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【4年間を一言で表すと】中山大輔

13人目は中山大輔(アナリスト・法政二)です!

なかやま

私のこの4年間を振り返ると、自分の心で決断することが多かったため「決心」という言葉を選びました。

中でも最大の決断は、アナリストに転向したことです。当初はアナリストという役割がチーム内にあまり浸透しておらず、日々何をすべきかも分からない状況でした。そのような中、先輩二人に支えられながら、有識者の方々に話を伺ったり、新しいことに次々と挑戦しました。その姿勢が「アナリスト」という組織の土台づくりに繋がり、私自身のアナリストとしての成長の礎となりました。

①

アナリストでの経験は、野球を更に好きにさせてくれました。
高校時代まで直感的にプレーをしていた私に対して、データ分析は野球の世界を広げてくれました。「来た球を打つ」や「打たれた球を捕る」という思考から「客観的に見た自分はどのような攻め方をされるのか」や「スイング軌道や踏み出し足からどのポジションニングが最適か」を考えられるようになりました。自身が選手として活用することはありませんでしたが、他の選手が活用し、結果を残してくれる時は、自分のことのように嬉しかったです。②

私には2年間のアナリスト人生で最も記憶に残るシーンがあります。
それは、慶應の外丸選手に対してシフトを引きヒット性の打球をアウトにできたことです。今まではデータ分析の結果を視覚的に体現してもらえる機会が少なく、貢献できているのか分からずもどかしい気持ちがありました。
しかしながら、春季リーグ戦では、ミーティングで話したシフトを体現してもらい、1つのアウトを取るという結果を残せたことに今までの努力が報われたような気がしました。
また、その際にベンチメンバーに讃えてもらい、一緒に戦えていると肌で感じたため忘れられない記憶となりました。

④

お世話になった方々に一言ずつお礼をしたいと思います。

アナリストの先輩たちにはとてもお世話になりました。先輩たちが築き上げた取り組みのおかげで、多くのメンバーが増え、以前よりも信頼される組織に変わりました。一応組織としての存続はできました。

後輩たちには、活動に参加できない時期もあり、多くの迷惑をかけましたが、それでも私をサポートしてくれたことに心から感謝しています。これからも、小さな一歩ずつでも前進し、数年後にはなくてはならない組織を築き上げてくれることを期待しています。とても頼りになる後輩たちでした。ありがとう!

そして同期の雄太郎には、最も多くの時間を共に過ごし、最も助けてもらいました。忙しい時期にも背中を預けられるような存在で、本当に心強かったです。これからもよろしくお願いします。

また、同期のみんなにはこの代で本当に良かったと伝えたいです。私は多くの場面で素晴らしい仲間に恵まれてきましたが、大学野球生活でもその幸運は続きました。ただ楽しく過ごすだけでなく、人間性や野球のプレーなど、多くを学ぶことができ、同期でありながら心から尊敬できる存在でした。このメンバーで優勝を果たし、みんなと喜びを分かち合いたいです。

両親には小学1年生からの16年間、大変お世話になりました。寮生活を振り返ると、雨の日も風の日もお弁当を作ってくれたり、送迎してくれたりしたことが、決して当たり前ではなかったことに改めて気づかされます。野球を続けさせてもらったことで、多くの人と出会い、様々な経験を積み、それが私の人生を形成する「象徴」となりました。

ラストシーズンの優勝を果たすことで、最大の恩返しをしたいと思います。

最後になりますが、法政大学野球部に関わる皆様へ。チーム一丸となり、悔いのないラストシーズンを戦い抜きたいと思います。これからも法政大学野球部への応援を、ぜひよろしくお願いいたします。