【あなたにとって野球とは―#24】助川太志(投手・茗溪学園)
4年生38名によるラストシーズンにかける想いを投稿いたします。
24人目は、助川太志(投手・茗溪学園)です。
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日頃から弊部を応援してくださる皆様、誠にありがとうございます。
明治大学に二連敗を喫し、優勝の可能性がなくなってしまったこのタイミングで、四年生投稿を書かなければならないことが本当に悔しく、部員をはじめ、応援してくださっている皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、支えてくださった皆様への感謝と、4年間で学んだことを少しでも後輩に伝えられるよう、自分なりに精一杯書きましたので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
「臥薪嘗胆」
――将来の目的を果たすため、長い間苦労や屈辱に耐え忍ぶこと。
「あなたにとって野球とは」という問いへの直接的な答えにはなっていないかもしれませんが、この言葉は私の野球人生を象徴する言葉です。
高校で軟式野球の道に進むと決めた時から、この言葉をグローブに刻んできました。当時は高校生活に不満を抱いてばかりでしたが、今では「あの3年間があったからこそ、今の自分がいる」と思えるようになりました。それでも、挑戦しなかった後悔をこの言葉とともに胸に刻み続けてきたからこそ、紆余曲折ありながらも、最後には「やりきった」と言える大学4年間を過ごすことができたのだと思います。
自分の大学野球を少しだけ振り返ると、毎年同じことを繰り返していたように思います。
Bチームに上がってはすぐにCチームに戻り、またBチームに上がれたと思えば、新入生が入学して再びCチームへ。「このまま4年間が終わるんだろうな」と思いながら、学生コーチになった時に使うキャッチャーミットの配色をよく考えていました。
そんな時に、「規則の呪い」という言葉を知りました。
不規則な毎日を過ごしていると、毎年同じような1年を過ごすことになる。一方で、規則的な毎日を過ごしていると、毎年違う1年を過ごすことができる、というものです。
一見矛盾しているように聞こえますが、私の中ではこの言葉がすごく腑に落ちました。
それからは、1週間の過ごし方をルーティーン化しました。もちろん、同じことの繰り返しでつまらないと思う日も多くありましたが、私の同期の投手陣には最高の仲間がいたので大丈夫でした。
ケガに苦しみながらも、誰にも見えないところで毎日練習を続けていた、意志の強い人。
大口をたたくけれど、それに見合う実績と実力を持っている人。
どんなことにも大真面目に取り組む人。度が過ぎるほど優しい人。
何度打ちのめされても、すぐに上を向ける人。嫌なことから逃げない人。
本当にみんな尊敬できる人ばかりで、私の大学生活は、みんなの大きすぎる背中を追い続けた4年間でした。みんなといるのが楽しかったからこそ、最後まで野球に真摯に向き合うことができました。
本当にありがとう。
後輩へ
みんなは私のモチベーションです。
時間ぎりぎりまで室内練習場で楽しそうにバッティングをしている姿を見ると、いつも初心に帰ることができます。
特に指定校推薦で入学したみんなは、なかなか出場機会に恵まれず、もどかしさや葛藤を抱えていると思います。
でも、安心してください。みんなは下級生の頃の私より、はるかに野球が上手いです。
だからこそ、入学してから今日まで努力を怠らなかったと自信を持って言える人は、本気でリーグ戦出場、そして優勝を目指してほしいです。
少し偉そうになってしまいますが、失敗した後悔は成功によって消せても、挑戦しなかった後悔は、別のことに挑戦しても埋められないと思います。
本当に応援しています。
一番長く一緒にいた後輩は、もしかしたら槙野かもしれません。
1年春からベンチに入っている姿を見て尊敬していたし、秋からは一緒にベンチに入ることができて、神宮の外周を一緒に走るのがルーティーンになっていたことも、すごくいい思い出です。
正直、最後のシーズンに一緒にグラウンドで戦えなかったことは寂しいです。
でも、槙野は大丈夫な気がします。
気づいたらスイッチが入って、投手陣を引っ張り、僕の手の届かないところまで行っている気がします。
それだけの才能があると思っているから、頑張れ!!
両親へ
私はいつも二人の期待を裏切ってばかりだったと思います。
二人が期待していたような姿になれているかは分かりませんが、二人からもらった、返しても返しきれないほどの恩を、大学野球を通して少しだけ返せたのではないかと思っています。ただ、二人が私の野球をしている動画を楽しそうに見ている姿を見るのが、私にとって何よりもうれしかったので、恩返しをしているつもりが、むしろ自分の方が幸せをもらっていたのかもしれません。
それでも、一つだけ断言できることがあります。
助川太志の一番のファンでいてくれて、本当にありがとう。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後の東大戦、チーム藤森のプライドをぶつけます。
どうか最後まで、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
主将 


