〜2軍学生スタッフ〜
こんにちは。藤田です。
チームを支える人たちシリーズ第2弾!
今回は、2軍の学生スタッフの中の2人に集まってもらいました!
———2軍スタッフの仕事を教えてください。
黒田:いやぁ、こういうインタビューに答えるの難しいな笑。
え~っと、2軍以下の練習メニューの作成、運営を主にやっています。あとは、2軍戦、新人戦(春はフレッシュリーグ)のメンバー決めだったり、采配を振っています。
田村:僕も黒田と一緒で、2軍以下の選手の練習メニューの作成、練習のサポートをしています。あとは、2軍戦のメンバー決めもしていますね。
藤田:1軍と差別化するなら?
黒田:裁量権が大きいところです。練習メニュー、メンバー決めなどなど。1軍だと監督が決める部分が多いのですが、2軍だとかなりの裁量権を僕に任せていただいています。
———なんでスタッフをやろうと思ったの?
黒田:まず1番は、(昨年の代交代の時期に)自分の野球人生が残り1年ってときに、スタッフの方がやりきれるのではないかと思ったからです。また僕自身、2軍監督をやってみたいという思いもありました。この役職につけてすごくよかったと今は思っています。
田村:(昨年の代交代の時期に)残りあと1年という中で、自分ならではというか、「俺がチームに何を残せるのか?チームに役立てることはないか?」って考えたときに、投手スタッフになって、いいチーム作りに貢献したいと思ったからですね。少しでも後輩に何か残したいという思いも強くありました。
———スタッフとして、やりがいやうれしさってどんなときに感じる?
黒田:2つあって、1つめは、チームの勝利ですね。特に自分が采配を取ったフレッシュリーグでの勝利はうれしかったです。2つめは、2軍の選手が1軍に上がって活躍すること。そのような姿を見たときはやっぱりうれしいですね。
田村:1人1人の選手が、ちょっとでも球速が早くなったり、試合で活躍したりするとめちゃくちゃうれしい。それに尽きる。もちろん2軍の選手が1軍に上がって活躍するのもうれしいし、ピッチング練習での成長を感じるときもうれしい。だから、けっこうやりがいある仕事だと思ってる。
———スタッフをやり始めて10か月経ちました。どんな力がついたと思う?
田村:「まわりを見る力」かな。その選手はどこかけがしていないか、どこか変わったところはないかってところを見なければならないので。自分以外のことをしっかり見るようになったかな。
黒田:いろいろあるんですけど…。う~ん。…「決断力」ですかね。役割上、試合の采配を振ることが多いのですが、試合の状況が刻一刻と変わっていく中で、短時間で起用や戦略を考えなければなりません。その中で、いかに勝利に繋がる決断ができるかというところを磨けたと思います。リーグ戦や早慶戦という大舞台で采配をされる大久保監督はすごくプレッシャーがかかっていると思いますし、改めて大久保監督の偉大さを感じました。
———2軍は(1軍に上がるために)特に結果が求められます。勝負強い選手、1軍に上がっていく選手に共通する特徴ってあったりする?
黒田&田村:難しいなぁ…汗。
田村:気持ちの強い選手とめげない選手かな。あと、ケガしない選手!太田なんて1回もケガしたことないもんね。
黒田:野手は難しいなぁ。ごめん、これダメだ笑。
———2軍スタッフとして、どういう選手が増えれば、チームは強くなると思う?
田村:1軍の選手以上にこだわりがあったり、「うまくなってやろう」っていう気持ちがあったりすれば、いい練習になるだろうし、いい雰囲気になっていくだろうし。2軍はモチベーションを維持するのが難しいけど、活気よく元気にやってる選手がいると、みんなそれについていくから。
黒田:元気があって、よく練習する選手が増えてくれればと思いますね。
———1人でも多くの選手を1軍に送り込むために、自分の中で工夫していることってある?
黒田:推薦したい選手がいれば、それは監督に伝えるようにしています。
田村:1人1人の選手を特別視するというか…。すげぇ応援するようにしてる。あとは、ケガする人とか、球速上がらない人とかわりといるから、その中でどうやってモチベーション維持してあげるかとか、そういうところには注意してる。
———先ほど答えそびれた(黒田)奨貴にもう1問。2軍スタッフだからこその難しさってあったりする?
黒田:1番はメンバー決め。フレッシュリーグはきつかったですね。全員メンバー入りさせることができないので。頑張ってる選手を外すのはつらいです涙。
———ラストシーズンに向けて一言どうぞ!
黒田:リーグ戦も注目していただきたいですが、(秋の)新人戦に出場するメンバーは、将来のスタメンたち(になる可能性が高い)だと思うので、ぜひ見にきていただけたらなと思います。
田村:あと、2か月強で引退だけど、やり残すことがないように。俺も頑張るし、みんなにも伝えられたらなと思います。皆さん、頑張っていきましょう!
(撮影:藁科)
最近、「野鴨たれ」という訓話を目にしました。
塾野球部には神宮の舞台に立つことを目標にしている野鴨たちが多くいます。
しかしながら、彼らは
・183人の部員(1軍を除いても、約130人)
・1つしかないグランド
・最優先は1軍の練習
という厳しい条件下に置かれています。
このような条件下でも、2軍学生スタッフである彼らは、野鴨を飼いならさないように、メンバー編成や練習内容作成を通して、思考錯誤してくれています。
彼らの期待に応えるためにも、秋のリーグ戦ではたくさんのニュー野鴨に登場してもらいたいですね!
次回にも乞うご期待!