JINGU ROKKEI

神宮六景

169

TOKYOROCKS2022 秋季号外 第4週 2022年9月28日掲載

CLOSE

「神宮がくれた出会いに感謝」

審判員として活動をさせていただき7年目を迎えます。私が審判員の道を志した理由は、マネージャーとして過ごした学生時代に諸先輩方と業務を通じて、沢山の接点を持ったことをきっかけに「審判員は生涯にわたり東京六大学野球に携われる立場」であることに気づかされ、大好きな野球に携わりたい、お世話になった母校・そして六大学へ恩返しができる環境だったからです。

初めて審判員として立った神宮球場は、マネージャーとしてスコアブックを片手にダグアウトから見つめていた景色とは全くの別世界でした。応援団の奏でる音色、選手を鼓舞するファンの声援、1球に賭ける選手の眼差し、これまでも感じていたはずだった、全ての光景が初めてに思えるほど心打たれ感動したことを覚えています。それほど私にとって卒業後も神宮の舞台で六大学に携わり、さらに審判員として活動することは特別な時間であるのだと思います。

ありがたいことに勤め先でも六大学に携わる仕事をさせていただいており、公私ともに充実した日々を送っております。仕事でも様々な方にお会いする機会がありますが、六大学出身者に出会うと自然と心が和む瞬間があります。これは4年間、リーグ戦を制して神宮で天皇杯を手にするという六大学しか成し得ない共通の目標に向かって6校が切磋琢磨してきた歩みが生んだ、素敵な絆だと思います。

審判員として活動する特別な時間。社会人として出会いに感じる六大学の絆。すべては六大学の一員として、神宮に集うことで得ることができた財産です。

私はこの先も感謝の気持ちと初心を忘れずに審判員としてグラウンドに立ち、東京六大学野球の発展と恩返しのため、そして何よりも現役選手・学生スタッフ・マネージャーたちが神宮の舞台で輝けるよう、一緒に努力していきたいと思っております。

168

TOKYOROCKS2022 秋季号外 第3週 2022年9月21日掲載

CLOSE

1985年、31年ぶりに立教高校が甲子園に出場しました。当時私は高校1年生で、予選に3試合出場させていただきました。ただ、甲子園で試合に出ることはできませんでした。
高校卒業後、迷うことなく入部した立教大学野球部では、1989年に23年ぶりに秋季リーグ戦優勝、1990年の秋季リーグ戦も優勝し連覇を達成しました。私が大学2年、3年の時でした。とにかくラッキーでしたし、仲間にも恵まれて、良い思い出を作ることができました。大学4年の時に東京大学に200勝を許したのも今では良い思い出です。

野球はリトルリーグから始めましたが、一番緊張した場面は、神宮球場で初めて打席に立った時です。急に膝がガクガクして震えが止まりませんでした。53歳になりましたが、後にも先にもあれほど緊張したことはありません。
卒業して社会人になり、銀行員時代、マーケティング会社時代、現在の会社経営者になるまでと、いろいろなジャンルの職業の方とお会いしてきましたが、東京六大学野球でプレーしていたことが話題となり、そこから人とのつながりに変わり、新しいビジネスに結びつくことが多々ありました。大変ありがたいことです。東京六大学野球の底知れぬパワーが今の礎を築いていると思います。

現在、野球部OB会副会長として、毎試合神宮球場に足を運んでいます。正直、現役の時の勝利より、OBとしてスタンドから母校の勝利を見届ける方が、何倍もうれしく感じます。
今シーズン、我が立教大学が優勝し、OB会副会長として学校と選手のために、優勝祝賀会や優勝パレードの手配など、お手伝いさせていただくことが何よりの幸せだと思っています。

167

TOKYOROCKS2022 秋季号外 第2週 2022年9月14日掲載

CLOSE

私が東京大学野球部に在籍したのは、1994年から1997年で、東京六大学野球のスターと言えば、慶應義塾大学の高橋選手や明治大学の川上選手でした。彼らのプレーには、やはり華やかさがあり、凄みがありました。
一方で、私が東京六大学野球という場に足を踏み入れてそうした選手のプレーと同様に感心したのは、マネージャーでした。
大学のマネージャーとは、こんなに多岐にわたる仕事をこなしているのかと驚かせられました。

それは、現役部員を終えて、OBとして助監督や監督を務めさせて頂いたときにはなお感じたことです。各大学の優秀で献身的なマネージャーあっての東京六大学野球であると。
さらには、そのマネージャーを束ねる東京六大学野球連盟の内藤事務局長はじめスタッフの方の尽力。
私は、東京六大学野球連盟以外の大学野球連盟での監督も経験しましたが、東京六大学野球連盟の学生マネージャーや事務局の方々の支えが、とても大きなものであったことを感じさせられました。

今、なお、東京六大学野球連盟は、大学野球界において伝統を保ちながら中心的な存在としてその威光を示していると思いますが、そこには、多くのスター選手や各大学の戦いの歴史があるからというのはもちろん、それと同時に、マネージャーを中心とした事務方の連盟運営の歴史があるからこそ、ということを感じます。
東京六大学野球のさらなる発展のため、今後も、選手と事務方がそれぞれに互いを尊重し、魅力ある東京六大学野球にしていってくれることと思います。 そして、その伝統ある東京六大学野球の歴史に、東京大学野球部が天皇杯を賜る日が加わることで、その歴史がなお一層魅力あるものになると、私は信じています。

2010年から続く、TOKYOROCKS号外 名物コーナーのひとつ。
野球部OBや関係者からのメッセージをお届けしています。