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【4年間を一言で表すと】山口颯太

2人目は山口颯太(内野手・聖隷クリストファー)です!

やまぐち のコピー

 

まもなく僕の約14年間の野球人生の幕が下りようとしています。

野球を通して本当にたくさんのことを学ばせていただきました。楽しいことや嬉しいことも数多く経験できましたが、逃げ出したくなるような日々や投げ出したくなるような日々もあり、時には野球を辞めたいと思うこともありました。ですがそれ以上についていきたいと思える仲間や指導者に出会うことができ、本当に恵まれた野球人生でした。自分自身から野球を取り除いたら何が残るだろうと思うくらい野球は僕の人生そのもののような存在でした。

 

①

 

一生懸命ひたむきに努力をし続けることが出来れば、いつか花開くと思いながら高校まで野球に励んできましたが、大学野球という世界はそんな甘い世界ではありませんでした。周りを見れば甲子園で名を馳せた選手やテレビ、SNSで見たことのあるスタープレーヤー達ばかりで、まるで異世界で野球をやっているような感覚に何度も陥りました。

 

④

 

結果が出ない日々や試合に出ることが出来ない日々が続きましたが、高校時代から一つだけ忘れず大切にしてきたことがあります。それは「置かれた場所で花を咲かせる」ということです。これは高校時代の恩師が贈ってくださった言葉であります。大学野球だけではありませんが、団体スポーツというのは所属している選手全員にスポットライトが当たるわけではありません。与えられた環境、立場の中で自分自身が求められていることは何なのかを今一度考え、自分自身と向き合うことから逃げずに精進していくことが組織運営で非常に大切だと学びました。

 

「咲かせる」というのは決して仕方がないと諦めることではありません。与えられた環境が最善の場所であるという意味を自分自身で見いだし、誇りを持って人生を歩むことです。

 

将来、理不尽なことに遭遇することやどうしても花を咲かすことが出来ない日々が必ず訪れるでしょう。
そんな時は無理に咲かせようとしない日があってもいいと思います。根を下へ下へと降ろし続け、根を張ること。そのような状況下でも自分自身の存在意義を見つけられるような胆力を大切に、いつか咲く花がより大きく、美しいものへとなるためにまっすぐな思いで人生を歩んでいきたいです。

 

⑤

 

最後になりますが六大学野球というレベルの高い環境の中で野球に夢中になり、野球に励むことが出来たのは僕の一生の財産であり、法政大学に入学して本当に良かったです。このような人生を歩ませてくれたお父さん、お母さんには本当に感謝しております。大学ではなかなか活躍している姿を見せることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが約22年間あたたかく見守ってくれた愛情を忘れず、一生かけて恩返ししていきます。

感謝の思いはお父さん、お母さんだけではありません。妹や弟、ばあばやじいじ、いとこのみんなや今は亡きひいじいちゃんやひいばあちゃん、野球を通して出会った仲間や指導者の方々、僕に携わってくださった全ての方々に感謝をしております。
自分自身が生きていられること、そしてこれから先も一生懸命頑張ることができる環境を当たり前だと思わず、自分以外の誰かを喜ばせることが出来るような人間を目指し、精進していきます。

 

②③

 

ラストシーズンチーム一丸となって優勝を勝ち取り、有終の美を飾れるように頑張ります。これからも法政大学野球部への応援、よろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました!