「コロナ禍での東京六大学野球」
この夏には東京オリンピック、パラリンピックが無観客で開催され、野球競技では法政大学出身の稲葉監督率いる侍ジャパンが見事に金メダルを獲得しました。しかしながら新型コロナウイルスがまん延して緊急事態宣言が続いている中、加盟校は対策を講じていましたが野球部員にも陽性者が目立つようになってしまいました。8月後半に法政大学野球部でクラスターが発生し、同野球部の活動が停止される事態となりました。
連盟では常務理事会において不戦勝、不戦敗とせずに何とかリーグ戦を完遂する方向を確認し、法大野球部と大学当局の結論を待って対応することの方針を決めました。9月9日に理事会を開催し、六大学の各校はリーグ戦を6校揃って開催することは当然のことで、法大の報告を受けてリーグ戦日程の組み換えをして、11日開幕予定を次週に延期して全30試合を行う日程に変更しました。秋季リーグ戦は東京都に緊急事態宣言が発令中の中、観衆を上限5,000人として開幕、9月30日をもって緊急事態宣言が解除されてことを受けて、10月9日から上限を10,000人に変更しました。
今シーズンも10試合の勝ち点(ポイント制)、9回打ち切りでリーグ戦を開催していますが、これまでに引分け試合がたいへん多く各校のこの時点で優勝争いも混沌としています。
現在はワクチン接種が進み落ち着きを見せていますが、まだまだ誰もが感染してしまう可能性があります。秋季リーグ戦も終盤を迎え、各校の努力で感染対策を十分に行い最終日まで無事に終われたいとを願うばかりです。