと思います。拙く長い文章になりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
私は野球が大好きです。そんな私の原動力は常に「憧れ」でした。小学生の時は先輩のプレーに憧れ、中学生の時は甲子園に釘付け、高校では大学野球や都市対抗に通い詰め、常に憧れを抱いていました。
その中でもいちばん憧れを抱いたのが東京六大学野球でした。小学校1年生の時、父に連れられて観戦した初めての東京六大学野球。斎藤佑樹率いる早慶優勝決定戦。今まで見たことのない野球の盛り上がりを目の当たりにして「ここで野球がしたい」と言ったのが神宮でプレーする夢の始まりでした。そんな些細な一言をきっかけに、中学受験を通じて大学まで野球を続ける道を切り開いてくれた両親のおかげで、私の法政での10年間が始まりました。
そんな胸いっぱいの憧れを抱き、精鋭ぞろいの中に飛び込む覚悟を持って入部した法政大学野球部は想像以上の世界でした。150キロをバンバン投げる先輩たち。同期には甲子園優勝エースに神奈川制覇、150キロ右腕に平塚の神童と京都の二刀流と化け物揃い。身体の大きさはもちろんでしたが何よりも野球の知識、意識の違いに驚かされました。自分より上手い選手たちがひたすら練習する姿を見て、こいつらを追い越すにはどんだけやらなきゃいけないんだと思ったのをついこの前のように覚えています。投球フォームやトレーニング方法を先輩や同期に聞き回り、ひたすら練習してせっかくもらった実戦のチャンスではボコボコに打ち込まれ、今まで何を練習してなんのために野球をしているんだろうと思う日もあり、葛藤する1年生の毎日でした。
それでも少しずつ成果が出てきた2年生。髙村さん(髙村祐助監督)との出会いがとても大きかったです。なんの魅力もなかった私のピッチングを活かす指導をしてくださり、本当に感謝でいっぱいです。
初めてオープン戦で使ってもらい、茨城や新潟の遠征を経て迎えた神宮でのフレッシュリーグ。たかがフレッシュと思われるかもしれませんが、私にとっては大舞台。渡されたコップのお茶がこぼれるほど手が震え、登板後にはベンチの段差で転んだことも、今でも忘れられません。
3年生になり、目標はリーグ戦登板でしたが、その壁は非常に高く遠いものでした。そこに就活が重なり、思うように野球と向き合えない日々が続きました。辛い時期ではありましたが就活を通じて、改めてこの環境で野球ができることの幸せさに気付かされました。
4年生になってからの1年間はあっという間でした。挫けそうになる時もありましたが、それでも4年間、毎日野球を楽しいと思えたのは同期やチームメイトの存在があったからです。16年間の野球人生でお世話になった人たちにこの場を借りて感謝を伝えたいです。
お母さんへ
常に私のいちばんの味方であり、ファンでいてくれてありがとう。新潟でも静岡でもどこへでも応援に駆けつけてくれて、たくさん写真を撮ってくれてありがとう。反抗したり試合のときは話しかけに来ないでと言ってしまったこともあるけど、毎試合来てくれるのがとっても嬉しかったです。
お父さんへ
まず野球に出会わせてくれてありがとう。小学校の頃から土日は朝から晩まで野球に付き合ってくれ、大学までほぼ全ての試合を見に来てくれてありがとう。鴨川のブルペンまで見に来た時はさすがにびっくりしました。毎試合後に家でビデオを見ながら反省したあの時間は幸せでした。私にとって最大のコーチであり、最高のお父さんです。
妹へ
生まれた時から野球バカな兄貴に週末を振り回され、家でもテレビをつければ野球、食卓でも口を開けば野球。それでも俺が帰るのを楽しみにしてくれたり、今でも野球を見に来てくれてありがとう。
家族にはこれからたくさん恩返しできるように頑張ります。
たくさんお世話になった先輩方
高校から5年間お世話になった赤間さん(赤間梢吾・R8卒)。たくさん野球を教わった舩木さん(舩木佑・R8卒)、七丞さん(藤森粋七丞・R8卒)。引退してもご飯に連れてってくれる宇山さん(宇山翼・R8卒)。グラウンドでも学校でもプライベートでもお世話になったうっちーさん(内山陽斗・R8卒)。みんな私の憧れです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!
後輩たち
特に名取(名取由晃・3年)、近江(近江駿弥・3年)、髙名(髙名泰成・3年)
今は就活と野球との両立や怪我もあり、とても大変だと思います。引退を目前にした今になるとまだ1年残っている後輩たちが羨ましく感じます。この1年は本当にあっという間なので悔いのないよう頑張ってください。指定校・一般・付属が1人でも多く神宮に立つことを楽しみにしています。
髙名が7年間の後輩で良かった。法政のユニフォームを着られる最後の1年頑張って。熊本(熊本竣・2年)、髙橋(髙橋雄・1年)と4人で二中会しましょう。
そして同期へ
夏休みも冬休みもオフの日も毎日一緒にいて、ご飯を食べて、サウナに行って、飲んで、他愛もない話をしている時間が楽しかったです。風呂でも飲みでも、最初から最後まで野球の話をしていられるみんなが同期で本当に良かった。助川(助川太志・4年)とどうやったら試合に出れるのか2時間風呂で語り合ったのは忘れません。唯一やり残したことは投手会くらいです。みんなで集まりましょ。
16年間やってきた野球もあと10日ほど。24時間365日、野球のことだけを考えて過ごせたこの4年間は私にとってかけがえのない日々でした。寒くてきついラントレ、指先の硬いマメ、起きるのが辛いほどの筋肉痛、試合前の眠れないほどの緊張ももう味わうことができないと思うと寂しいですが、残りの日々を思いっきり走り抜きます。
さて残されたのは東大戦。春の仕返しをして、2連勝で4年生全員笑って終われるように頑張りましょう!
主将 


