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【4年間を一言で表すと】土屋大地

20人目は土屋大地(外野手・法政二)です!

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私の野球生活も佳境を迎え、残り僅かとなりました。今回は大学4年間を振り返りつつ、つらつらと自分自身が考えてることを書いていこうかと思います。特に文才がある訳でもない者が書くので、所々目を瞑りつつ最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
“なるようになる”この言葉は私が日頃から何をするにしても意識している言葉であり、そして大学野球部に入部してより一層感じたことでもありました。
小2の時に本格的に野球を習い始めてから高校野球引退まで怪我に悩まされながらも、ある程度チームの主力として頼られながら励むことが出来ていました。しかし大学野球部では私が経験出来なかった経験をしてる人や、激闘を繰り広げた後に良い思いをし次に繋げたり、悔しい思いをしそれを糧にしてきた人など所謂「歴戦の猛者」が居ました。当然私なんか存在感もなく一部員であるだけで、頼られることはありませんでした。そこで初めて私が経験してきたことの浅さ・ぬるさを痛感し、同時に初めて「努力」をしようと思いました。 それからは毎日練習して、部屋には風呂と睡眠のために帰るくらいな感じで練習したと思います。主に同期と高め合いながら練習してきた時間は結果以上に人生の宝物だと思っています。
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そうしている内に時は経ち、後輩もできてフレッシュで主となる時が来ました。 春悔しい思いをし、今まで練習してきたのにこれでもダメかと打ちひしがれた時もありましたが、様々な要因も重なり、秋にはどうにかベンチに入ることが出来ました。必死に食らいつきながら掴み取った神宮は同じ球場でも補助で入るときとは別世界だったことを覚えています。 しかし打席に立つことは叶わず、この悔しさはリーグ戦で返してやろうと意気込んでいました。 そして4年時の春前、人生の節目の1つである就活が始まり、そこで明確に野球生活が終わると感じました。自分が活躍してチームを勝たせるという意識から、いつしかそれが他力本願になってしまったことに気付きました。しかし最後にマチュアカップにアイボリーを着て、出させてもらい改めて野球の楽しさと緊張感を実感出来ました。
“なるようになる” 今まで成功も失敗もしてきたこの野球生活の中で、大学野球という経験は顕著であったと思います。努力をして掴んだこと、努力をしても届かなかったこと。天井を知ってから這い上がったこと、その天井には至らなかったこと。全てが成るように成っていて、全員に平等に存在していること。しかし何一つ覆らない事実として 「努力をしても人は成功するとは限らない。しかしその努力の中で必ず成長している」 とあるサッカー選手が言っていました。沢山の仲間と共に、目先のことを考えずに一日一日の繰り返しをし、いつか成るようにする為の「過程」で私たちは無意識のうちに成長していたのかもしれません。そこで築いた友情は永遠のものであると思います。
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そんなこんなであっという間だった4年間。真面目だけどやかましくて、十人十色の変人ばっかの最高の同期と野球ができなくなることや、無神経でめんどくさがり屋で迷惑ばっかの可愛い部屋子を叱ることもなくなると考えると寂しいです。
また今まで支えてくれた家族にはホントに感謝しています。 母さんは小学校から高校まで有り得ん量の飯を作って、手塩にかけて育ててくれたお陰で家に俺がいると邪魔になるくらいデカくなることが出来ました。 父さんは俺の1番の野球の先生で、小さい頃から野球をやらせたかったはずなのに、周りがやってるからって小学校低学年までサッカーやってて、でも野球の方がセンスあるから引っ張ってくれました。それからは1番傍で応援してくれたし、指導もしてくれた最高の師でした。お陰様でここまで楽しく野球することが出来ました。 妹は、両親が俺に付きっきりで野球の当番とかあったから全然面倒見て貰えなくてちょっと嫉妬買ってた時あったと思うけど、それは俺の学歴越して精一杯マウント取って見返して下さい。 両祖父母は俺が試合がある度に電話くれて応援してくれて、たまに家行くとめっちゃもてなしてくれてとても大好きで可愛らしい4人です 。
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ここまで迷惑ばっかかけたけどその分だけ夢を一緒に追うことが出来て、とても充実した日々でした。しかしもう野球で夢を追うことや叶えることができなくなります。この夢は、いずれ出来るであろう我が子に託すことにします。なのでそれまでは怪我・病気なく長生きしてもらわなければなりません。 そして私はやっと皆に孝行することができるようになります。今まで肉体・精神・金銭の苦労をかけた分、少しづつ返せていけたら良いなと思います。是非社会人になってからの行く末も楽しんで見てくれたらなと思います。
まだまだ書きたいことは山程ありますが長い文章でもうさすがに疲れていると思うのでここで終わろうと思います。拙い文章でしたが、拝読ありがとうございました。