塾野球部を支える人達
こんにちは。
4年投手の三島です。
いつも塾野球部に多大なるご支援、ご声援を頂き誠にありがとうございます。
先日始まったばかりと思っていたリーグ戦も、残すは第8週の早慶戦のみとなりました。
10月も終盤に差し掛かり、時折吹く冷たい風が、いよいよリーグ戦も大詰めであることを感じさせてくれます。
同時に、あと一勝のところで3連覇を逃してしまった昨年秋の早慶戦3回戦の苦い思い出も蘇ってきます。
下田グラウンドでは昨秋早慶戦のスコアボードを掲げ、あの日の悔しさを晴らすため1年間取り組んで来ました。
ここまで塾野球部は、開幕から8連勝と快進撃を続け、早慶戦で1勝すれば優勝という位置につけることが出来ています。
詳しくは東京六大学野球連盟HPをご覧ください。
この4年間何度も苦渋を飲まされてきた宿敵早稲田に連勝し、優勝出来るよう全部員一丸となって戦って参ります。残り1カード、今回も熱い応援を宜しくお願い致します。
そして今回は、塾野球部を支える人達にスポットライトを当てたいと思います。
塾野球部には163人の部員が在籍しており、試合に出てプレーするメンバーだけでなく、様々な役割でチームに貢献する部員が沢山います。
選ばれし試合メンバーとメンバーを支える強力なバックアップメンバーが互いに役割を果たし、1つになって泥臭く戦うことこそが塾野球部の真骨頂です。これは大久保監督が常日頃から仰っていることであり、今までの先輩方が築いて下さった素晴らしい文化であります。
その文化を継承し、より良いものにしてチームへ還元してくれているメンバーの中から今回は4人にお話を聞いてきました。
まずは、データ班チーフの本岡です。日々膨大な量のデータと対峙し、塾野球部のブレインとして活躍してくれています。
―普段どんなことをしていますか?
4年の森田、若原、大西駿斗、6人の3年生とともにデータ班の運営をし、チーフを務めています。
主な仕事内容としては、オープン戦期間の試合後のミーティングや、リーグ戦期間の自チーム、相手チームのデータを解析し、それをもとに試合前後のミーティングを行っています。ここぞの一球、一振りに根拠を持って選手が取り組めるような情報を整理し、伝える仕事をしています。
個人的な悩みはデータという仕事は最低限のラインはありますが、最高を求めると無限に仕事ができてしまうことです。(笑)
―4年間で1番印象に残っているシーンを教えて下さい!
2017年秋の優勝の瞬間です。
初戦の東大戦でまさかの敗北を喫し法政戦で勝ち点を落とした後に、チーム一丸となり怒涛の6連勝で優勝を決めたあの瞬間は、何事にも替え難い感動がありました。また、当時下級生でスタンドで応援することしかできなかったので、チームの優勝に直結するような働きをしたいと考え、翌年からデータ班の活動を始めた個人的なターニングポイントでもありました。最後の早慶戦ではあの感動を越えるシーンが必ずあると信じています!
―最後の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします!
慶應の強みは4年生を中心に個々の持ち場で最大限の働きをしていることだと思います。野球部全員の想いが乗った1球1球で早慶戦を盛り上げられたらいいなと思います。早慶戦2連勝して、みんなで最後に気持ちよくパレードしたいです!
次は森田です。データ班にバッティングピッチャーに大車輪の活躍を見せてくれています。
―普段どんなことをしていますか?
バッティングピッチャーとデータ班として活動しています。チームが優勝するために自分に何ができるか考え、選手をやめる決断をしました。160人を超える部員がいる中で、それぞれが、目の前にある自分のできることに全力で取り組むことが、勝てるチームの条件だと考えたからです。
―4年間で1番印象に残っているシーンを教えて下さい!
1番印象に残っているのは優勝のかかった去年の秋の早慶戦です。あの試合を見て、後悔のない4年間だったと胸を張って言えるように、最後の1年間取り組みたいと強く思いました。
―最後の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします!
僕にとって8回目の最後の早慶戦を、全勝優勝という最高の形で終われるものにしたいと思っています。僕だけでなく、4年生全員の集大成となる気持ちのこもった試合になると思うので、自分のすべてをささげます!
次は4年女子マネージャーの青山です。マネージャー業務の傍らこのブログの運営を担当しています。
―普段どんなことをしていますか?
部のHPやSNS(Twitter、Facebook)の運営や練習試合のアナウンス、データ集計、リーグ戦パンフレットの作成や男子マネージャーのサポートをしています。リーグ戦では自校が先攻の時は神宮球場でアナウンスをします。(早慶戦のみ後攻の場合も慶應が担当します。)
―4年間で1番印象に残っているシーンを教えて下さい!
2017秋の早慶3回戦、2018秋の法慶3回戦、早慶3回戦の3試合は鮮明に覚えています。
その中でも2つ目に挙げた2018秋の法慶3回戦は1勝1敗で迎えた月曜の試合。先制しては逆転され、勝ち越しては同点に戻され、とまさにシーソーゲーム。あと少しで日没引き分けという展開でサヨナラ勝利を挙げることができました。4時間45分の激闘を制した、あの瞬間、あの感動は忘れられません。
―最後の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします!
秋季リーグ戦の最後を飾ることができる早慶戦。その有り難さに感謝しながら、グラウンド、応援席、アナウンス室で一丸となって優勝に向かって全力で戦いたいと思います。同じ4年マネージャーの原田(1回戦)と後生川(2回戦)のアナウンスにもご注目ください!
<左から原田、青山、後生川>
最後は我らが主務の鈴村です。チームだけでなく、今年の東京六大学野球の連盟チーフとしてリーグ全体の運営を統括しています。
―普段どんなことをしていますか?
主務(マネージャー)としてチーム運営を担っています。下級生の頃は毎日のお弁当注文や練習欠席者の取りまとめ、お金の振り込みなどチームが活動していく上で必要な業務をひたすらこなしつつ、先輩方の業務を手伝うなかでマネージャーとしての考え方や振る舞いを学んでいきます。
上級生になると、キャンプや遠征・オープン戦の調整や、六大学野球連盟や体育会、OB会などとの連携など対外的な業務が増えます。また部の予算管理など責任の大きな仕事も担うようになり、マネージャー業務がチームの強化や評価に直結してくるようになります。
分かりやすい形でチームの勝利に貢献したと実感できることは少ないですが、反対にチームが良くなるために必要なことは何でもできるポジションなので、どうしたらチームが良くなるかを常に考えています。
―4年間で1番印象に残っているシーンを教えて下さい!
昨年秋の慶早3回戦は一生忘れられないと思います。
9回の攻防はちょうど連盟の業務でバックネット脇の通路から見ていましたが、三連覇まであとアウト3つというところで逆転された時はとても信じられない思いでした。悔しい気持ちと、一方では優勝がなくなった早稲田が「慶應にだけは負けられない」と本気で向かってくる姿に「あぁ、これが早慶戦なんだ」と歴史の重みを感じ、気持ちが昂る自分もいました。
―最後の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします!
自分たち4年生にとっては六大学でできる最後のリーグ戦、最後の早慶戦となります。それは慶應だけでなく、早稲田も同じです。お互いに敬意を表して真剣勝負を楽しみたいと思います。もちろん目指すは2連勝での完全優勝です。まずは早稲田を上回る気迫で臨みたいと思います。
いかがだったでしょうか。淡々と進んでいる様に感じる試合や練習の裏には、こういったサポートメンバーの努力や思いがあることを改めて感じました。
他にもここに書き切れない程の様々な役割、学年のメンバーが、「リーグ戦優勝、日本一、早稲田に勝つ」というチーム目標の為にグラウンド内外で活躍してくれています。優勝して皆と喜びを分かち合いたいですね。
試合メンバーとサポートメンバーが互いにリスペクトし合う信頼関係が、緊迫した局面に動じずチームで踏ん張れる底力に繋がっていると思います。優勝条件は前述の通りですが、部員全員で完全優勝、全勝優勝を掴み取りに行きます。
また、OBやファンの皆様には日頃より大変お世話になっております。
皆様と喜びを分かち合える様に部員一同全力で臨みます。今回も熱い応援をどうぞ宜しくお願い致します。