早慶戦110周年の想い
2013年の今年は、塾野球部(創部1888年)が1903年に早稲田大学野球部(創部1901年)側から挑戦状を受け、三田綱町グランド(現中等部グランド)に約3000名の観衆を集め早慶戦が開催され、11対9で塾の勝利で歴史が始まり、110周年と言う節目の年に当たり、個人的に印象の強い早慶戦を上げさせて頂きますと、1960年秋季リーグ戦のあの早慶戦六連戦です。
塾は勝点4、早稲田は勝点3、塾が2勝し勝点をあげれば久しぶりの優勝と、マスコミも塾の戦力の評価も高く、優勝争いで一歩リードしている事もあり塾の優勢と思われたが、早稲田の2勝1敗で優勝決定戦となり、初戦は、1対1、第2戦は、0対0と何れも延長11回の引き分け、第3戦1対3で早稲田の逆転優勝。
この六連戦で、特筆されるのが、敵ながらアツパレな安藤元博投手の活躍、この六連戦に5試合に完投、第3戦から4連続完投と塾の4本柱(清沢、角谷、三浦、丹羽)に対した。早稲田ファンに限らず六大学ファンの皆が賞賛された記憶が有ります。塾では、早慶戦で神宮応援が、授業に変わる行事と言う事からも、当時塾高野球部員の小生はこの六連戦は記憶に残る早慶戦。
その当時言われていた事に野球の早慶戦は、世界学生三大スポーツの一つと言われた。(その他アメリカのハーバード大対エール大のアメリカンフツトボール、イギリスのオックスフォード大対ケンブリッジ大のボートレース)
早慶両校の現役部員が一丸と成り、世界学生三大スポーツの早慶戦で神宮球場が満員に成る様な戦いを期待しているのは、小生のみならず、両校関係者、六大学ファンの祈願であろう。