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主将 本間 颯太朗
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2017春 明大戦振り返り

こんにちは!前川です!

 

先週は土曜日が生憎の雨。日曜日と月曜日に、優勝のために負けられない明治戦を迎える事となりました。

明治といえばここ数年苦汁を飲まされ続けている相手。。スキのない野球と鉄壁の投手陣で、毎年のように質の高い野球をやっている印象があります。今年もエースの齊藤投手、森下投手の先発陣を中心に、堅い守りで戦うチームでした。

 

それでは、2試合を振り返ります!!

 

《第1戦》K 5-3 M

今までのカードでは第2戦の先発を務めていた髙橋佑樹と、明治エースの齊藤投手の両先発で始まりました。髙橋は初回、連打に失策が絡み先制を許す苦しい立ち上がりとなります。

3回にも連打で一・三塁のピンチを作ると、5番・平塚選手に左中間への大飛球を打たれますが、これをセンター柳町が好捕。抜けていれば大量失点にもつながりかねないシーンを、犠飛の1点のみで乗り切ります。

反撃したい攻撃陣は齊藤投手の荒れ球を前に4回まで2安打に抑えられますが、5回に先頭の倉田のヒットからチャンスを作り、天野と柳町の適時打、そして岩見の犠飛で3点を取り、逆転に成功します。

 

柳町達1(2年・慶應義塾)

攻守に活躍を見せた柳町

 

しかし、その後すぐにリリーフの菊地が同点ソロを浴びてしまいます。明治打線の粘り強さを感じました。。

なんとかしたい打線は、7回にリリーフの外尾投手を攻め立て、打撃好調の天野のヒットと野選、そして交代した石毛投手から柳町が1球でバントを決め、続く岩見の投手への強襲安打で一死満塁のチャンス。ここで明治は入江投手にスイッチし、勝負をかけてきます。5番・郡司は見逃し三振に倒れるも、6番・清水翔太の打席でワイルドピッチというラッキーな形で勝ち越しに成功しました。

8回にも瀬尾のダメ押しタイムリーが出て5-3とし、最後は7回からマウンドに上がっていた髙橋亮吾が3イニングを一人の走者も出さない完璧なピッチングで締めくくり、大事な初戦を取る事が出来ました。

髙橋亮吾1(2年・慶應湘南藤沢)

完璧な内容で初勝利を手にした髙橋亮吾

 

《第2戦》K 3-0 M

なかなか先制点が取れないのが課題の一つである今年のチーム、第2戦では2回に郡司のソロ本塁打が飛び出し、待望の先制点を上げることに成功します。

その後4回に倉田の適時打、そして6回にも清水翔太の適時二塁打で1点ずつを追加し、明治先発・森下投手から3点を効果的に取りました。

慶應先発は、リーグ戦初先発となる菊地でした。初回からランナーを出すものの、盗塁を刺したりダブルプレーを取ったりと、バックの盛り立てもあり、スコアボードに0を並べていきます。

菊地恭志郎2(3年・慶應志木)

快投を見せた菊地

 

試合は3-0のまま最終回へ。菊地は初先発・初完封をかけて9回もマウンドに上がります。しかし、ここから簡単に終わるほど、明治大学は、そして野球というものは甘いものではありませんでした。

先頭から連続ヒットを浴び、無死一・二塁のピンチ。次打者への球も少し甘く入りますが、運良くサード正面へ飛び、ダブルプレーで二死三塁となります。しかし、ここから完封への意識からか制球を乱し、連続四球で満塁、つまり長打で同点となるようなピンチを作ってしまい、打席には7番・渡辺選手を迎えます。

カウント1ボール0ストライクから、菊地の投じたこの日118球目は、芯でとらえた鋭い打球となり、ライト後方へのライナーとなります。。

ヒヤッとしたこの打球、最後はこのカード9打数5安打と活躍した天野の守備範囲に収まり、無事、ゲームセット。菊地は初完封を達成し、2連勝で明治から勝ち点を得ました。

 

結果だけ見れば気持ちの良い2連勝でしたが、2戦とも簡単なゲームではありませんでした。その中で勝ちきれた要因は、”次の1点”への意識であったと思います。点を失っても次の1点はやらない、リードしていても次の1点を先に取る、という事がきちんと出来た事で、勝利に大きく繋がりました。スコアを見ても、ピンチは再三あったものの、2点以上取られたイニングが一度もなかったという点で、投手陣の頑張りが目立ったカードであったと思います。

 

それでは、今回も”前川チョイス”で明治戦のヒーローのコメントをお届けします!!

 

天野(計5安打と切り込み隊長にふさわしい活躍)

何がなんでも勝ち点が欲しかったので必死に食らいつこうと思って試合に臨みました。2年生が頑張っていたので4年生が何とかしないとという気持ちが勝ちに繋がったかなと思います!

 

菊地(初先発・初完封)

2戦目で完封という形でやっとチームの勝利に貢献できて本当に嬉しく思います。明治相手に2連勝し、最高の形で早慶戦を迎えることができて良かったです!

 

柳町(第1戦での攻守にわたる活躍)

投手陣が充実している明治相手に粘り勝てたのはよかったです。勝ち点を取れてほんとに嬉しいです!

 

 

長くなってしまいましたが、明治大学から無事勝ち点をあげ、立教大学の結果次第とはなりますが、優勝に望みを繋ぐ事が出来ました!

 

一週空けて27、28日にいよいよ早慶戦を迎えます。是非多くの方にお越し頂いて、大きなご声援をお願いしたいです!次に書くのが優勝報告のブログであると願い、今回のブログを締めさせて頂きます。
御一読ありがとうございました!!

 

引き続き、ブログのご覧の皆様からのご意見も募集中です。→こちらから

(4年・内野手・前川泰佑/慶應義塾高校出身)

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