ラストシーズンに懸ける想い!その4<栗林兼吾>
こんにちは。
小山台高校出身、投手の栗林兼吾です。
私が野球を始めたのは5歳の頃でした。2人の兄の影響で始めた野球ですが、当時から左投げだったこともあり、気付けばずっとピッチャーを続けてきました。幼い頃から続けてきた野球が、いつしか自分の人生の中心になっていました。
塾野球部を目指すきっかけとなったのは、中学チームの先輩や高校の先輩が塾野球部に進学し、リーグ戦で活躍する姿を見たことでした。しかし、入部してみると、そこには想像以上に実力のある先輩や同期がたくさんいました。自分がこの中でリーグ戦のマウンドに立つことは、相当難しいのではないかと感じていました。入部当初は当時の4年生の学生コーチのもとでひたすらランニングに取り組み、本当にきつい毎日でした。最初の3か月で体重が10キロほど落ちるほど厳しい日々でしたが、少しずつ大学野球の環境に慣れていきました。夏にはオープン戦で登板する機会をいただき、次世代育成大学野球サマーリーグでも結果を残すことができました。自分の投球にも少しずつ自信がつき、秋には登板こそなかったものの、初めてリーグ戦のベンチ入りを経験しました。当時、廣瀨隆太さん(2024年卒・現福岡ソフトバンクホークス)をはじめ、リーグ優勝を果たした4年生たちの勝利への執念には圧倒されました。一つの勝利に懸ける姿勢を間近で見て、自分もこの舞台で勝利に貢献したいという思いが強くなりました。その後、フレッシュトーナメントの東大戦で先発を任せていただいたことも、大きな自信につながりました。こうして1年目のシーズンは、思い描いていた以上に順調に送れました。しかし、本当の試練はここからでした。
まず、2年春は鹿児島キャンプに帯同できたものの、腰の怪我によりほとんど登板することができませんでした。キャンプから帰ってきても痛みが治らなかったので、検査したところ腰痛分離症を発症していました。そこからおよそ4カ月の間、まともにボールを投げることができず、春秋とリーグ戦はおろか、フレッシュトーナメントにも登板することができませんでした。自分たちの代のフレッシュトーナメントだったので、活躍したかったのですが叶いませんでした。春秋とチームはフレッシュトーナメント連覇を果たしたものの、内心では悔しい気持ちが大きかったです。
今年こそはと思い、また鹿児島キャンプで始まった3年生では、キャンプはなんとか完走できたものの、今度はキャンプから帰ってきた後の大学野球スプリングフレッシュリーグで肘を痛めてしまいました。検査の結果、肘頭疲労骨折と診断され、肘にボルトを入れる手術を経験しました。もちろん春リーグは登板できず、投球を再開したのは9月でした。投げられない半年近くの期間は身体作りに力を入れ、身体の機能面の改善にも取り組みながら、秋にリーグ戦で投げることを目標に努力を続けました。そして、復帰してからのオープン戦で結果を残し、2年ぶりにリーグ戦にベンチ入りすることができました。登板こそなかったものの、まだ自分はリーグ戦に関与できると思えたことが嬉しかったです。
そして、ついに自分たちの代が始まりました。未だにリーグ戦で登板経験はなかったものの、春のキャンプからこれまでにないとても良い感覚で投球することができ、オープン戦で好成績を残すことができました。そのまま、リーグ戦開幕からベンチ入りし、明治戦2回戦でついにリーグ戦初登板を果たしました。怪我で投げられなかった時間や同期の活躍を見て悔しい日々があったからこそ、初登板の喜びは格別なものでした。そして、最後にはリーグ戦優勝まで経験することができました。憧れて入った塾野球部で、仲間とともにつかめた優勝は何にも代えがたい経験です。
大学に入ってからの野球人生をざっと振り返りましたが、実際はこんなに簡単にいくことばかりではありませんでした。特に2年生と3年生の時期は怪我の期間があまりにも長く、途中で諦めそうになったことが数えきれないほどありました。2年生の終わりには、当時の中根助監督に野手転向を勧められるほどでした。それでもなんとか諦めずやってこられたのは家族や友人など、こんな自分を応援してくれている人の存在があったからです。特に両親は、こんなに手のかかる、問題ばかり起こす三男坊の末っ子に、本当に小さい頃からいつもサポートをしてくれました。苦労の割にリターンの少ない息子でしたが、これからは親孝行ができるよう頑張ります。本当にありがとうございました。
また、塾野球部に入って一番良かったことは、個性的な人もいますが、やるときはしっかりやる、そんな仲間たちに出会えたことです。大雨の中グラウンドに飛び出してく人や、深夜に急に散歩に出かけたくなる人、そのせいで昼夜逆転する人、様々な仲間に出会えたことで多くを学ぶことができたし、一緒だからこそ苦しい場面でも頑張ることができました。また、いろいろなことを教えてくれて良くしてくれた先輩や、これからの塾野球部を背負っていく頼もしくもあり、生意気でもある後輩にも出会えました。これまで関わってくださったすべての人への感謝の気持ちを秋は優勝という形で恩返ししたいです。
大学野球をもって、野球には一区切りをつけます。5歳から始まった野球人生を振り返ると、決して順風満帆ではありませんでしたが、塾野球部で過ごした日々は、自分にとってかけがえのない財産です。ここで学んだことや出会えた仲間を大切にし、次のステージでも自分らしく努力を続けていきます。
これまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。最後の秋季リーグ戦、そしてこれからの自分の挑戦にも、温かい応援をよろしくお願いいたします。

主将 


