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早稲田大学
野球部ブログ

主将 印出 太一

【Weekly MGR】vol.123

こんにちは!3年マネージャーの北嶋晴輝(スポ・ 早稲田佐賀)です。
最近は急に冷え込み、肌寒く感じる季節となりました。私はクローゼットの奥から冬服を引っ張り出して重ね着を始めていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
熱戦が続いている秋季リーグ戦もいよいよ終盤に差し掛かり、今週末は「血の法明戦」が控えています!もしこのカードで法政大学が明治大学に1勝でもすれば、早稲田大学の優勝が決まる状況です。ぜひ、今週末はこの注目のカードをお見逃しなく!

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さて、10/28(月)に早稲田大学大隈小講堂にて『ワセダアジアレビュー』リニューアル出版イベントが開催されました。『ワセダアジアレビュー』とは、早稲田大学が創立以来、アジアの歴史とともに築いてきた伝統や、未来への展望を語り継ぐための出版物です。この度リニューアルされ、No.26が発行されました。No.26には、弊部の小宮山悟監督によるアジア野球に関する考察が掲載されています。

今回のリニューアルを記念して行われたイベントには、弊部から日野愛郎部長、小宮山悟監督、黃鼎仁(4年・投・国教・新竹)、北嶋が参加しました。また、早稲田大学野球部と台湾との関係に詳しい亀田健さん(S35卒)も参加していただきました。

本ブログでは、そのイベントの様子とイベントに参加した黃の感想をご紹介します。ぜひ最後までお楽しみください!

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イベントは以下の流れで行われました。

○台湾遠征の報告(北嶋)
○韓国遠征の報告(日野部長)
○今年の台湾・韓国遠征の総括と「アジアの野球」に関する考察(小宮山監督)
○座談会(日野部長、小宮山監督、亀田さん、黃、北嶋)

イベントは私の台湾遠征の報告から始まりました!
今年、早稲田大学野球部は2月と7月に計2回の台湾遠征を行いました。(台湾遠征についての詳細はこちらの2月・台湾遠征ブログ7月・台湾遠征ブログからご覧いただけます!)この台湾遠征の目的は、グローバルな視点を養うこと、そして野球教室を通じて現地の子どもたちと交流することでした。

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私は実際に台湾を訪れる中で、多くの学びを得ました。遠征中に早稲田大学を卒業し台湾で活躍されている校友の皆様とお食事をさせていただく機会があり、人生において挑戦することの大切さや、どんな逆境があっても諦めない姿勢についてお話をいただき、非常に貴重な経験となりました。
また、2回の台湾遠征で計5回開催した野球教室では、日本と台湾の野球文化に多くの共通点があることに気付きました。例えば、道具をきちんと並べることや礼儀、そして野球を通じて人間形成を重視する姿勢です。
言語の違う子どもたちとのコミュニケーションには苦労もありましたが、異国の地での野球教室は新鮮で非常に楽しいものでした!
発表は非常に緊張しましたが、会場にお越しいただいた皆様が笑顔で聞いてくださいました。本当にありがとうございました!

 

 

次に日野部長より韓国遠征の報告を行っていただきました。

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早稲田大学は1973年に韓国の高麗大学校と学術交流協定を締結し、それ以来、さまざまな分野で交流を深めてきました。その一環として、弊部では2011年より高麗大学校との定期戦を開催しています。開催地は日本と韓国と毎年交互に変わり、今年は弊部が韓国へ渡り試合を行いました。
日野部長は、学生のうちから国際交流を行う意義や韓国遠征を通じての学びなどをお話していただきました。実際に、定期戦の様子を主務・中原由信(4年・マネ・政経・早稲田実)がブログにまとめておりますので、こちらよりご覧ください!

 

 

その後、小宮山監督から今年の台湾・韓国遠征の総括と「アジアの野球」に関する考察をお話しいただきました。

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最も印象に残ったのは、「アメリカの野球よりも日本の野球の方が細かく丁寧だ」という小宮山監督の見解です。MLB(メジャーリーグベースボール)での経験をもとに、日本の野球が非常に高いレベルにある理由として、アマチュア野球としては大規模な大会である甲子園の存在や、幼少期から細かい技術を指導する日本の野球文化を挙げられていました。プロ野球選手、メジャーリーガーとして大舞台で活躍されてきた小宮山監督のお話は、とても刺激的で感銘を受ける内容ばかりでした。

 

 

最後に、座談会形式で日野部長から黃へ、台湾出身ながら日本で野球をすることについての質問がありました。ここでは、その中からいくつかの質問と回答を抜粋してご紹介します。

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日野部長(以下、日):早稲田大学野球部でプレーすることを志したきっかけは何ですか?
黃:早稲田大学野球部で活躍された呉明捷さん(S13卒)の影響です。呉さんは、当時より野球のレベルが高かった東京六大学でプレーするために来日し、早稲田大学に入学されました。在学中には、リーグ戦で当時の最多記録となる7本の本塁打を放ちました。そのような呉さんに憧れ、早稲田大学野球部を志しました。

日:台湾遠征を通してどのようなことを感じましたか?
黃:台湾遠征を通じて、日本と台湾の相互理解を深めることができました。野球という架け橋を通じて、素晴らしい交流が生まれました。台湾では野球が非常に人気であるため、野球が双方の交流のテーマとして機能したと感じています。現地の子どもたちと行った野球教室では、子どもたちからたくさんの野球に関する質問をもらいました。私が早稲田大学野球部で培った技術を教えることができたので良かったです。私にとって、台湾遠征は貴重な経験となりました。

日:留学生として野球部で活動する中で何か気づいたことはありますか?
黃:積極的にチームメートと会話することで、良い雰囲気が生まれると感じました。異なる文化も、会話の良い話題になります。また、野球の練習中にミスをした際には、成功するまで何度でもチャレンジする機会を与えてもらえたことに感謝しています。野球という共通の興味と、勝利を目指す目標があるおかげで、文化や言語の違いがあっても友達ができると感じています。

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以下、イベントに参加した黃の感想です!
アジアの野球の歴史に触れる中で、さまざまな興味深いエピソードや物語が残されていることに非常に興味を持ちました。また、本や資料等で記録を残すことの重要性も改めて実感しました。記録があることで、歴史が長く保存され、伝えられます。これからは、自分自身や周りの人々の記録も積極的に残していきたいと思います。

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以上になります!
私は早稲田大学野球部に入部して以来、国際交流の観点からさまざまな経験をさせていただきました。昨冬には北米からの留学生を安部球場に招待しての野球体験を行い、今年は2度の台湾遠征を通じて国際的な交流をさらに深めることができました。
かつて、早稲田大学野球部は最新の野球技術を学ぶため、日本の野球団体として初めてアメリカ遠征を行った歴史があります。早稲田大学野球部の根底にあるそのハングリー精神を胸に、今後も国際経験を活かし、早稲田大学野球部や学生野球界の発展に貢献できるようなマネージャーになりたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!

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