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主将 廣瀬 隆太
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〜vs WASEDA〜 vol.1

【対 早稲田大学戦】

《春季リーグ戦》
6/1(土) 13:00試合開始 後攻三塁側
6/2(日) 13:00試合開始 先攻三塁側

早稲田FB

 

こんにちは!

4年学生スタッフの岡林です。

 

先週、明治大学が血の法明戦を制し、リーグ戦優勝を手にしました。

一戦目では九回二死から一打で引き分けに持ち込み、二戦目では0−7から逆転に成功したように、非常に悔しいですが明治大学の強さというものを見せつけられました。

 

しかし、まだリーグ戦は終わっておりません。

 

むしろ、東京六大学野球リーグ戦の本義である、慶早戦(以下早慶戦)が今週末に行われます。日本野球の歴史はこの早慶戦から始まりました。

 

そして、令和初の早慶戦。

優勝は誠に残念ながら逃してしまいましたが、早慶戦は譲れません。

 

特に今年のチームは、昨季早稲田大学に敗北し、3連覇を逃すという苦汁を飲んでから、毎日、早稲田を意識して練習に励んでまいりました。

 

したがって、今季の早稲田に対する対抗心は並々ならぬものです。

そんな早慶戦をあと2日に控え、今回は早慶戦勝利の鍵を握る慶應の控え選手達を(各学年一人ずつ)紹介させていただきます。

 

まずは、2年内野手の福井選手
今季は代打の切り札としての起用が多い選手です。その代打成績は6打数3安打の打率5割を誇ります。
非常に勝負強い福井選手に話を聞いてみましょう。

 

福井
<福井>

 

-素晴らしい代打成績ですが、今年はどのように練習してきましたか?

代打での出場がメインになると思っていたので、日頃の打撃練習から1球目にとことんこだわってやりました。
あと、ブログを書いて下さっている岡林さんに野球心ボール(軽い発泡スチロール製のボール)を投げてもらい、150キロ近いボールへの対応とボール球の見極めの練習をしました。
(私の名前を出していただき、大変恐縮でございます。。。)

-では、何か打席で意識していることはありますか?

打席で意識していることは、自分で決めているルーティンをすることです。
あとは特に何も考えていません!

-福井選手といえば、早稲田の徳山選手と大阪桐蔭高校時代にバッテリーを組んでいましたね。徳山選手との対決について、思うところはありますか?

楽しみの一言です!

-徳山選手とは今でも連絡をとっていますか?

連絡は頻繁に取りますし、定期的にご飯にも行きます!
野球以外の話でもSNSでよくやり取りをします!

-最後に早慶戦に向けて一言!

慶應が早稲田に勝つことは使命だと思っていますし、早稲田に連勝するというのはチーム目標なので、少しでも貢献出来るように、自分の役割を全うしたいと思います!
応援よろしくお願いします!

 

続いて、1年内野手の下山選手。
昨年までは慶應義塾高校の主将としてチームを春・夏と甲子園に牽引しました。
初めての早慶戦となる彼にも話を聞いてみましょう。

 

下山
<下山>

 

-初めての早慶戦を控えていますが、今の心境を聞かせてください。

緊張と、楽しみが半々という感じです。

―では、下山選手にとってざっくりとした早慶戦のイメージを聞かせてください。

長い歴史を持つ伝統のある一戦で、負けられない戦いというイメージです。

―1年生ながら見事メンバー入りを果たしましたが、普段の練習で意識していることはなんですか?

少しでも練習前より上手くなることを意識しています。

-普段の練習や試合の中で、高校野球と大学野球を比べた時、ここが違うなと思ったところはありますか?

ピッチャーのストレートの速さや変化球のキレ、バッターのスイングスピード、ランナーの足の速さ、野手の打球をさばくときの足の運びなど、特にスピードという面においてレベルの高さを感じます。
また、自分の野球に対する向き合い方や、こだわりなどをしっかりと持っている方が多くて、とても勉強になります。

-最後に早慶戦の意気込みを聞かせてください。

歴史ある一戦に関われることが光栄です。大学に入ってから早稲田に勝つことの重要性を改めて知りました。初めての早慶戦ですが、出場機会を頂いたら、思いっきりプレーして勝利に貢献したいです。

 

3人目は、3年外野手の水久保選手。
チームの中でも一番と言っていいほど大きい声と溢れるガッツでチームを盛り上げる選手です。
試合では、途中からの守備や代走で出場することが多い選手ですが、先日初ヒットが飛び出すなど、何かやってくれそうな雰囲気を持つ選手です。

 

水久保
<水久保>

 

-途中から守備につくことが多いと思いますが、ベンチではどんな準備をしていますか ?

ベンチでは主に声を出して体を冷やさないように走ったり、キャッチボールをすることを心がけています。

-では、守備についた時、意識していることはありますか?

まず、自分が練習してきたことを全て出せるように意識しています。
具体的にはポジショニングを打者によって変えたり、1歩目のスタートを良くきって全部のボールを取ろうと意識しています。

-慶明一回戦では、打席にも立ちましたね!しかも初ヒット!打席では何を意識していますか?

打席では、その状況での自分の役割を考えて次の打者に繋げられるように意識しています。

-総じて、試合ではどんな役割を果たしていますか?

試合ではベンチにいる事が多いので、チームの雰囲気を良くできるように心がけています

-いつも通りというわけですね!では最後に早慶戦にむけて一言お願いします。

早慶戦では、チーム目標である連勝して勝ち点を取れるようにチーム全員で泥臭く勝ちにいきます。応援よろしくお願いします。

 

最後は4年内野手の二宮選手。

先ほどの水久保選手と非常に仲が良く、毎晩話し相手になってもらうために、寮にて水久保選手の部屋に押しかけているという話を聞きます。

そんな最上級生の二宮選手は今季初のメンバー入りを果たし、同期だけでなく後輩からも活躍が期待されている選手です。

先日の明治二回戦でもチャンスメイクとなる初ヒットを放ち、一塁を駆け抜ける姿にスタンドの部員は歓喜しました。

 

にの
<二宮>

 

さて、紹介が長くなりましたが、話を聞いていきましょう。

 

-早慶戦を迎えて今の心境は?

リーグ優勝はなくなってしまいましたが、もう一つの目標である早稲田に連勝するという目標を達成させてやるという気持ちです。

-昨年まではベンチに入ることができなかったですが、今年は見事メンバー入りを果たしましたね。どのように練習してきましたか?

昨年、春のキャンプに帯同することが出来たんですけど、チャンスを活かすことが出来ませんでした。この時に、次にチャンスをもらう時がラストチャンスになると思い、その一振りにかけようと思って練習してきました。
特に今年の日吉キャンプでは、最上級生としても後輩達の見本にならなければいけないという使命感を持って練習したのが、オープン戦でのヒットに繋がったんだと思います。

-ベンチに入ってどんな役割を果たしていますか?

基本的には出場している選手の水分補給やグラブ渡しです。
あとなるべくどんな時でも前向きな掛け声をかけています。今季は劣勢な状況が多いので、すごくここを意識しています。

-出場機会もありましたね。代打で打席に立った時、何か考えましたか?

特に何も考えていません(笑)
打てなかったら、監督が自分を使うのが悪いと思って入ったぐらいです。

-とはいうものの、しっかり初ヒットを打ちましたね!打ったときの感想を聞かせてください!

純粋にめちゃくちゃ嬉しかったです!
流れを変えるために出された代打で、形はどんなものであれ、塁に出られたことにホッとしました。

-初ヒットの時、スタンドがものすごく湧きました!誰もが二宮選手の初ヒットを喜びましたが歓声は聞こえましたか?

まったく聞こえませんでした(笑)
そんな余裕がなかっただけかもしれません。

-では、早慶戦に向けて一言おねがいします!

ベンチに入っていない部員の想いを全てバットに乗せて打ちます!

 

以上、各学年一人ずつ取り上げさせていただきましたが、勝利に貢献する控えの戦士はまだまだ他にもいます。

慶應の代打成績はなんと、24打数9安打、打率3割7分5厘!!!

出塁率と長打率を合わせた打撃の指標であるOPSは1.090と10割越えの成績です。

 

そもそも代打は一打席勝負であって、そのなかで結果を出すことは至難の技です。

代打を告げられる選手にとっては、与えられたたった一打席で結果を出すことが求められます。

あくまでも野球はチームスポーツで、チームで点をどれだけ取れるかの勝負ではありますが、そのなかでも、一打席一球の勝負をしている選手がいるわけです。

 

そんな選手たちを今回取り上げました。

彼らは毎日、バッティング練習やティーバッティング、素振りなどで、その一打席一球のために、一球一球集中してバットを振り抜いております。

 

宿敵早稲田の初代監督である飛田穂洲さんの言葉を拝借しますが、彼らは練習から「一球入魂」。

そして、慶應の野球である「エンジョイ・ベースボール」。

 

要するに全員で早稲田を倒します!!!

 

早慶戦2日前のブログはここまで。

早慶戦前日の明日は、慶應を支える各チーフ達に話を聞いていきます!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

明日もぜひ読んでください!

そして、ぜひとも早慶戦、応援の程、宜しくお願い致します!!

 

 

(4年・学生スタッフ・岡林嵩介/土佐高校出身)

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