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主将 藤森 康淳
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【あなたにとって野球とは―#03】伊藤要(投手・平塚学園)

4年生38名によるラストシーズンにかける想いを投稿いたします。
3人目は、伊藤要(投手・平塚学園)です。
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いつも法政大学野球部を、そして僅かだとは思いますが私を温かく見守って応援してくださっている方々、本当にありがとうございます。どうかこれからも変わらぬご声援をよろしくお願いします。

大学では色々な経験をさせてもらいましたが、決して楽しいことばかりではありませんでした。身体には丈夫な自信があったのですが、ケガの悪霊に取り憑かれているのかと思うほど、何度もケガをしてしまい、大学ではほとんど野球ができませんでした。右肩のケガの時は2年近くまともにボールを投げられなくて、まるで深海の中をもがいているような感覚でした。どれだけリハビリを頑張っても治らなくて、野球をやってきた中で一番苦しい時間でした。

もうマウンドから投げるのは無理かもしれない。そう何回も諦めかけましたが、その度にリハビリを診てくれていた方たちが、寄り添い励まし、背を押してくれました。そのおかげで、結果が出なくてもやり続けることができました。頑張れば報われる、そう思えるのは自分の努力の成果ではなく、周囲の手助けや恵まれた環境のおかげだと思います。

長期のリハビリを経て、再び試合のマウンドでボールを投げられたとき、支えてくれた人への感謝の気持ちと、野球ができることへの心の底からの喜びで、胸がいっぱいになりました。身を以て野球ができない経験をしたからこそ、野球ができる有り難みを人一倍感じられたと思います。

チームトレーナーの鶴岡さん、川田さん、蓮見さん、通っていた病院や治療院の先生、理学療法士の方々に大変お世話になりました。また、大阪の凄腕パフォーマンスコーチに投げ方とトレーニングを指導してもらったおかげで、自分はもう一度ボールを投げられたと思います。本当に感謝しています。

そして、これまで何不自由なく思う存分野球をやらせてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。お父さんは小さい頃から熱心に野球を教えてくれました。最近は家に帰ると人生について語ってくれます。

お母さんは困ったときに話を聞いてくれて母の優しさで包み込んでくれます。実家を出てからいろんな料理を食べてきましたが、やっぱりお母さんの料理が一番おいしいと思います。いつもありがとう。

最後に長い間ケガで苦しんでいる内田(内田悠人・2年)と片山(片山大輔・1年)には、特に頑張ってほしいなと思っています。長いリハビリは想像以上に苦しく、辛いと思います。周りからの心無い声や、上手くいかなくて頑張りが無意味に感じる時もあると思います。

でも、どんなに辛くて先が見えなくても必ず良くなる時はいつか来ます。もし自分の望むような形や結果にならなかったとしても、もがき続けてほしいです。その過ごした時間は決して無駄なものではなく、今後の人生の糧になるとともに、人間としての深みが増すと思います。

心が折れそうになっても、最後まで諦めず自分を信じて頑張ってほしいです。応援しています。