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ラストシーズンに懸ける想い!その46<水品玲香>

こんにちは。
慶應湘南藤沢高校出身、マネージャーの水品玲香です。

私が野球と出会ったのは、高校3年生の時です。

常にコロナの制約があった高校3年間、同級生達が一生懸命取り組んできた部活の試合を見に行くこともままならなかった頃、唯一観戦が認められたのが野球部の試合でした。当時、高校の同級生だった田上遼平(4年・投手・慶應湘南藤沢高校)と玉津優志(4年・捕手・慶應湘南藤沢高校)が試合に出ると聞き、クラスメイトと応援に行ったことをきっかけに野球に興味を持ち、塾野球部への入部を決めました。

入部したての頃、初めての学年ミーティングでの議題は「3年後、どうなっていたいか、どんな自分になっていたいか」でした。このブログを書くにあたり当時の議事録を読み返すと、「150km/hの球を投げる」「ベストナインになる」「主力選手としてチームを引っ張る」など、実際に目標を達成している同期が多いことにも驚きました。当時も、これまで何かで「日本一」を本気で目指したことのなかった私にとっては非常に刺激的な環境に感じたことを覚えています。

私は、小学1年生の頃からずっとバスケットボールをしていましたが、大学でも選手として競技を続ける選択はしませんでした。やり切ったという思いもありましたが、あと4年、選手として競技に向き合い続ける覚悟が自分にはなかったのだと思います。大学4年間を競技に捧げるという選択は、決して簡単にできるものではないと分かっているからこそ、野球に向き合い続ける選手たちの覚悟を、私は心から尊敬しています。

大学生活の全てを捧げたこの4年間、楽しいことだけではありませんでした。そもそも、野球のルールを全く知らずに入部する部員は稀で、周囲には高校野球のマネージャー経験者や幼い頃からプロ野球が好きなど、生活の一部に野球がある人ばかりだったため、野球を知ることから始めた私が、周囲と同じスタートラインに立つまでにかなり苦労しました。

他にも大変なことはたくさんあり、心が挫けそうになることもありました。そんな時に意識していたのは、「何のためにマネージャーをしているのか」という原点に立ち返ることでした。選手のためにやっているのだから、その目的を見失わなければ必ず大丈夫だ、そう教えてくれた先輩の言葉に何度も救われました。

また、同期のマネージャーにも恵まれました。同じ志を持った存在が一番近くにいてくれたことに何より支えられ、多くの影響を与えてくれたことに感謝してもしきれません。

そして、こんなに濃く充実した日々は、何不自由なく部活に打ち込める環境を与えてくれた家族のおかげでもあります。

1年生の時、秋季リーグ戦優勝、そして明治神宮大会優勝と、いきなり日本一の景色を見ることができましたが、今振り返ると「頑張れば日本一になれるんだ」と少し軽い気持ちで日本一を喜んでいたように思います。しかし、その後は3季連続5位と、思うような結果が出ない時期が続きました。出席したOB会で、「選手たちの努力のベクトルが間違っている」と叱責されたこともありました。私は、部員たちが普段からどれだけ努力しているかを間近で見て知っていましたが、結果が出なければ周囲には認められない。伝統があり、本気で日本一を掲げている組織だからこそ、結果を求められる厳しい世界なのだということを学びました。

しかしそこで挫けることなく、厳しい成績が続いてもなお、これまで以上の努力を重ねて前を向き続けた同期には、間違いなく日本一の景色を見る権利があると思っています。

もちろん、チームの一員として、日本一の景色を見たいという気持ちはあります。でもそれ以上に、大好きな彼らが日本一に輝く姿を見たいです。ラストシーズン、必ず優勝します!

(4年・マネージャー・水品玲香/慶應湘南藤沢高校出身)