【受験生応援企画! ~第3回・法学部~】
こんにちは!
第3回となる今回は、法学部に通う部員へのインタビューです。
新4年・学生スタッフ・岡林嵩介/土佐高校(三浪)
新3年・外野手・田中陽太郎/湘南高校(一浪)
新3年・外野手・松田颯来/佐賀西高校(一浪)
新2年・捕手・米倉孝太郎/鎌倉学園高校(一浪)
新2年・内野手・須藤晋平/國學院久我山高校(二浪)
慶應義塾大学を受験しようと思った理由は?
岡林:1回目の浪人生活が始まった年に、一浪して慶應野球部に入部した先輩に誘われたからです。
田中陽太郎(以下、田中):兄や先輩の影響で、高校2年生の頃から受験しようと思っていました。
松田:高校1年生の時から早慶戦に憧れていたからです。
米倉:慶應野球部に所属している高校の先輩に話を聞いて魅力を感じ、次第に自分も慶應義塾大学に入りたいと思うようになりました。高校2年生の頃から漠然と慶應を受験したいと考えていましたが、受験する決意をしたのは部活引退後の高校3年生の夏です。
須藤:浪人生活1年目の時に、慶應の野球部は浪人生でも活躍している方が多いと聞いたので、僕もそのような環境の中で野球をしたいと思ったからです。
法律学科・政治学科を選んだ理由は?
岡林:政治学科
法律には興味がなく、政治にはある程度の興味があったし、偏差値が私立文系トップだったからです。
田中:法律学科
合格最低点が政治学科より毎年5点くらい低いからです。
松田:政治学科
先輩に政治学科の方が単位が取りやすいと聞いたからです。
米倉:政治学科
将来やりたいことなどが明確でなかったということもあり、大学で様々なことを学び、自分のやりたいことを見つけたいと思ったため、法律学科より幅広い分野の勉強ができる政治学科を選びました。
須藤:法律学科
まずは入らないと意味がないと思ったので合格最低点が低い法律学科を受験することにしました。
特に力を入れた科目は?
岡林・田中・米倉・須藤:英語です。
松田:英語、世界史、小論文です。
<岡林嵩介>
高校の部活を引退してからの過ごし方は?
岡林:ひたすら勉強をして、息抜きに『こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)』を見ていました。
田中:現役時は体育祭に向けて全力を尽くしていました。
松田:ほぼ毎日予備校に通っていました。
米倉:部活引退後は予備校に通い始め、朝から晩まで勉強していました。部活を引退するまで本当に何も勉強していなかったため、英語の成績が思うように伸びず、浪人してしまいました。
須藤:毎日朝から晩まで勉強していました。
オススメの勉強法は?
岡林:「自分が学習した内容を他の人に教えられるようにすること」
模擬授業を行えば、好奇心が湧くと思います。
田中:「過去問研究」
その大学の試験の傾向が掴めるからです。
松田:「音読する」
読み書きよりも記憶に残りやすく、眠くなりにくいからです。
米倉:「授業の予習復習を徹底すること」
予習をすることで自分の解けない問題が明確になり、授業でその問題の解き方を学び、復習することによって自力でその問題が解けるようになったかが分かるからです。復習をする際には、自分で授業の再現をするように心掛けると良いと思います。予習復習は単純なことのように思えるかもしれないですが、一番大切なことだと思っています。
須藤:暗記は、同じ部分を短いスパンの中で繰り返すと覚えやすいです。
息抜き方法は?
岡林:「野球観戦」「素振り」
大学に入ってやりたいことのイメージが湧くし、体を動かすことで脳に酸素を送り込めます。
田中:「甘いものを食べる」
頭が糖分を必要としているからです。
松田:「ランニングとウエイトトレーニング」
適度な運動は脳をリフレッシュできるからです。
米倉:「ジョギング」
週に4回程度、約40分間ジョギングをしていました。血行が良くなり、スッキリするのでオススメです。
須藤:「テレビを見る」「素振り」
勉強が嫌な気持ちでただ机に向かっているだけになりそうな時は、机から離れてリフレッシュしていました。そうすると、だんだん危機感を感じるようになるのでそこから勉強を始めます。
オススメの曲は?
岡林:“サザンオールスターズ”「希望の轍」
私の中ではまさに「巡る 巡る 忘られぬ メロディライン」という歌詞が響きました。前向きになれるようなアップテンポで疲れを忘れさせてくれるからです。
田中:“RADWIMPS”「会心の一撃」
テンションが上がるからです。
松田:“YUI”「GLORIA」
合格を目指して勉強を頑張る受験生にぴったりの曲だと思います。
米倉:“Mr.Children”「終わりなき旅」
先の見えない浪人という現実に立ち向かう勇気を与えてくれる曲です。
須藤:“Mr.Children”「ヒカリノアトリエ」
ちょうど浪人が決まった時に朝ドラの主題歌で流れていて、沈んでいた気持ちをやる気に変えてくれたからです。
勉強へのモチベーションは?
岡林:三浪していても、次から次へと自分の知らないことに出会えることです。受験勉強をやり尽くしたと感じたことは、ただの勘違いであって、知らないことは色々ありました。知的好奇心の赴くままに冒険できることが受験勉強のモチベーションでした。
田中:大学生活を想像(妄想)していました。
松田:神宮でプレーすることをイメージしていました。
米倉:慶應義塾大学に受かりたいという強い気持ちです。
須藤:慶應で野球をするということだけです。
座右の銘は?
岡林:「報恩感謝」
母校の校是ですが、これまでたくさんの人に迷惑をかけたので、その恩に感謝して報いていかなければならないと思っています。
田中:「最も困難な道に挑戦せよ」
母校で語り継がれている言葉です。
松田:「為せば成る」
最初は成績が全く足りていなかったのですが、この言葉を信じて勉強していました。
米倉:「後悔先に立たず」
過去の出来事を悔やんでも取り返しはつかず、どうすることもできないので、今この瞬間を後悔しないように過ごしていきたいという思いからこの言葉を大切にしています。
須藤:「細心にして大胆であれ」
浪人中に渋沢栄一の「論語と算盤」という本を読んでいて、自分に足りていない姿勢だと思って心に響いたからです。
勝負飯は?
岡林:特にありません。いつも通りの食事が自分中では一番平常心を保てたと思います。
田中:モンスター(エナジードリンク)。目が覚めるからです。
松田:カレー。単純に一番好きな食べ物だからです。
米倉:生姜焼き。昔から好きなご飯で、いつもと同じリズムで受験本番を迎えたかった自分にとって、いつも通りのものが勝負飯でした。
須藤:あまり意識しないで、いつも通りの気持ちでやりたいので特にはありません。
<田中陽太郎>
浪人生活の過ごし方は?
岡林:毎日10時間以上の勉強時間。遊びに出かけたことはないです。
田中:毎日勉強、毎日成長。
松田:ほぼ一日勉強し、日曜だけ18時から友達と遊んでいました。
米倉:浪人の期間は毎日同じペースで過ごすことが大切だと思います。私は開門時間から閉門時間まで予備校にいるようにしていました。また、適度な息抜きも大切です!
須藤:朝の6時に起きてそこから夜の11時まで勉強していました。途中昼ご飯を食べた後に、15分ほど昼寝を入れていました。
受験生活中で印象に残っていることは?
岡林:三浪目の3月から5月の記憶がないこと。何もしていなかっただろうし、1日が終わるのが究極に早かったことくらいしか覚えていません。
田中:浪人のある時期から模試の判定的に落ちる気がしなくなったことです。
松田:授業の休み時間に大学でやりたいことを友達と語り合っていたことです。
米倉:自分が尊敬できる先生に出会えたことです。受験勉強の範囲にとどまらず、色々なことを教えていただきました。
須藤:二浪目のときの模試で、偏差値が70まで上がっていて嬉しかったこと。
試験当日のエピソードは?
岡林:二浪目の1発目の文学部(本命)、1限の英語で自分の時計が止まっていることに気づき、それ以降頭が真っ白になったこと。(充電切れが試験前に発覚しました。)
田中:浪人の時、法学部の世界史が難化して焦りました。
松田:緊張して最初は問題が解けず、最後の見直しで答えをほとんど修正したことです。
米倉:慶應経済の入試当日に持って行った3本の鉛筆のうち、1本だけ“Keio university”と入っていました。英語の試験が始まった直後、偶然にもその鉛筆が“落ちて”しまって、なんて縁起が悪いのだろうと思いましたが、結果は合格でした。やることをやっていれば縁起など関係ないのだと実感しました。
須藤:二浪目のときに受けた経済学部の英語の試験で、少し緊張していたからかわかりませんが、予定より長文を解き終えるのが遅くなってしまい、英作文を書きながら2年浪人しても駄目かという悔しさが込み上げてきたことと、時間内に終わるかどうかという焦りで、手が震えてなかなか英文が書けなかったことです。
<松田颯来>
慶應義塾体育会野球部の魅力は?
岡林:素晴らしい組織であること。理不尽な上下関係はもはやなく、真に縦の繋がりが展開されています。
田中:色々な考え方の人に出会えること。
松田:誰にでも活躍の機会が開かれていること。
米倉:“FAMILY”のような一体感のあるチーム。六大学のどのチームよりも、部員がチームのことを想っていると思います。
須藤:一般入試で浪人して入ってきた人も自分の努力次第で活躍するチャンスがあること。
今、野球部に在籍していてどう思う?
岡林:とても、貴重な経験をさせていただいていると感じています。慶應の野球部員で良かったと毎日痛感しています。
田中:恵まれた環境で野球をやれていると思います。
松田:有意義な大学生活を送れていると思います。
米倉:良い意味で上下関係がなく、とても恵まれた環境で野球が出来ていると感じています。また、技術や意識の高い集団の中で野球をすることが出来て、純粋に楽しいです。
須藤:2年も人より多くかかってしまいましたが、慶應で野球をするという目標を諦めなくて良かったと思います。先輩や同期から野球の技術だけではなく人間性の面だったりと多くのことを学ばせてもらっています。こ の野球部は野球の技術だけでなく人としても成長できる環境が整っているので、その中で野球ができているのは幸せなことだと思います。
印象に残っている試合は?
岡林:2018年秋季リーグ戦・法大3回戦
4年生が大活躍し、底力というものが見れた試合でした。最上級生としての理想像を示してくれ、このチームで本当に良かったと思えました。
田中:2018年秋季リーグ戦・法大3回戦
負けを覚悟するような場面からの大逆転勝利に感動したからです。
松田:2018年秋季リーグ戦・法大3回戦
何度も苦しい場面を4年生を中心に乗り切り、最高学年としての模範的な姿を見て感動したからです。
米倉:2018年秋季リーグ戦・法大3回戦
まさに総力で勝ったという試合でした。試合に出場した全員がヒーローのような活躍をした試合であり、心から慶應野球部の部員でよかったと思えたからです。
須藤:2018年秋季リーグ戦・早大2回戦
この試合に勝てば優勝という試合で、今までに無いほどに本当に勝ちたいと思った試合だったからです。
最後に塾野球部を目指す受験生にメッセージをお願いします!
岡林:最後は、自分を信じるのみです。裏を返せば、自分を信じられるだけ頑張れたかということになります。それでも信じられる者が合格できると言っても過言ではないと思います。まだ、間に合う。全てを勉強に懸けて、春から一緒に野球しましょう!
田中:受験を乗り越え、一緒に野球しましょう!(その後に待ち受けるランを乗り越えましょう笑)
松田:受験勉強で辛い時もあると思いますが、神宮で活躍する自分をイメージして頑張ってください!一緒にプレーできる日を楽しみしています!
米倉:受験期は辛いこともあると思いますが、その試練を乗り越えることが出来れば、厳しくもやりがいのある、とても恵まれた環境で野球をすることが出来るはずです。自分を信じて頑張って下さい!
須藤:特に浪人生にとって受験勉強は大変だと思います。でも、慶應で野球がやりたいという強い思いがあれば 頑張れるはずです。受験生頑張れ!