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【4年間を一言で表すと】田中勝大

27人目は田中勝大(外野手・天理)です!

まさひろ のコピー

僕自身、本心で人に何かを伝えることは苦手ですが、今日は真面目に書いてみました。拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。

恥の多い4年間を過ごしてきました。この4年間で僕は何ひとつ結果を残すことができませんでした。スポーツ推薦で入学したものの、1年の冬には新寮を出され、2年時のフレッシュメンバーを決める紅白戦ではリーグ戦の補助をしていたり、部屋の壁に穴をあけてしまったこともありました。同級生に強く当たってしまったことは今でも後悔しています。

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また、陰では「スポーツ推薦なのに」「スポーツ推薦の恥」と言われているのにも気付いていましたし、自分自身も平気なふりをしてきました。それでも本心ではとても悔しくて、どこかで見返してやりたいという気持ちがありました。上級生になりチャンスも少なくなって、焦りや苛立ち・不満ばかりが積み重なり、そんな気持ちでやる野球がいつしか好きからかけ離れたものになっていました。そして3年の夏、僕は野球で努力することから逃げました。頑張った分だけ結果が出なかった時が怖かったし、負けるのが嫌いだから勝負すらしたくなくなったからです。

ただ同級生が辛い思いをしながらも頑張って結果を出しているのを見て、どこか後ろめたい気持ちもありましたし、そんな彼らをいつも見上げていました。それでもみんなはそんな僕に優しく、仲間として接してくれました。そのおかげで今度は社会に出たときにみんなとちゃんと肩を並べられるようになろう、誰かが困った時に助けられるような力をつけようと思い必死に勉強して多くの経験を積むことができました。そう考えれば、僕の4年間は悪くなかったとさえ思います。

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マネージャー、学生コーチへ
4年間で一番お世話になりました。団体行動のできない僕はマネージャーや学生コーチに色々とご迷惑をかけてばかりで頭が上がりません。好き勝手動く僕のわがままをいつも聞いてくれてありがとう。

後輩たちへ
優秀な後輩たちにアドバイスみたいな偉そうなことは言えません。ただ、好きで始めた野球を嫌いが理由でやめるのは少しもったいない気がします。多くの場合それは野球ではなく、現時点での環境が嫌になってるんだと思います。子供の頃から続けている野球、辛いときには子供の頃のように遊び心をもってグラウンドに行く心持ちも大切なんじゃないかなと思います。野球を続ける人も、就職して働く人たちもこれからの活躍楽しみにしています。

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僕の4年間の一言である『投げられた石』とは、古代ローマ帝国の皇帝マルクスアウレリウスが残した『空中に投げられた石にとっては、落ちるのが悪いことでもなければ、昇るのが善いことでもない。』の引用したものになります。石が石であるように自分が自分でしかないこと。だからこそ成功か失敗かというよりもどういう人間であるかの方が時には重要なんじゃないかなと感じた4年間でした。

最後に同級生へ
ずいぶんと昔にみんなと野球していた時は、辛いことばかりだったはずが、今思い返すとそれも何か楽しかったような気分にもなれます。学校生活では同じ学科の大照と一緒に勉強や課題をしたり、美味しいものを食べに行ったり、その時間が自分にとってはすごく救われていました。こんなにも良いやつらばかりで努力家のみんなが負けて泣いている姿は見たくありません。入学当初から個々の能力は日本一であると確信しています。全学年、全員の力を借りて

最後は勝とーぜ