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慶應義塾大学
野球部ブログ

主将 廣瀬 隆太
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影の立役者

こんばんは!

主務の小林です。

 

激闘から一週間が経ち、学校の授業も始まり弊部は朝5時半から溌剌と練習しています。

過ごしやすい気候になって、徐々に日が落ちるのが早くなっていくのを実感する日々です。

 

慶應義塾体育会野球部として過ごすのも残り1ヶ月。

早い、、、早すぎますね。

 

同期との時間も残りわずかということで、本日は、Aチームを影から支える学生スタッフの3人

・みんなに愛される大黒柱 チーフ泉名(4年/慶應志木高校出身)
・誰よりも熱く涙もろい 副チーフ大久保貴裕(4年/慶應義塾高校出身)
・どんな時も落ち着いて林助監督と共に投手陣を支える 投手チーフ石﨑(4年/祇園北高校出身)

の紹介を行います。

 

私も学年でマネージャーが1人なので、彼らのサポートには本当に助かっています。特にキャンプや遠征試合などの時は、道具管理や練習など基本的には3人が主体となって動いてくれます。例えば、この球場にはこのくらいのネットがあって、雨の時はどれくらい使えて、という情報を伝えると、じゃあ練習はこうやってできるね、と選手に指示を出してくれるのです。

彼らがあって、今のチームが生まれているのだと思います。

IMG_6997
<左から大久保貴裕泉名石﨑

 

さて、ここからはインタビュー形式で質問をぶつけていきたいと思います!!

Q1:お互いの第一印象は?

泉名
「誰とでもすぐに仲良くなって、人との距離感や友達を作るのが上手いなって感じてた。1年生の時に仕事のことで喧嘩をして(100対0で俺が悪い)怒らせてしまったことは反省しています。笑(大久保)」

「泉名と初めてあった時に一番初めに思ったのは、「すごい楽しそうに野球をしているな」ということ。野球に対する情熱は、今も入部当初もナンバーワンなのではないかなと思う。(石﨑)」

私が初めて会ったのは、確かマネージャー室の前で先輩のバッティンググローブを渡した時のこと。
身長が5cmくらいしか変わらないので小柄な人だなと思っていました笑。今ではいつもチームのことを一番に考えて、前に立って発言してくれる頼れるチーフです。

大久保貴裕
「爽やかで、ザ・第一印象が良い人。でも、勝負ごとがめちゃくちゃ弱くて、部屋でよくトランプをやるけど、だいたい貴裕が負ける笑(泉名)」

「貴裕と初めて会ったときに思ったことは、「単純に野球がうまいな」といったことです。ただ入部当初は1年生の手伝い云々かんぬんでいろんな人と喧嘩?をしていましたが、、、。(石﨑)」

何故か一番初めに会ったのは学校の教科書販売の時でした。
「野球部のマネージャーでしょ?宜しくね!」と爽やかな(これぞザ・第一印象が良い人)笑顔で声をかけてくれました。下級生時代から話す機会が多かったのですが、2人が言っているように喧嘩があったのは知らなかったです、、、。

石﨑
「ザック(名字から付いたあだ名ですね)は僕よりだいぶ大人。飲みすぎてしまった時にも、僕のことを必ず保護してくれるので、本当に感謝しかないです。(泉名)」

「考え方が大人で、「さすが年上だな、自分は何て子供なんだ」と思う事が多かった。落ち着きが凄くて正直ずっと怖かった笑(大久保)」

年が一つ上ということもあって、とっても真面目で大人というのが第一印象。
いつも目的を明確に持って行動していて、就職活動の時も話を聞いてもらったり私も助けられました。今後の人生で何かあったら、石﨑に相談しようと思います。

 

Q2:学生スタッフになったきっかけは?

泉名:2年生の時に、監督から声をかけていただいたこと。

大久保貴裕:3年の夏の伊豆キャンプ。もともと3年の秋までに試合に出て活躍するという目標があり、ここで結果を出さなかったら終わりなんだと覚悟を決めて、勝負をかけてキャンプに挑んだ。しかし、結果は散々で悔しいキャンプとなった。そんな自分でも何とかしてチームの勝利に関わりたい、貢献したいという気持ちが強く、自分がチームを勝たせるような存在になるにはどうするかを考えた時に、選手ではなくスタッフの方がいいのではないかと考えてスタッフに転向した。

2018春法政②大久保貴裕2(4年・慶應義塾)
<的確な判断が要求される三塁コーチャー 彼の手にかかっています>

石﨑:スタッフになった理由は様々で、これといったきっかけはありません。スタッフに転向するにあたって、もちろん怪我も要因の一つではあります。しかしそれ以上にスタッフという立場になったほうが、微力ではあるかもしれませんがチームが勝つことに貢献できるのではないかと考えたからです。ありきたりな理由かもしれませんが、これが僕の本心であり、4年の秋のリーグ戦を戦っている今考えても、よい決断だったのではないかと思っています。

元々は選手で入部した3人。スタッフになったきっかけは様々で自分が活躍したいという気持ちとの葛藤もあったと思いますが、今こうして春の優勝、そして秋も現段階で優勝の可能性を残せるチームがあるのはしっかりと支えてくれる三本柱がいるからと言っても過言ではありません。

 

Q3:一塁コーチャー、三塁コーチャー、打球監視員として神宮のグラウンドに立って思うこと

泉名:朱雀(慶應の応援歌)がめちゃくちゃすごい。

大久保貴裕:慶應が三塁側で、コーチャーボックスで初めて応援を背中で受けた時に鳥肌がブワッと立った。いつも本当に心強いし「絶対に負けられない」と感じる瞬間。

石﨑:チームで戦っている以上、グラウンドにいようがスタンドにいようが意識は変わりませんが、グラウンドに立って思うのは、一球一球の駆け引きを間近で見ることができ、戦うごとに相手の強さを肌で感じて、まだまだ自分たちにはやるべきことがたくさんあるなと思い知らされます。

2018春明治①石崎経浩(4年・祇園北)
<ブルペンにボールが飛ばないように見守る石﨑>

私が初めてベンチに入った時に思ったのは、とにかく相手の応援ばかり聞こえること。特に東京大学さんの“不死鳥”は怖くてしょうがないです笑。しかし、最近は慶應の攻撃の時に応援席の音が少し聞こえるようになって、応援の力も春より大きくなっている気がします。

 

Q4:今のチームの好きなところ!

泉名:一人一人が一生懸命チームを勝たせようと努力するところ。その姿がかっこいいし、尊敬する。
同期はもちろん、後輩も「こいつすごいなぁ」って思うところがいっぱいあって、お互いに高め合いながら成長できる。例えば、同期だとまんぞー(𠮷田将大)、けんしん(平田健晋)、原田安藤とかは、よくチームのことを話すから、本気でチームを想う気持ちがすごくわかるし、よしけん(吉田健一郎)、悠太郎(渡辺悠太郎)、三戸は、この3人が下級生を担当してくれてることが、今の良いチームに繋がってると思う。
3年生なら金澤ゆういち(後藤裕一郎)、細川岡﨑とかは一緒にいることが多い分、助けられることや学ぶことが多いし、2年生なら賢太(山本賢太)、保科水久保とかは、誰よりも一生懸命バカになってできる。1年生なら福井綿引新美大嶋 とかは、仕事面などで期待以上のことをしてくれたりする。もちろんその他にもたくさんいて、このチームをまだ終わらせたくないっていつも思います。何とか優勝して繋ぎたいです。

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<塁に出ればいつも彼が待っています きっと立教戦でも多くこの場面が見られるでしょう!>

大久保貴裕:今のチームの好きなところは沢山あるけれど、一番は1年生から4年生の多くの選手が、今のチームを好きでいてくれるところ。僕が1年生の時は先輩が怖くて第一寮にあまり行きたくなかったけれど、今は1年生と一緒に食堂でご飯を食べることもある。この前、1年の上田寛太が「今のチーム本当に大好きなんです!」と言ってくれた時に本当に嬉しくて、スタッフになって良かったと思った。

石﨑:僕としては今のチームの好きなところは①素直な部員ばかり②過去の栄光に浸りながら野球をしている人がほぼいない③指導者に恵まれているところの3つです。僕たちのチームは他大学に比べるとやはり過去の実績や野球センス的なものでは劣ってしまうと思います。しかし、その事実を認めた上で監督・マネージャー・選手・スタッフ・サポートメンバー全員がチームが勝つために愚直に努力を重ねていくところがよさであり、好きなところですね。

チームの好きなところ。風通しが良くどの学年でも自分の考えや想いを伝えられる機会が多いことがまず最初に挙げられます。マネージャーで言えば、3年生以下からどんどん企画をしてくれたり、私が気づかないこともサッとやってくれるので良い環境でできていると思います。同期はリーグ戦出場選手が少ない中で人それぞれ想いはあると思いますが、自己犠牲が強くて本当に不満を言う人がいないことが素晴らしい学年だなと感じています。少しでも長く、このチームにいたいです。

 

Q5:最後に、立教戦へ向けて意気込みをお願いします。

泉名:勝ち点5も3連覇も、僕たちはまだ達成したことがないとても高い壁ですが、今のチームなら乗り越える力があると思います。立教戦も厳しい戦いになると思いますが、全員で乗り越えます!

大久保貴裕:あと4勝して完全優勝するためには、絶対に負けられない戦い。厳しい試合になると思うけれど、粘って粘って相手より一回でもホームベースを多く踏んで勝ち切れるように全力を尽くしたい。

石﨑:これまでのカード同様、立教大学も非常に強く手ごわい相手です。しかし、このカードを落とすと優勝はないと思うのでなにがなんでも粘って全員で勝利をつかみ取りに行こうと思います。

 

他に言いたいことがあれば、と3人に聞いたところ
貴裕から「こばゆかのためにもこのカード負けるわけにはいかない、選手たちも頑張るよ」との言葉をもらったのでなんだかやってくれる気がしています。ここで立教大学さんに負けるわけにはいきません。支える側も全力で支えるので、最後は選手に託します。

彼らがグラウンドに立つ姿にもご注目していただければ幸いです!

 

《東京六大学野球秋季リーグ戦》

対 立教大学
10/13(土) 10:30~ 後攻一塁側
10/14(日) 13:00~ 先攻三塁側

 

優勝へ近づくためには、絶対に勝ち点を落とせない明日からの立教戦。
春は一戦目を落としてからの連勝でしたが、今季こそは一戦目から連勝で早慶戦へ勢いをつけたいと思います。

そのために必要なのが左投手攻略。
先週末は登板しなかったもののエース・田中誠也投手をはじめ多くの好投手が揃っています。しかし、監督・助監督はじめ指導者の方々、部員167人、そして応援席が“FAMILY”となれば絶対に壊せない壁ではないはずです。

 

今週末は気温がぐっと下がりますが、是非球場を熱気で包んでいただければ幸いです。

ご声援の程、何卒宜しくお願い致します。

 

(4年・主務 ・小林由佳/慶應女子高校出身)

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