9人目は形岡晃大(内野手・法政二)です！

最近よく考えることがあります。子どもの頃、父に出会わせてもらった野球というスポーツが、どれほど自分にとって大切だったか。素晴らしい仲間たちに出会えたこと、楽しさや苦しさ、普通に生活していたら感じることの出来ない達成感を得られたこと、そして一生自慢できる最高の「居場所」ができたこと、今思い返すと奇跡のように感じます。そんな私の野球人生がもうすぐ終わります。

両親へ
これまで16年間野球生活を支えてくれてありがとう。
大学野球では、父親と同じように神宮でプレーすることを目標にしていましたが、見せることができず本当に残念で申し訳ないと思っています。それでもマチュアカップでは法政のユニフォームを着てプレーする姿を見てもらえたこと、そこで9年ぶりにホームランを打てたことは、この野球人生の集大成が表れたと思っています。
この4年間はほとんど実家に帰らずどんな生活を送っているのか不安や心配があったと思うけれど、何も言わずにずっと応援してくれたおかげで、良い仲間たちとストイックな環境で確実に成長できた日々を送ることができました。
こんなに楽しい野球人生を送らせてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとう！

二寮生、元二寮生の皆さん
毎日誰かしら私の部屋に来るのはなぜでしょうか。自分目当てなのか、ゲーム目当てなのか、はたまたこの部屋で何しても許されるチョロい奴と思われているのか。理由は様々あると思いますが、誰かしら部屋にいて毎日ワイワイできるこの環境はとても楽しかったし、この先ない貴重な経験だと思います。がめつい奴、声がでかい奴、マルチタスク出来なくて頭バグる奴、それをずっと煽る奴、時間守れない奴、シンプルに面白い奴etc…..
色々な人がいたけど結局入寮して楽しく過ごせて良かったです。みんなありがとう！

同期の皆さん
仲の良さが他の学年と比べて桁違いの我々は、本当にいいチームだと感じています。
おそらく姫木や西村あたりが言い始めた「カタチ」「カタチオカ」というニックネームは、今では先輩や後輩、大島さんを含めた野球部全体に広がるほどに認知され、もはやどっちが本名がなのかわからない後輩が存在するほどまでに広く浸透しました。ここまで大勢の人に呼ばれるニックネームがついたことはなかったので、内心とても嬉しいし良い思い出です。
徳田、大沢、田中陽とともに知る人ぞ知る事件を起こしたこともありました。当時は正直終わったと思っていましたが、今となってはいい思い出です。迷惑をかけた皆さん、本当にごめんなさい。
マチュアカップの時には、ほぼ全員が揃ってベンチに入り、みんなで盛り上がって最高に楽しかったです。企画してくれた作山はもちろん、これまで接点の少なかったピッチャーの人たちとも喜びを分かち合えたハイタッチは、泣きそうになるぐらい嬉しかったです。
「今年は優勝できる」と言って始まった今年のチーム。春は悔しい結果に終わってしまったけれど、4年生全員が同じ方向を向いて戦えば必ず結果はついてきます。秋こそは優勝し、笑って終われるよう頑張りましょう！

田中陽大へ
君とは小学校、中学校、大学と13年間同じ学校に通ったいわゆる幼馴染です。大学入学時は一緒にプレー出来ると喜び、選手を辞め学生コーチになるという大きな決断をした時には悲しさがあり、それでも学生コーチとして毎日練習をサポートし、マチュアカップでは久しぶりの野球のはずなのにツーベースを打った時は輝いて見え、君には本当に楽しませてもらいました。
毎日私の部屋に通い、くだらない話を聞いてくれて、グラウンドでは練習に付き合ってくれ、私に「居場所」を与えてくれた一番の功労者でした。これからも一生関わるだろう良き親友だと思っています。今まで本当にありがとう。そしてこれからもよろしく。

一人っ子のワガママで陰キャなシャイの私にこんなに素敵な「居場所」を作ってくださり、両親やチームメイトの皆さんには本当に感謝しています。

最後になりますが、今季こそ優勝するためチーム一丸となり戦います。熱いご声援の程、よろしくお願いします！4年間ありがとうございました！