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【あなたにとって野球とは―#29】大森椋太(内野手・法政二)

4年生38名によるラストシーズンにかける想いを投稿いたします。

29人目は、大森椋太(内野手・法政二)

です。

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気づけば、17年間に及んだ私の野球人生も終わりに近づいています。
人生の大半を野球に捧げてきましたが、そこには数えきれないほどの学びと、言葉では言い尽くせない感謝がありました。

「私にとって、野球とは何だったのか」

この17年間の集大成として、素直な思いを綴ります。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

振り返ってみて、確実に言えることがあります。それは、一人ではここまで来られなかったということです。

野球を始めるきっかけをくれた兄、いつも支えてくれた両親、野球を教えてくださった指導者の方々、そして一緒に汗を流したチームメイト。私の17年間の野球人生は、出会ったすべての人たちとともにつくり上げてきたものだと思っています。

兄の背中を追いかけて始めた野球。小学校の6年間では、野球のいろはを教えていただきました。同学年の仲間がいない6年間でしたが、勝つ喜びや、できなかったことができるようになる面白さを知りました。野球が好きになった原点は、あの時間にあります。

中学では、初めて同期と一緒に野球をする経験をしました。同じ学年の仲間と練習し、競い合う。その中で、同期という存在の大切さを学びました。

また、金井さん(当時の監督)との出会いも、私の野球人生にとって大きな転機でした。金井さんの母校である法政二高に進学できたのも、その出会いがあったからです。金井さんに出会っていなければ、法政二高で野球をすることも、その先の大学野球へとつながることもなかったと思います。

大学野球部での4年間は充実していました。

テレビで見ていた選手や、プロへ進む選手たちとこれまで経験したことのないハイレベルな環境で野球に打ち込めた、夢見たいな4年間でした。

個人的ないちばんの思い出は、2年生のサマーフレッシュです。

自分でも驚くほど結果を残すことができ、野球人生で一番と言っていいほどの活躍ができました。プロアマ交流戦の出場できたことは一生の財産です。自分の殻を一つ破ることができたように感じた時間でもありました。

その姿が、同じように上を目指す後輩たちにとって、少しでも希望になっていたら嬉しいです。

ただ、その後はなかなかうまくいかないことも多く、就職活動なども重なり、思うように野球ができない状況が続きました。せっかくつかんだチャンスをつなげられなかったことには、今でも悔しさが残っています。

それでも、4年間を終えようとしている今、やりきったと思えています。

そこまで頑張れたのは、毎日一緒に汗を流す仲間がいて、自分の野球を応援してくれる人たちがいたからです。同期が神宮で活躍する姿を見ると刺激を受けたし、自分も頑張ろうと思えました。家族の応援も、何度も自分の背中を押してくれました。

ここからは、そんな皆さんへの感謝を伝えさせてください。

家族へ

22年間生きてきて、その大半を野球に費やしてきました。思う存分野球ができる環境をつくってくれて、本当にありがとうございました。

兄が野球をしていなければ、自分が野球を始めることもなかったかもしれません。兄の背中を追いかけて始まった野球を、最後まで続けられるように支えてくれたのが家族でした。

小学校から大学まで、試合に出るたびに応援に来てくれたこと。大学では出場機会が少なかったにもかかわらず、試合に出ると分かると、地方にまで足を運んでくれたこと。1つ1つが本当にありがたかったです。

大学でも野球を続けようと背中を押してくれたのも、両親でした。二人のためにも、もう4年間頑張ろうと思えました。

家族がいなければ、今の自分はいません。この充実した17年間の野球人生もありませんでした。始まりから終わりまで、ずっと支えてくれて、本当にありがとうございました。

同期へ

全国のいろいろな場所から集まった、本当に個性豊かな同期でした。

足がとんでもなく速いやつ、筋トレが大好きなやつ、びっくりするくらい食べるやつ、めちゃくちゃ肩が強いやつ、どこまでも打球を飛ばすやつ。それぞれに特徴があって、面白くて、優しいやつばかりでした。

お互いの結果を気にしたり、刺激をもらったりしながら、高め合えた4年間だったと思います。野球でもプライベートでも、4年間のほとんどをともに過ごしたみんなは、家族のような存在でした。

最後まで野球に向き合えたのは、そんなみんなが近くにいてくれたからです。本当にありがとう。

大学で出会ったこの同期は、一生ものだと思っています。これからもよろしくお願いします。

上野(上野優太・4年)へ

出会ってから7年間、同じチームで野球ができて本当によかったです。

自分にとって、上野の存在は大きかったです。相当な野球バカで、クラスでも野球のことばかり考えていて、その意識の高さとストイックさは真似できないなと思っていました。

上野が投げている姿をショートから見られる時間が、今振り返るとすごく幸せだったなと思います。

高校の頃は、上野が頑張って打ち取った打球を、俺がことごとくエラーするという、本当に申し訳ないジンクスがありました。それでも、「ジンクスだから」と笑って許してくれる上野に、かなり救われていました。ありがとう。

一緒に大学でも野球を続けて、お互いに頑張ってフレッシュに出られたことも、大切な思い出です。神宮で投げている姿を見たときは、本当に感動しました。

7年間、一緒に野球をしてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。

達也(小川達也・2年)へ

少年野球の頃から一緒に野球をしてきて、今も同じチームにいることが、なんだか不思議です。

今は大学のレベルの高さに苦戦することもあると思います。でも、達也なら大丈夫。

伝えたいのは、いろいろなことにチャレンジしてほしいということです。思うように結果が出なかったり、周りと比べて自信をなくしたりすることもあると思います。

それでも、自分の可能性を信じて、たくさん練習して、たくさんアピールしてください。その挑戦の1つ1つが、自分の力になると思います。

なかなかご飯に連れていってあげられていないけど、引退したらたくさん行こう。一番応援しています。

17年間の野球人生は今思うとすごい尊い時間でした。

そして、その時間をともにつくってくださったのが、これまで出会った皆さんでした。

一緒に汗を流した仲間、野球を教えてくださった方々、野球ができる環境を用意してくれた家族、そして自分の野球を応援してくださった方々。その存在が原動力となり、ここまで走り続けることができました。

皆さんとともにつくってきた17年間は一生の宝物です。

私の野球人生に関わってくださったすべての皆さん、本当にありがとうございました。