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慶應義塾大学
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主将 廣瀬 隆太
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まだまだ終われない

こんばんは!

今週ももう金曜日です。

最近はリーグ戦があるかないかで曜日感覚を整えている主務の小林です。

 

BIG6.TVの4年生特集を見ていると、なんだかとても寂しい気持ちになりますね、、、。
オールスターや六大学選抜で共に戦った同期の選手の姿を神宮で見られるのも残りわずか。

慶大では野球を続ける4年生はいないので、本当に1日でも長く選手たちの姿を見ていたいと思います。

 

先週末の立教戦で勝ち点を取り、現在弊部は未だ勝ち点を落とすことなく単独首位に立っております。

しかしこの三戦も決して楽な戦いではありませんでした。3試合を写真とともに試合を振り返っていきます!

 

【対立教大学一回戦 R 1 – 4 K】

あの激闘から一週空いた立教一回戦。先発は今季エースへと成長を続けている髙橋佑樹。この日も安定した投球で3回を完璧に抑えます。援護したい打線は3回裏、中村渡部の安打などで無死満塁の好機を作ると押し出しと嶋田の犠牲フライで2点を先制します。その直後に1点を返され、手に汗握る投手戦が続きます。その沈黙を破ったのはさすが今季絶好調の中村でした。無安打に抑えられていた中川投手から貴重な追加点となる本塁打を放ち点差を広げます。そして終わってみれば被安打3で完投勝利。初戦はいい形で勝利を収めました!

2018秋立教①嶋田翔1(2年・樹徳)
<左翼に特大の犠飛を放った嶋田>

2018秋立教①中村健人3(3年・中京大中京)
<今季5号目となる中村のソロ本塁打 あと2本で昨年の岩見選手に並びます>

 

【対立教大学二回戦 K 3 – 4 R】

久々に先発起用された髙橋亮吾に第2戦が託されます。この日立教大学は大幅にスターティングメンバーを変え挑んできました。するとそのオーダーが的中、、、。昨季は主に四番打者を任されていた三井選手に先制の本塁打を許してしまいます。しかし直後の3回表、野選の間に1点を返し早々に試合を振り出しに戻します。
このまま粘り合いが続くかと思われましたが、相手にも最上級生の意地がありました。4年の種田選手に2点本塁打を浴び勝ち越されます。なんとか追いつき追い越したい野手陣は、正木の適時打や併殺の間に1点ずつをなんとか返し1点差で迎えた9回表。無死満塁の好機を作るもあと一本が出ず敗戦。勝ち点の行方は次の日に持ち越されました。

2018秋立教②正木智也2(1年・慶應義塾)
<見事に代打起用に応えた正木>

 

【対立教大学三回戦 R 0 – 2 K】

前日のクライマックスシリーズで菅野投手がノーヒットノーランを達成し、ヤクルトファンである髙橋佑樹はかなりショックを受けていましたが見事に完封勝利でやり返してくれました。
相手先発投手はここ4試合でベンチを外れていた田中誠也投手。しかしさすがはエース。持ち前のコントロールの良さで要所を締める投球をし、なかなか点数が入りません。一方こちらも中1日の登板とはなったものの打線を寄せ付けない投球で6回まで両校無得点。どちらに流れが傾いてもおかしくない中で迎えた7回裏でした。一死から小原が二塁打を放ち好機と作ると、ここで春に田中投手から逆転の適時打を放っている瀬戸西。追い込まれながらもなんとか粘った6球目。華麗にセンター前に運ぶと小原が激走して欲しかった1点をもぎ取ります!8回裏にも正木の犠打で追加点を奪って2点差で逃げ切りなんとか優勝へ望みを繋ぎました。

2018秋立教③髙橋佑樹3(3年・川越東)
<見事な完封勝利で早くも5勝目を挙げた髙橋佑樹>

2018秋立教③小原和樹3(3年・盛岡三)
<先取点をもたらすチャンスメイクをした小原>

 

毎回恒例私が選ぶ《神宮で輝いた選手》から立教戦のコメントを貰いました。今回はこの2人です!

前田和真(4年・投手/津西高校出身)

2018秋立教②前田和真3(4年・津西)

「立教から勝ち点をあげ、三連覇へ望みを繋ぐことができて、嬉しく思います。私自身も左打者をしっかり抑えることができたことは良かったです。しかし、まだ優勝したわけではありません。優勝するためには早稲田に勝たないといけません。あと1週間、今よりも少しでも上手くなって、チームとしてもひと回り強くなり、早稲田に勝って優勝します!」

チームビルディング班としてブログも書いてくれる前田。
新人戦では投げていましたが、リーグ戦でベンチ入りしたのは今季が初です。春は主にバッティングピッチャーとして太田とともにチームを優勝に導いてくれた選手がまた一人神宮で躍動しました。”常に最後のマウンドと思って全力で”と本人が言うように立教戦でも魂のこもった投球で魅了してくれました。私自身もこうやって同期が最後のシーズンに初出場して活躍してくれるのはとても嬉しいです!貴重な左投手として早慶戦でも4年生としての意地を見せてくれることでしょう。

 

瀬戸西純(2年・内野手/慶應義塾高校出身)

2018秋立教③瀬戸西純3(2年・慶應義塾)

「早慶戦を優勝のかかった試合にするためにもこの立教とのカードは何としても取らなければならないカードでした。そんな中1勝1敗で迎えた第3戦でしたが、先発が田中誠也投手と発表されました。しっかりと対策をしていたため驚きはしませんでしたが、中々点が取れずにいた中で少ないチャンスをものにする価値あるヒットを打つことができとても嬉しく思います。守備も打撃も今一度見つめ直し、しっかりと役割を果たして次の早稲田戦に勝ち春成し遂げられなかった完全優勝を達成します!」

まさに田中誠也投手キラーと言っても過言ではないでしょう。春の立教三回戦に続いて瀬戸西が試合を決めてくれました。なかなか好機が掴めない中で、センター前に華麗な適時打を放ち待望の先取点をもたらしました。夏の間はバットを振り込んで打撃にも果敢に取り組んできた彼。追い込まれてからも粘る姿勢は相手投手にとって脅威になること間違いありません。まだまだ成長途中の2年生、更なる飛躍に期待大です。

 

決して簡単な道のりではありませんでした。
開幕戦では東京大学さんに3点ビハインドのスタート、明治大学さんには大量リードを奪われた日もあり、法政大学さんとは延長12回の歴史に残る激戦、そして立教大学さんとの粘り合い。

しかし勝ち点を落とすことなくここまでなんとか辿り着きました。
最高の舞台は整えました。

早稲田に勝って完全優勝”
早稲田に勝って三連覇”

これこそ春の悔しさから部員全員が掲げてきた目標であります。

まだまだこのままでは終われません。私たちTEAM2018は最高の舞台を整えただけでは、早稲田大学さんに勝たないと終われません。

 

さあ、1週間最高の準備をして勝つ。

 

応援してくださる方々はもちろん、普段はあまり野球に関心がない慶應の学生の皆さん、46年ぶりの三連覇の瞬間を目にしないのは勿体無いと思います。

早慶戦応援席のチケットは、各キャンパスで販売しておりますので是非お買い求めください!
詳細はこちらです。

 

引き続き温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

 

(4年・主務 ・小林由佳/慶應女子高校出身)

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