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【あなたにとって野球とは―#13】古川翼(投手・仙台育英)

4年生38名によるラストシーズンにかける想いを投稿いたします。

13人目は、古川翼(投手・仙台育英)です。

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この投稿を読んでいただける皆様はきっと涙してしまうと思いながら、4年間支えてくださった皆様への感謝をここに綴りたいと思います。長文になると思いますが、お付き合いいただけると幸いです。

正直、私は大学生活、大学野球の4年間が嫌だったと言っても過言ではありません。入学して初めての寮生活、不安どころか他人と共同の建物で生活するなんて地獄に等しいと思ってました。そんな中でも、1年秋からリーグ戦に出させていただき、先輩方の背中を追いかけながらAチームに帯同し、3年春まで自分の思い描いていた道筋とはかなり違いましたが、先発を経験させていただいたり、リリーフでも登板の機会をいただきかなり恵まれていたなと思います。3年秋に入るタイミングで突如自分のプレーを見失い真っ暗なトンネルに迷い込んでしまいました。抜け出せる気配もなく思うようにプレーできない自分に苛立ち、周囲が進路を決めていくのに焦り、入学前に計画していた歩みが全て止まり、このまま投げられなくて終わっていくのだと悟っていく状態でした。それでも今胸を張って投げられるという現状までやり抜いてこれたのは、家族はもちろんのこと先輩や同期、後輩に沢山支えてもらえたこの一点につきます。

元部屋長 武冨陸さん(R6年卒)

大学に入って初めて寮生活を経験するのは、僕にとって上手くやって行けるか最大の不安要素でした。入寮前から優しく連絡してくださり、入寮してからも何不自由なく過ごしやすい環境を作ってくださったことにとても感謝しています。入寮した時と退寮の際で変わってしまうほど、僕の綺麗好きが影響を与えてしまったことが懐かしく感じます。何より最後の秋季リーグ戦に一緒にベンチに入って終われたことが1番嬉しかったです。バックポーズの写真は一生の宝物です。

世話長兼元部屋長 野崎慎裕さん(R8年卒)

最高の世話長。ノリさんは僕の憧れです。1年同じ部屋で生活して何気ない会話も毎日が思い出です。ご飯をご馳走になって、締めに甘いスイーツを食べる。この流れが大好きでした。僕も後輩とご飯に行く時はそうしようと決めて、真似させてもらいました😂。部屋ではマイペースで迷惑ばかりかけたと思うけどごめんね。ひとつ大きな後悔があってノリさんとラストシーズン同じグラウンドで終えれなかったことが今でも悔しいです。最後はちゃんと戻ってきましたってマウンドで胸張って言えたらなって思います。

世話子 東北の同士 菅井颯(3年)

入ってくる1年生の写真をネットで漁って、顔を見て一発でこの子を世話子にしよう決めて、最初は失敗したかななんて思ったよ😆。今では颯ちゃんを選んで良かったなって思います。やる時はやるヤツだし、スタイルも良くて顔もいい、でも抜けてるとこも多い。俺のことを舐めきってて俺が世話子かなとも思う立場関係だけど、ちゃんと先輩として立ててもくれるしとにかく颯ちゃんは良い奴だ!最高の世話子です!沢山ご飯連れて行ったり、豪華な誕生日プレゼント渡せてあげれなかったけど、またチーズケーキ送るし、ご飯も行こうね!野球覚醒してより長く野球を続けることも期待してるし、ずっと貫いてる夢を将来叶えて立派な警察官になるのも応援してる👍

同期のみんなへ

自己中でマイペースで変わり者の俺をこんなにも丸くしてくれて感謝してます。ありがとう。絶対にやっていけないと思った寮生活も無事に終えられそうです。グラウンドの行き来やみんなで学校に行ったり、それらが無くなるのが少し寂しくも感じるけど、入学式の集合写真を見返すとこの38人で良かったなと思います。良い奴らばっかりでした!お互いそれぞれの道でこの先も頑張ろう!

人生の目標 両親、俺の原動力 兄弟へ

お父さん、高校まで送迎に道具関係、保護者会など様々基本的に近い位置で常に見守り続けてくれて大学に入ってからはお母さんにくらべてやり取りは少なくとも僕のことをよく理解してくれて、時にアドバイスをくれるその温かさが僕にとっての何よりの支えでした。帰省する度に、迎えに来てくれて、帰りに酒屋によって好きなお酒を買わせてくれる、その晩一緒に飲んで近況報告をする。この時間は1番全てを忘れられる貴重なひと時だったよ!

お母さん、この4年間1番こまめに連絡を取り続けてましたね。家族、兄弟の近況報告、実は結構楽しみで面白くて実家を離れたからこそ今まで気づかなかったり、色んなことを感じてました。定期的に冷凍で送ってくれるおかず、すぐ無くなるのが嫌でここぞという時に味わって食べました。やっぱりお母さんのご飯は最高です!寒暖差に弱い俺の体調を気遣い、薬のことや管理のことをこまめに連絡してくれたおかげで4年間大きな怪我や病気なく過ごすこともできました。

兄弟妹、実は君たちの近況報告が俺のいちばんの活力だったことを最後に伝えときます。母から来るそれぞれがどんな状況で各々頑張っているのか、それを聞く度になんでかとても嬉しく自分が頑張る理由になってたよ。高校までは家で大した会話もしないし、なんなら俺の中高の生活がかなり3人の生活に影響を与えてて、勝手に申し訳なく思ったりしたこともあったかな。大学に入ってからは、いつ帰ってくるのか必ず聞かれるし、リーグ戦でベンチに入ればわざわざ神宮まで来てくれて、こんなに応援してくれることを心から嬉しく思う。兄貴の職場に行ったりはなかなか現実的にできなかったけど、陽大と花音の練習・試合を見に行く度にすごく心にくるものがあってちょっと涙腺が緩んだり、感動したりすることが多々あった。それが俺を奮い立たせてくれる一番の原動力で今自信を持って投げれる状態まで戻せた要因だよ。

もっと色んな感謝を伝えなきゃいけないし、伝えたいけどここには収まるわけもないので、この先旅行に行ったり、家で食事したり外に食事しに行ったり、したいことが沢山あるからそれを全てします!こういう時しか言えないけど、この4年間でより家族が大好きになりました。大学に入って1番得た物です。ほんとにありがとう。

他にも感謝を伝えたい人は沢山いますが、おそらくこのまま書いていくと書き終わりません!

とにかく僕は様々な人に支えられていることを毎年毎年強く感じています。そして、そのたくさんの支えてくれる人は野球が生んでくれたものであり、野球が繋ぎ合わせてくれたものです。

僕にとって野球は人生の教科書です。野球というスポーツをする中で教えてくれるものは、プレー以外のことが9割近いと僕は思います。生活や人との繋がり、考え方や社会に必要なことまで数多くのことを野球を通してこの15年間僕は学んできました。冒頭にも書いたように特に大学4年間は僕の野球人生史上最も何事も上手く進まなかった期間でした。初めて野球を本気で捨てようと考えました。特に最後の1年はひとりで涙した夜も多かったです。それでも野球という教科書で育った僕は野球でしか自分を納得させることはできないと思い何とか、ここまで這い上がってきました。中学高校と納得いく形で終えられたことがないと僕は思っています。せめて学生野球最後は野球で自分が納得して終えたいです。

1人でも多くの僕を支えてくれた人に、神宮の舞台でその姿をお見せできるよう、最後の最後まで最善の準備をして足掻きます。僕にできることはそれだけです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

神宮でお会いしましょう。