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2017.10.26

~ vs WASEDA 8 ~

《東京六大学野球秋季リーグ戦》
対 早稲田大学 “華の慶早戦”
10/28(土) 13:00~ 先攻三塁側
10/29(日) 13:00~ 後攻三塁側

※連勝で優勝

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こんにちは!本日2度目の藤田です。

 

チームを支える人たちシリーズ最終回!

最後は、学生スタッフの2人に集まってもらいました!

 

山田、木村将1

<左から、山田木村将

 

———他己紹介をお願いします。

山田(→木村将(以下、木村)):選手時代は、肩が強くて、投手の僕に対して、粘り強くリードしてくれた、優しい心の持ち主。学生スタッフとしては、鋭い観察力と、自分にはない角度の意見を持っている。あとは、エンジンがかかってからの爆発力がすごい。ギリギリまでゆっくりしてるけど笑。学年の中では、癒しを与えてくれる存在だね。

木村(→山田):投手の中でも人一倍練習していた。目標に向かって、諦めずに、なにくそ精神で頑張っていた。学生スタッフとしては、俺とは真逆。仕事を効率よくこなして、他人に仕事を頼むのもうまい。学年の中では、すごく話しやすい存在かな。

 

山田、木村将の「ラストシーズンに懸ける想い」
<「ラストシーズンに懸ける想い」>

 

———「ラストシーズンに懸ける想い」(野球部パンフレット内の4年生の特集企画)にはどんな想いを込めたの?

山田(「執念」):強い気持ちを持って、勝ちにこだわりたい。ただ、それだけ。選手のときもうまくなりたいという気持ちだけは負けないようにやってきたけど、学生スタッフとしては、より勝ちにこだわっていきたい。

木村(「負けてたまるか!」):六大学に入ったものの結局ベンチには入れなかった。選手としてもダメで、チームも弱かったら悔しすぎる。「弱いチームのベンチ外」で終わりたくない。だからこそ、「負けてたまるか!」の精神で、チームとしてはなんとしてでも勝ちたい。

 

(ここからは各自に質問を1つ考えてきてもらいました。)

———山田木村 学生スタッフとして、特に一軍と関わりを持つことが多かった。今まで特に印象に残っているシーンを教えて。

木村:試合後のミーティングにベンチ外のメンバーとして唯一参加してるんだけど、この前の立教戦の後、しみしょう(清水翔太・4年・内野手/桐蔭学園高校出身)とハイタッチしたときは嬉しかったな。あとは、選手からアドバイスを求められたときもうれしい。信頼してくれてるんだなって感じる。

 

———木村山田 あれだけ選手にこだわっていたのに、選手から学生スタッフへの切り替えがものすごく早かった。なぜ?

山田:人のために何かやりたいというよりは、自分の中で達成感を得たかった。その点で学生スタッフは、自分がなにかをしたことによって、チームが勝てたという達成感を得られる。だから、やるって決めてからの切り替えはすぐにできた。あとは、東大に宮台っていう高校時代の同期がいて。自分個人としては勝負の場に立てなかったけど、チームとしては絶対に負けたくなかった。そこもモチベーションになってたかな。だから、秋東大に負けたのはすごく悔しかった。

木村将

 

———学生スタッフは、選手よりも野球を俯瞰してみることが求められる。特に意識していることや気を付けていることはある?

木村:「チームの流れに流されないこと」。結果だけで物事を判断しないようにしている。連勝したからよかったね、ではなく、今やりたいプレーができたのかどうかっていう判断基準で見ている。

山田:「近いところだけを見ないこと」。目の前の試合に集中しすぎないように。選手たちはその週の対戦相手だけで頭がいっぱいになってしまうから、俺らはリーグ戦として、長いスパンで物事を捉えるようにしている。

 

———選手のプレーに意見するとき、「たら、れば」論になることが多い。(あそこで打ってたら勝てた、あそこでエラーしなければ勝てたというような都合のいい解釈。)自分の意見に説得力を持たせるために意識していることは?

木村:「意見することを恐れない」。試合に出てるのは、自分たちよりうまい選手。だからと言って、意見することを恐れてしまったら、学生スタッフの立場がなくなってしまう。自分ができないからこそ、レギュラーに託している。彼らができると思ったプレーに関しては、ちゃんと意見するようにしている。

山田:話に興味を持ってもらえるかどうかって、その人のことを「信頼しているかどうか」だと思ってる。だから、自分が一生懸命やることが大事だと思う。


山田、木村将2

 

———今年、塾野球部に接戦が多いのはなぜだと思う?

木村:1つ目は、例年以上に六大学の実力が均衡していること。2つ目は、うちのチームが本当に逆境に強いこと。夏のオープン戦で、東都や社会人チームにボコボコにされたことが大きかったのかな。どんなに点差が離れていても、1点ずつ返してしていくという持ち味が醸成されたと思う。

山田:選手がすごく強い気持ちを持って戦ってくれていると思う。立教1回戦で、あれだけ点差を離されても、まだまだいけるという気持ちを持って戦っていた。そこが1番かな。あとは、チーム力。監督がチーム力で戦うということテーマにしていて、だからこそ、メンバー外の俺らみたいな取り組みが、選手が頑張れる一因になれたら良いなと思うし、なれているんじゃないかという実感もある。

 

山田

 

———選手の立場から1歩引いてみて、改めて野球、特に六大学野球に対して感じるおもしろさとは?

山田:この前、東大が勝ち点をとったこともそうだけど…。慶應だって、他大学に比べて、強豪校出身の選手は多くない。レベルの差はどうしてもある。だけど、チーム力で戦って、逆境を跳ね返すことができる。実際、今自力優勝残ってるのはうちだけだし。それが、プロ野球にはない、六大学野球のおもしろさかな。

木村:この1年間は、野球の奥深さをすごく実感している。野球って、ホームランと三振のスポーツではないんだなって。四球を稼ぐとか、進塁打を打つとか。細かいところを突き詰めていくことが、野球の勝負を分ける部分につながっていると強く感じる。高校野球のときは、そこまで突き詰めて考えられていなかった。実力が上のチームと張り合っていかなければならないからこそ、細かいところまで突き詰めることが必要になったんだと思う。

 

———最後に、早慶戦への意気込みを一言で、どうぞ!

山田:早稲田に勝つ。春の借りを返すためにも、勝ちたい。試合になったら、自分たちのできることは限られてしまうけど、それまで頭を使って、やれるだけのことはやりつくして、チームの勝利をアシストします!

木村:今やってる学生スタッフの仕事が本当に楽しい。だから、あと1カ月やりたい!今やってるのはリーグ戦だけど、毎試合トーナメントをやっているような気持ちで臨んでいる。だから、勝ちたい。あとは、「優勝できなかったチームの雑魚」じゃなくて、「優勝に貢献した雑魚の部員」で終わりたいね!

山田、木村将3

 

「高校までは既知と向き合い、大学では未知と向き合う」という話を聞いたことがあります。

学問だけでなく、体育会活動においてもまさにそうだと強く実感しています。

さらに、塾野球部では「選手自ら考えること」が強く要求されます。

最近は、自ら考えることのできる選手が非常に増えてきました。

あくまで一例ですが…

他大学とのオープン戦では、監督に言われてから、代打や守備の準備をし始める選手をよく見ます。

ですが、塾野球部では、そういったことはほとんどありません。

選手が試合の中で自ら考え、監督の意図を読み取り、しっかりと準備し、ベストな状態で試合に入っていけています。だからこそ、今季は例年以上にメンバー交代が多く行われ、総力戦で戦えています。

そういった選手が増えてきたのも、木村・山田をはじめとする学生スタッフが中心となって、練習中、試合後のミーティングなどで「考えること」を徹底してきたからだと思います。

 

独立自尊とは、自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うことを意味します。

監督やまわりに依存するのではなく、自分の頭で考えながら野球に取り組む…。

こういったところにも、慶應義塾の基本精神である「独立自尊」が垣間見えますね。

 

ついに明日は早慶戦前最終ブログ。4年生対談最終回。

最後を飾るのは、もちろん、あの人たち。

乞うご期待!

 

ご意見、ご要望はこちらよりお待ちしております。

(4年・捕手・藤田健吾/慶應義塾高校出身)

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