TOKYOROCKS2021 春季号外

通常、紙面にてお届けしている号外スタイルの東京六大学野球情報紙。
今季も特別版として、本サイト上にて掲載させていただきます。
野球部員による記事だけでなく、各大学の新聞部や応援部などの様々な寄稿がこの号外を盛り上げます。
第1週 テーマ

この春の収穫

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法政大学

未曾有の事態が起こった昨年を経て、2021年、春季リーグ戦が開幕しようとしている。今春は、自グラウンドでのオープン戦が出来ず、遠征が続いた。例年とは違う動きの中で、4本の柱が、法政大学野球部を支えた。投手で主将の三浦銀二(4年=福岡大大濠)、長身左腕の山下輝(4年=木更津総合)、パワーピッチャー古屋敷匠眞(4年=八戸工大一)、甲子園準優勝投手平元銀次郎(4年=広陵)、この4人の投手を中心に守りからリズムを作る「チームの勝利の形」を形成できたことがこの春の“収穫”である。この春も感染対策を徹底した上での開催になり、なかなか元通りの開催とはいかない。だがしかし、私たち法政大学の野球は変わらない。オレンジ色の“橙志”を燃やして、春連覇を達成したい。(小泉翔矢)

東京大学

この春の収穫といえば、新型コロナウイルスの感染対策を全員で徹底し、無事に東大球場での活動再開をすることが出来た事である。他大学が制限付きで学内での練習や対外試合を行っている中、我々は学外のグラウンドでかつ小規模での個人練習での調整を余儀なくされた。しかし、それは決して「ハンデ」ではなく、各々が知恵を出し合うことでむしろ結束力ならびに組織力が強化された。活動再開後は実戦練習や対外試合をこなし、準備は万全。主将の大音(4年=湘南)をはじめ、全部員が例年以上に仕上がっていると手応えを感じている。各々が「変革」したことで生まれ変わったこのチームで、連敗脱出を成し遂げる。(吉田洸)

立教大学

この春の1番の収穫は、新戦力の台頭である。今年のチームはリーグ戦の経験が豊富な選手が少ないという中で新戦力の台頭は大きかった。投手陣は、昨年の2枚看板であった、中川颯(現オリックス・バファローズ)、中﨑(現明治安田生命)の穴をどのように埋めるかが1番の課題であった。その中で、今年は栗尾(4年=山梨学院)、宮(3年=國學院栃木)、池田陽(2年=智辯和歌山)の3名の他に、新戦力の島田(3年=龍谷大平安)、荘司(3年=新潟明訓)、石元(2年=佼成学園)、野口(2年=東海大相模)の投手陣がどの場面でも投げられるというのは大きな強みである。野手では、主将の太田(4年=智辯学園)、東(4年=福岡大大濠)、山田(3年=大阪桐蔭)のリーグ戦経験豊富な3名が軸となる。その他では、捕手の黒岩(3年=静岡)、内野手の安藤颯(3年=立教新座)、井上剛(3年=佐久長聖)、佐藤元(3年=福岡大大濠)、外野手の道原(3年=駒大苫小牧)が主な新戦力である。彼らが奮起をすれば優勝に大きく近づくことは間違いない。4年ぶりのリーグ戦優勝を成し遂げるために、チーム全員で1つになって戦っていく。(竹間 心)

早稲田大学

この春の収穫は何だろうか。「一球入魂」をスローガンに掲げ、一球に対して日本一のこだわりを持つという思いでスタートした……はずだった。しかし迎えた春季オープン戦では、掲げた目標とのギャップが目に見えて明らかになる。相手の隙を突くどころか自らの隙が噴出し、日々の一球に対する意識の甘さが露呈した。「一球入魂」を体現した練習が出来ているのか、苦しい場面で踏ん張りがきくのか、敗戦のたびに原点である「一球入魂」に立ち返った。積み上げてきた練習が報われる唯一の方法は、迎える春季リーグ戦での優勝、そして日本一を達成することだ。「これまでの過程こそがこの春の収穫だ」そのことを証明するために、「一球入魂」を体現する早稲田が、頂への歩みを進める。(藤内 裕夢)

慶應義塾大学

今年の春は徹底した感染対策のもと、A、Bチームともに多くの試合を重ねた。試合数はAチームだけでも開幕までに30試合弱。休養日を除けば、ほぼ毎日試合である。多くの試合をこなし、身体的、精神的にも自らを追い込んだ。そして、試合で見つけた課題を次の打席、次の試合で修正する大切さを肌で感じ、課題解決に取り組むプロセスは選手を大きく成長させたに間違いない。この春はキャンプを実施することはできなかった。しかしながら、キャンプを行うこと以上に個人、チームそれぞれに超える収穫があった。「繋勝」のスローガンの下、昨秋の雪辱を果たし、天皇杯奪取に向けて戦う準備は万全だ。(湯川適)

明治大学

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月に予定していた沼津キャンプは中止を余儀なくされた。3週間にわたる強化期間を設け、主将の丸山和郁(4年=前橋育英)を中心に、テーマとして掲げた「限界突破」を果たした。この1か月間では、例年以上に実戦での経験を積むことが出来た。勝つことにとことんこだわり、試合後のミーティングは時間をかけて気が済むまで行った。投手陣は今年からエースナンバー「11」を背負う竹田祐(4年=履正社)など4年生が安定した結果を残し、明治の守り勝つ野球を体現することが出来た。副将の陶山勇軌(4年=常総学院)やリードオフマンとしての活躍が期待される村松開人(3年=静岡)が自慢の快足で神宮を駆け回り、勝利をもぎ取ってくれるだろう。「impossible is nothing」この春に逆襲を果たす。