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2019.10.17

2019秋 法大戦振り返り

 

こんにちは。

4年学生スタッフの岡林です。

 

まずは、先日の台風19号によって被害に見舞われた方々に心からお見舞いを申し上げます。一日も早くの復興をお祈りしております。

 

 

台風が去った後の東京は気温が一時的に高く、夏の再来を感じましたが、その後は急激に冷え込み、道を歩けば、キンモクセイの芳しき甘い香りを堪能するこの頃です。

 

さて、台風の影響で日程が順延し、今週の月曜日から行われた秋季リーグ戦第5週は、ここまで全勝を果たしている法政大学とのカードでした。

全勝対決。優勝を占う大一番。

 

そんな法政戦を振り返って参りましょう。(詳細に書いたので長くなります)

 

 

【対法政大学1回戦 1 H−K 3】
雨が降り注ぐ中で行われた1回戦は、2回表に髙橋佑樹の暴投で先制を許すも、その裏、瀬戸西の適時打ですぐさま同点に追いつき、その後は投手戦の様相を呈し、8回裏、好守でチームを盛り立ててきた小原の適時二塁打で慶應が2点を勝ち越し、そのまま逃げ切って、先勝を果たすことができました。

慶應の先発はエースの髙橋佑樹。初回を三者三振で抑えるという完璧な立ち上がりを見せました。

相手の先発は朝山選手。こちらも三者凡退に打ち取られます。

2回表、先頭打者を打ち取るも、次の5番・毛利選手にはレフトとショートの間に落ちる嫌なヒットを打たれ出塁を許します。続く打者を打ち取り、二死とするも、そこから7番・舩曳選手の左安と髙橋佑樹の暴投で先制点を許します。

裏の攻撃。先頭の4番・郡司が四球で出塁すると、続く中村は犠打でランナーを進めます。次の小原は中直、嶋田は四球を選び、二死一、二塁で瀬戸西の打席を迎えます。一打同点の場面、瀬戸西は初球から積極的にバットを振りました。そして3球目の直球をライトへ弾き返し、すぐさま同点に追いつきます。

その後、3回の攻防は両者三者凡退に終わり、どちらも譲りません。

4回。先頭の3番・福田選手にレフト前に落とされ出塁を許します。続く伊藤選手には送られ、打席に入るは今季打撃好調で初回にもヒットを打たれた5番・毛利選手。センターに抜けるかのライナーをショート瀬戸西がキャッチし、2塁ランナーも帰れずダブルプレーとなり、結果的にこの回を3人で切り抜けます。

ピンチの後の攻撃、先頭の4番・郡司は左直に倒れるも、続く中村がレフト線への二塁打を放ちます。続く小原は二飛に倒れ、迎えるはチャンスに強い嶋田。2ストライクからファールで粘りを見せるも、インコースの直球に手が出ず、ここは相手の朝山投手に軍配が上がります。

6回裏、この回から先発の朝山選手に代わり、左腕の鈴木投手がマウンドに登ります。先頭の2番・下山はライトへ運び出塁し、ここからクリーンナップを迎えます。3番・正木の打席、2球目の暴投で下山は二塁まで進むと、その後正木は四球を選び無死一、二塁として郡司につなぎます。再びチャンスを迎えた慶應の攻撃ですが、郡司、中村、嶋田と打ち取られ、あと一本が出ませんでした。

続く7回、先頭の福田選手にセンター前に運ばれ出塁を許すと、続く2人の打者をアウトに打ち取るも三塁まで走者を進められます。ここで迎えるは、今季ここまで9安打を放っている6番・相馬選手。しかし、髙橋佑樹の粘りのピッチングで右飛に打ち取り、この回もピンチを凌ぎます。

8回、ここまで9個の三振を奪い好投を見せた髙橋佑樹はマウンドを津留﨑に譲ります。マウンドに登った津留﨑は今季未だ無失点の好成績を収めるセットアッパー。しかし、迎える先頭打者に振り逃げを許すとすぐさま送られます。次の打者も四球で歩かせてしまい、一死一、二塁のピンチを背負い、打順が1番に帰ります。しかし、その後は安定した投球で相手の1番・宇草選手、そして代打の札葉選手を外野フライに打ち取ることに成功します。

その裏の攻撃。マウンドは鈴木投手から内沢投手に代わります。すると再び先頭の2番・下山は代わった内沢選手の直球をセンターに運び出塁します。続く、正木に代わり渡部遼人が打席に入りますが打ち上げ、走者を進めることができません。続く郡司は四球を選び、一死一、二塁で中村を迎えます。凡打に倒れるも、2人の走者をきっちり進め、打席に入るのはこれまでの法政戦で値千金の一打を放ってきた小原。2球目の直球でした。高めに浮いた球を完璧に捉えた適時二塁打で、遂に均衡を破り、待望の勝ち越し点を獲得します。

最後の回も津留崎がマウンドに登ると、小原の好守もあり、きっちり3人で締めることができ、慶應が先勝しました。

 


<2回に試合を振り出しに戻す同点の適時打を放った瀬戸西>


<8回に均衡を破る勝ち越しの適時二塁打を放った小原>

 

【対法政大学2回戦 3 K−H 1】
2回戦も緊迫した接戦。3回表に二死一、三塁から4番・郡司が13球粘った末に適時打を放ち先制すると、中盤から終盤にかけ法政の猛攻が慶應を襲い、7回裏に同点とされるも9回表、満塁のチャンスから1年生・下山の適時打と郡司の押し出し四球で前の試合と同スコアで2連勝を果たしました。

相手の先発は高田孝一投手。初回は牽制死もあり3人で抑えられます。

慶應の先発は、前回1安打完封の活躍を見せた森田晃介。二死から3番・福田選手、4番・伊藤選手に連打を浴びるも続く5番・毛利選手を一ゴロに打ち取り、初回のピンチを切り抜けます。

続く2回にチャンスが訪れます。先頭の4番・郡司は投ゴロに倒れるも、続く正木が四球を選び出塁します。迎えるは前の試合で決定打を放ち打順が一つ繰り上がった6番・小原。4球目にエンドランを成功させ、一死一、三塁のチャンスを作ります。次の嶋田は三振に取られ、二死となり、打席に入るのは前日に先制打を放った瀬戸西。4球目を逆方向への鋭いライナーを放つも、三塁手の西山選手に阻まれ、先制点とはなりません。

「野球は好機を逸した後の守りが大事」とよく言われますが、先発・森田晃介はランナーを背負うもしっかり後続を打ち取り、この回を切り抜けます。

3回、その森田晃介は先頭の打席に入り、自らのバットでセンターへの安打を放ちチャンスを作ります。続く1番・中村はきっちり犠打を決めてランナーを進め、下山は三振。二死二塁で迎えるはこの日3番に座った柳町。詰まらせながらもレフト前へ落とし、一、三塁とチャンスを拡大します。一打先制のチャンスで打席に入る郡司。フルカウントから5球をファールで粘り、13球目、センター前へ運ぶ適時打で先制点を獲得します。その後、正木は三振に倒れるも、この回先制に成功します。

その後は両投手の好投で神宮球場が投手戦の雰囲気に包まれます。

6回裏、ここまで無失点の好投を演じた森田晃介がマウンドを増居に譲り継投策で逃げ切りを図ります。しかし、増居は一死から2番・中村迅選手に左中間への2塁打を許し、ピンチで中軸を迎えます。1年生ながらも増居はこの場面に一切の動揺を見せず、変化球で後続を打ち取ります。

しかし法政の猛攻はまだまだ続き、7回裏、増居からマウンドを託されたのは同じく1年生左腕の生井。先頭の5番・毛利選手にレフト線への2塁打を浴び、いきなりピンチを背負います。次の6番・舩曳選手には犠打でランナーを進められ、一死三塁としたところで、ピッチャーを交代します。交代が告げられたのは4年生・髙橋亮吾。迎えた7番・相馬選手を三ゴロに抑えますが、続く8番西山選手に左中間を破る適時二塁打を浴び、同点にされてしまいます。

なおも一打逆転のピンチが続き、1点も許すことができない状況。法政ベンチもこの場面に賭け、宮﨑佑太選手を代打に送ります。緊迫した打席、法政の応援のボルテージも最高潮の中、打球はライト前に転がります。法政のサードコーーチャーはもちろん青信号。ベースを回ったのはライトの中村の捕球よりやや早かったか、しかし、中村の素早い握り替えと正確無比なワンバウンド送球で見事タッチアウト。最高のプレーで流れを渡しませんでした。

8回表、マウンドに登るのは法政の守護神・三浦投手。一死から主将・郡司がライト線への2塁打を放ち、チャンスを作るも後続が続かず、勝ち越しとはなりません。

その裏、髙橋亮吾からマウンドを受け継いだのは守護神の石井。持ち味の変化球で相手打線を翻弄し、三者凡退で切り抜け、攻撃に繋げます。

最終回、ここまで法政戦無安打に苦しむ7番・嶋田の打球は相手のファンブルを誘い、気迫のヘッドスライディングで出塁します。続く瀬戸西はバントの構えで打席に入り、きっちり初球を転がし、走者を進めます。ここで慶應ベンチも動きます。渡部遼人の打球は三遊間に転がり内野安打となり、二塁走者は嶋田に代わった宮尾、上手くスタートを切っていたため、一死一、三塁とチャンスが広がります。打順は1番に帰り、中村健人は死球。満塁のチャンスで好調の下山を迎えます。ベンチやスタンドの思いを一身に背負い、初球を振り抜いた打球は一二塁間を破り、ホームに1人を生還させます。なおも満塁のチャンスの中、凡退に倒れた柳町の後、4番の郡司は8球を粘った末に押し出しとなる四球を勝ち取り、リードを2点に広げます。

最後を締めるのは、無失点投球を続ける津留﨑。しっかり3人で抑え、全勝対決となった法政戦を2連勝に収めることができました。

 


<5回を4安打5三振に抑えた先発・森田晃介>


<最終回に勝ち越しの適時打を放った下山>

 

緊迫した接戦を全員野球で制しました。これによって自力優勝が慶應のみとなりましたが、次の試合を明後日に控えます。

対するは、プロ注目の森下選手を擁する「人間力野球」の明治大学。

全勝対決を制したとはいえ、負けることはできません。

 

勝ち点5の完全優勝を遂げるまで、我々は立ち止まらず次へ進み、日々成長して参ります。

 

ここまでだらだら長く書いてきましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

 

今後とも、温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

(4年・学生スタッフ・岡林嵩介/土佐高校出身)

 

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