【受験生応援企画!〜最終回・明渡稜〜】
こんにちは!
最終回となる今回は、法学部政治学科に通う副将・明渡稜のインタビューです。
受験学部と合否を教えてください。
現役:SFC・・・不合格
1浪:商、文、SFC・・・不合格
2浪:法、商、文、SFC・・・合格
慶應を受験しようと思った理由は?
慶應義塾高校の推薦入試に落ちてしまい、そのときから慶應義塾大学のパンフレットを見ていました。
高校3年生の夏に、同じリトルリーグ出身の藤本知輝さん(H27卒OB)から慶應の練習会に誘っていただき参加し、ここに入ると決めました。
高校で部活を引退してから受験までの過ごし方は?
現役:7月末に敗戦して7月中は全然勉強していなくて、8月から本格始動しました。
学校が始まってからは、放課後に1時間半かけて大阪の予備校に行き、英語と小論文の慶應対策の授業を受けていました。
1浪:朝5時起床、22時就寝でずっと勉強していたのですが、朝型の生活が自分には合いませんでしたね…。
2浪:朝7時に起きて24時就寝する生活に変えました。予備校では授業のみ受け、自習は自宅でパジャマでやっていました。一人の空間で自分が一番落ち着ける格好で勉強したかったので、自習室よりも自宅の方が集中できました。
宅浪という選択肢もありますが、周りに慶應を目指している人たちがいて競争もできるし、予備校の授業は先生がいかに生徒を惹きつけるかを考えていてすごく面白いので、そのような点から予備校に通うことをおすすめします。
オススメの勉強法は?
間違った問題をノートにまとめて、いつでもどこでも見るようにしていました。1日に3回から5回は見ていましたね。
直前期は自分のできる問題の確認作業になっていってしまうことがあるのですが、直前期も自分のできない問題をできるようにすることが大事だと思います。
そして、いつまでも徹底的に基本を叩きこんでください。
何をモチベーションに勉強していましたか?
やはり慶應で野球をするということですね。
それがあったのでモチベーションが下がることはありませんでした。
息抜きはどのようにしていましたか?
全く体を動かさないでいると野球部に入ったときに大変だろうなと思い、素振りやランニング、公園で壁当てをしたり、ときにはバッティングセンターに行ったりしていました。
素振りは毎日慶應の応援を聞きながらやっていました。
当時励みにしていた慶應の応援を、神宮で応援される側として体感したときはいかかでしたか?
監督のサインを確認するときに応援席の方も見てみたのですが「これか!」と思いました。感慨深かったです。
本番当日のエピソード
現役のときは、宿泊先から受験会場に行く途中に10円玉と5円玉が落ちていて「十分ご縁があるということだ!」と勝手に思い、会場では出身高校OBの竹中平蔵さんが試験監督をされていて「これは受かった。」と思いました。落ちましたけど(笑)
1浪のときは、文学部受験のとき席についてふと隣を見たら、予備校で同じクラスの隣の席だった子がいて、話していたら泊まっているところも同じで。何千人受ける中でこの出会いはすごいな、と不思議な気持ちになりました。けれど、このときも結局落ちましたね(笑)
当日は色々あると思いますが、一喜一憂せず無心で受けた方が良いと思います!
あとは、よくチョコレートとコーヒーを会場に持って行く受験生がいますよね。僕は、予備校の先生に「あんこの方が良いから大福と緑茶にした方が良いよ。その方が物珍しくて周りの受験生のことも揺さぶられるし」と言われました(笑)
でも、皆さんいつも通りにすればいいと思います。
僕自身は、普段勉強するときはパジャマで本番は私服なのでその点は不安がありましたが、しっかり勉強して実力がつけば関係ないです。
また、最初の科目で失敗したと思っても最後まで受けた方が良いです。
僕も法学部受験の日に、英語が終わった時点でもう帰ろうかなって思いましたが、最後まで受けて合格できたので。
当日は自分が難しいと思ったらみんなそう思っていると考えていいです。簡単な方が危険です。
慶應野球部の魅力は?
色々な人がいるところです。進学校出身だったり、野球の強豪校出身だったり。
OBとのつながりも濃いので、多くの人と関われるところが魅力だと思います。
印象に残っている試合はありますか?
春の早慶2回戦です。憧れの早慶戦で三振してしまってすごく悔しかったです。
三振したときの悔しさの方が早慶3回戦のホームランの嬉しさより大きかったですね。
あとはやはり1年生の春に優勝したときですね。ボールボーイとしてグラウンドにいたのですが、知輝さんの2ランホームランは痺れました。
最後に塾野球部を目指す受験生にメッセージをお願いします!
現役生は冬場もぐっと学力が伸びますし、一発逆転もあるので諦めずに頑張ってください!
浪人生は、結果が勉強した分だけ出るので、最後まで基本をしっかりやり続けながら1日最低13時間は勉強してください!