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主将 本間 颯太朗
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〜1軍学生スタッフ〜

こんにちは。藤田です。

 

初の3日連続登場です笑。

「も~、飽きたわ」なんて思わずにお付き合いください笑。

 

数回にわたってチームを支える人たちにフォーカスしてご紹介していきたいと思います。

 

ということで、今回は1軍の学生スタッフの3人です!

スタッフ1
<左から、(3塁コーチャー)、石井(チーフ)、宮本(投手スタッフ)>

 

―――スタッフの仕事を教えてください。

石井:基本的には選手編成の指示を監督から受け、練習内容の作成をしています。あとは、練習のサポートをしています。

:僕は石井のサポートをしながら、練習のサポートをしています。具体的にはノックを打ったり、打撃投手を務めています。また、リーグ戦では、3塁コーチャーを務めています。

宮本:基本的には練習メニューを考えること、あとはグランドでの選手のサポートをしています。ノックを打ったり、ランニングメニューのタイムを計ったり。投手に関しては、林助監督と話し合いながらメンバー編成やグレード分けに直接関わりを持っています。

 

―――なんでスタッフをやろうと思ったの?

石井:2つあって、1つめは、監督から「やってみないか」というお声がけをいただいたこと。2つめはぶっちゃけ「勢い」。自分の中で区切りをつけたというよりは、「だれもやんないなら、俺がやってやる」っていう勢いでなっちゃったっていうのはありますね。それに対して後悔はないんですけどね笑。

:肩のけがを抱え、選手としての厳しさを感じながら、なんとかして自分の代の勝ちに貢献できないかなと考えたときに、スタッフという選択肢を取りました。あとは、自分が神宮の舞台に立てる1番の近道かなと思いました。

宮本:入部した時から、故障と復帰を繰り返す中で2年の冬に手術があり、3年春はラストチャンスだと覚悟を決めて取り組みましたが、やっぱりAとの差を痛感しました。そんなとき、投手スタッフを出さなければならないタイミングで周りが後ろ向きな発言をしていた。1年春で体感した優勝の感動と、データ班でAチームとして戦うことのやりがいを感じ、優勝に関われるところで残りの野球生活を送りたい、なおかつ自分の手で実感を持って優勝したいと思うようになったので、「自分がやる。」と。

スタッフ2

 

―――やりがいってどんな時に感じる?

石井:先日行われた熊本での全早慶戦で長谷川が本塁打を打ってくれたことですね。彼は入部した時に、正直目立つ選手ではなく、僕もボロクソに言ってきました。その中でも、彼は夜遅くまでバットを振り続けてきて。また彼の結果が出ないときでも、僕は彼のそばでアドバイスをしてきました。という過程があって、全早慶戦での本塁打には本当に感動しました。

スタッフ3
<本塁打直前のツーショット(1塁コーチャー:石井、バッター:長谷川)>

 

:1軍、1軍以外関係なく、選手から「ありがとう」と言われたときは、やりがいを感じますね。

宮本:自分が選手に「こういう風にやってみたらどう?」と提案したときに、選手が実践してくれてなおかつ成長を感じるときですね。

 

―――スタッフをやる上で意識していることってある?

石井:人数が多いので、2つ意識していることがあります。1つめは、「大義を共有すること」。慶應野球部はなんのために存在するのか。なんのために自分は慶應野球部にいるのか。もう1つが「説明責任を全うすること」。このような行動をとったのはなぜなのか、必ず説明するように意識しています。やっぱり納得のいかない人が必ずいるので。なぜこの練習をするのか、なぜこういうメンバー編成にしたのか。常に説明することを心がけています。

:1つめが、安全かつ円滑に練習を運営すること。2つめは、選手と同じ立場ではないけど、選手と同じ目線にたってグランドにいることを大切にしています。上に立つのではなく、先頭に立つということを意識しています。

宮本:どんな時も「選手やチームのため」であることを意識しています。選手がその練習を嫌だと言っても、どんなに自分で作る練習予定が体力的にしんどいものでも、決断の基準は「選手のため、チームのため」になるかどうか。これを外さない限りどんなに言いにくいことでも選手に伝えるし行ってもらうようにしています。

スタッフ4 

 

―――スタッフならではの難しさを感じることってある?

石井:選手を統括する役職であり、選手に対して、嫌なこと、言いたくないことを言わなければならないこと、したくないことをしなければならないことですね。そこで、グランドの関わり方とプライベートでの関わり方が非常に難しいです。グランドで嫌なことを言った2時間後には、同じ部屋にいるということがありますもん笑。

宮本:林助監督の要求と、選手からの「もっとこういう風にやりたい」という要望のバランスを取ることが難しいですね。どっちもやるべきことだけど、それが違う内容だったりすると、その折り合いをつけることが非常に難しいです。

:みやしゅん(宮本)と似てくるんだけど、選手のやりたいことと監督のやりたいことの間をうまいことを取り持つことがスタッフの仕事だけど、そこのバランスを取るのがすごい難しいかなって感じますね。

 

―――スタッフになって新しい気づきってある?

石井:「早慶が野球界を先導していかなければいけない」ということを強く感じるようになりました。OBの方と接する機会が多くなり、例えば、戦後のお話であったり、プロ野球が始まる前の早慶戦のお話をお聞きする機会が増え、やっぱり自分たちが野球をできているのって、早慶の人たちが野球界を先導してきてくれたからなんだなぁと強く思うようになりました。

:「当たり前のことが当たり前じゃないんだな」っていうことを強く理解するようになりました。選手のときは自分のことで精いっぱいで、周りが見えていないことが多かったけど、いろんな考えを持った、いろんな人がいる。自分の当たり前が当たり前じゃないし、人の当たり前が自分にとっての当たり前じゃないから、いろんな考えを共有すること、俯瞰的に見ることが大事だと感じました。

宮本:僕も「当たり前のことが当たり前じゃない」ってことを強く感じますね。野球部ではないのに、應援指導部の人たちは野球部より本気になって応援してくれているってことが、スタッフになってはじめて、ほんとにありがたいことなんだなって思うようになりました。また、関わる人の幅も増えたことにより、マネージャーであったり、OBの方であったり、本当に大勢の方の支えがあって、野球ができているんだなってことを強く感じます。あとは、考えの甘さや間違いはあるけど、Aチームじゃない選手でもしっかりとプライドを持って取り組んでいる選手はたくさんいるということも感じるようになりました。

スタッフ5 

 

―――ラストシーズンに向けて一言どうぞ!

石井:まずは(春シーズン)勝てなかった1勝をしなければならないですね。今、選手はそればっかり意識しています。(ブログをご覧の皆様には)優しく見守っていただければと思います。

:正直、春はいい意味で、みなさんの予想を裏切る結果を残せたと思うので、それを上回るように。みなさんが見てて楽しい試合をできればと思っていますし、みなさんにも楽しみにしていただければと思います。あと、コーチャーとしては、1点でも多くもぎ取れるように頑張りたいと思います!

宮本:野手と投手は戦況が全然違くて。(春のリーグ戦で)野手は得点数No.1、投手は防御率4位っていう状況で、野手に勝たせてもらった感が強かったので。秋は投手で優勝したい。投手の頑張りに注目していて下さい!

 

 

新チーム発足時から「6位もある」と言われ続け…

春のオープン戦期間も思うような結果が残せず…

 

春のリーグ戦までは、本当に苦しい毎日でした。

 

そのような中でも、彼ら学生スタッフが選手以上に

 

「どうしたら、勝てるのか。強くなれるのか。」

 

考え続けてくれました。

 

春のリーグ戦における「慶應の躍進」には、彼らのおかげで成し得た部分が本当に多くあったと僕は思っています。

 

 

まだまだお伝えしたい人物が部内にはたくさんいます!

 

次回にも乞うご期待!

 

(4年・捕手・藤田健吾/慶應義塾高校出身)

 

<おまけ>

ブログをご覧の皆様へ、ご協力のお願いです。

今後更新予定の東京六大学野球オールスターゲーム in 宮崎大会編では、出場選手に対して、皆様からの質問にお答えする形式を考えています。

出場予定選手は、菊地、髙橋亮、髙橋佑、郡司、清水翔、瀬尾、倉田、照屋、柳町の9名になります。

こちらよりご回答いただければと思います。

皆様のご意見、心よりお待ちしております!

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