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2019.11.10

2019秋 早大戦振り返り

こんにちは。

 

4年学生スタッフの岡林です。

 

気づけば暦は、10月のページを一枚めくり、ハロウィンの賑わいが静まったと思えば、今度は店先を彩るクリスマスの装飾を見ると、冬の到来を予感させますね。

季節の変わり目といったところでしょうか。日の傾く速さが冬至に向けて徐々に増していくように感じ、袖を通す服も厚みを増すこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、先週の話になりますがリーグ戦最終週、伝統の慶早戦の振り返りに参りたいと思います。

 

結果はご承知のことですが、ここで一旦、早慶戦前までの慶應の状況を整理します。

慶應は立教大学との初カードを2連勝で飾ると、破竹の勢いをもって、続く東京大学、法政大学、明治大学を無敗で倒し、開幕8連勝で早慶戦を迎えました。

 

早稲田に一勝したところで優勝が決まり、二連勝すると完全優勝どころか91年ぶりの全勝優勝という歴史的快挙を達成するところまで来ておりました。

 

一年の集大成として迎える早慶戦。

お待たせしました。先週末に行われた早慶戦を振り返ってまいります。

 

(以下、ネタバレしますが三戦目まで進んだので、ものすごく長い文章となります。付録として、慶應内での首位打者争いも記載しております。)

 

 

【対早稲田大学戦 第一回戦 K 7—1 W】

 

初戦の早稲田大学の先発は、3年生左腕の早川投手でした。その立ち上がりを攻める慶應ですが、先頭の中村下山は打ち取られ、二死から3番・柳町が中前で出塁します。迎える4番・郡司は追い込まれてからファールで粘るも6球目の変化球に対してバットは空を切り、初回の攻撃を無得点で終えます。

 

慶應の先発はエースの髙橋佑。こちらもきっちり三者凡退で切り抜ける上々の立ち上がりでした。

 

先制点を挙げたのは早稲田大学でした。二回裏、先頭の加藤選手にファーストへの内野安打を許すと、続く檜村選手に送られ、スコアリングポジションに走者をおいて岩本選手を迎えます。3球目を右前に運ばれ、2塁走者は三塁で自重し、一死一、三塁となったところで相手スタンドから、この日最初のコンバットマーチ。先制を許したくないマウンドの髙橋佑。7番・蛭間選手を三振に打ち取るも、続く中川卓選手に右前に運ばれ先制を許してしまいます。

そしてなおも一、二塁のピンチが続き、9番・ピッチャーの早川選手の打席。詰まりながらも右前に運ばれ、二塁走者はホームへの生還を試みますが、それをライト中村が矢のような送球でこれを阻み、スリーアウト。中村の好守で追加点を許しませんでした。

 

反撃に出たい慶應は、三回表、一死から9番・髙橋佑が技ありの中前でチャンスを作り、打順は1番に帰ります。続く中村の打席は一塁走者が入れ替わる二ゴロ。そして迎えるは、今季打撃絶好調でこの時点で首位打者の下山。2球目、浮いた高めの球を左中間へ運ぶ適時三塁打で1点を返し同点とします。続く3番・柳町は、鋭く弾き返すも中飛に倒れ、一気に逆転することはできませんでした。

 

その裏の守り。早稲田の打順は1番からでしたが、ここは、髙橋佑がしっかりと三者凡退で締め、相手に流れを渡さない投球を見せます。

 

四回表、先頭の郡司が左前で出塁すると、正木は中飛、絶好調小原は中前。一死一、二塁で嶋田瀬戸西の三年生コンビを迎えますが、それぞれ三振と一邪飛に打ち取られ勝ち越しにはなりませんでした。

 

流れを渡さない投球を続ける髙橋佑は四回裏も三者凡退でこの回を切り抜けます。

 

直後の五回表、その髙橋佑が先頭の打席で四球を選ぶと、続く中村が1球できっちりバントを決め、スコアリングポジションに走者を進めます。しかし、後続が続かずこの回も勝ち越しに成功することはできませんでした。

 

その裏の守りでは、先頭の8番・蛭間選手のセンターに抜けるかの打球をショートの瀬戸西が横っ飛びで阻止、そのまま好送球で一塁をアウトにし、守備からチームを盛り立てます。二死になると、打順は1番に帰り、田口選手のセカンドへの内野安打で出塁を許しますが、続く打者を右直に抑え、この回も無失点で切り抜けます。

 

勝ち越しの瞬間は不意に訪れました。

六回表、先頭の4番・郡司が初球を打ち上げた打球は、綺麗な放物線を描きそのままレフトスタンドへ届く勝ち越し弾となり待望の勝ち越しに成功します。

その後、一死から6番・小原がセカンドへの内野安打を放ち、ここで小原の打率が0.375に上昇。ここから下山と小原の首位打者争いも過熱してきます。その後は後続が打ち取られ、この回を終えます。

 

六回裏、一死から、クリーンナップを迎え、三番・福岡選手に左前に運ばれますが、続く、四番・加藤選手は三ゴロに抑えます。次の五番・檜村選手の打席のところで、先発の髙橋佑はマウンドを津留﨑に譲ります。

先発の髙橋佑は先制を許したものの、その後は安定した投球で相手に流れを渡さず、見事試合を作る役割を果たしました。

マウンドを譲り受けた津留﨑は、しっかり檜村選手を抑え、この回を終えます。

 

その後の津留﨑の投球は抜群の安定感を見せ、七回を三者凡退で切り抜け、追加点を待ちます。

 

1点では物足りず、是が非でも追加点が欲しい慶應。八回表、一死から前の打席勝ち越し本塁打を放った郡司の打席。初球を振り抜くと、打った瞬間それと分かる大飛球がレフトスタンド上段に突き刺さり、待望の追加点。リードを2点に広げます。なお、この本塁打で郡司の打率は0.393へと上昇。小原を抜いて2位に躍り出ました。ここから首位打者争いは、下山、郡司、小原の三つ巴の様相を呈します。

主将の一振りを皮切りに、続く津留﨑はショートへの内野安打、小原は死球、(ここでピッチャー交代)嶋田も右前と続き、満塁で瀬戸西を迎えます。ここまで鉄壁の守りで慶應のピンチを幾度も救ってきた瀬戸西。ダッシュKEIOが鳴り響く中、打った打球は左中間を破る走者一掃の適時三塁打。リードを5点に広げました。

 

その裏、マウンドに登るのは一年生左腕の増居。走者を背負いながらも、強気の投球で無失点に切り抜けます。

 

九回表、一死から柳町、郡司の連打でチャンスを作ります。なお、郡司はこのヒットで打率を0.414まで伸ばし、遂に首位打者へと登りつめます。

ここで四年生の杉本が代打で打席に立ちます。色々な怪我を乗り越えて早慶戦の打席に立つ杉本でしたが、柴田投手の直球に手が出ず、三振に倒れます。なおもチャンスで打率上昇中の小原の打席。初球を捉えた打球がレフトへの適時二塁打となり、駄目押しとなる一点を追加します。(この時点で小原の打率は0,394。郡司、下山、小原の順位でこの日は終わりました。)

 

最後の回は、やはりこの男。2年前の秋リーグでも胴上げ投手となった守護神石井がマウンドに登ります。毎度のごとく、しっかりと三人で抑え、晴れて慶應は3季ぶりの優勝に輝きました。

優勝の瞬間、ベンチから選手たちがマウンドめがけて走り出し、スタンドは歓喜の声に包まれ、色とりどりのテープがグラウンドに投げ込まれました。

 

残るは91年ぶりの全勝優勝。しかし、たちはだかる宿敵早稲田。第二回戦に続きます。

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<始球式を務めたTEAMMATESの田村勇志くん>

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<2打席連続の本塁打を放った郡司>

 

【対早稲田大学戦 第二回戦 W 6—4 K】

 

二回戦の先発はここまで防御率0.00を誇る森田晃。しかし初回、早稲田打線に捕まります。先頭の田口選手に右中間を破る二塁打を浴びると、2番・中川卓選手にライト線への適時二塁打を許し、先制点を奪われます。続く3番・福岡選手の打球は森田晃の足に当たる内野安打、4番・加藤選手に中前を許し満塁とされます。無死満塁のピンチで打席に立つのは瀧澤選手。ライト線に抜けるかのライナーをライト中村がダイビングキャッチ。タッチアップで走者がホームに生還するも、走者一掃を許しませんでした。なおも一死一、三塁、続く岩本選手を空振りの三振にとりますが、7番・檜村選手にはショートとセンターの間に落ちる嫌なヒットで、三塁走者はホームに生還、一塁走者が三塁を陥れようとするのを柳町が落ち着いて阻止してスリーアウト。初回に3点を先制されました。

 

裏の攻撃。相手の先発は徳山投手。この選手はこの日スタメンの福井と高校時代にバッテリーを組んでいた投手です。その徳山投手は初回からMAX151キロの直球で慶應打線を圧倒し、三者凡退を喫します。

 

二回表、先頭の金子選手の高く跳ね上がった三ゴロを下山がファンブルし、出塁を許します。続く、徳山選手はバントの構えで打席に立つも、先発森田晃が厳しいところにボールを集め、スリーバント失敗を誘ってアウトを稼ぎます。

次の田口選手の打席への初球、一塁走者の金子選手に盗塁を許し、一死二塁のピンチとされ、その田口選手には四球を与えてしまい、前の回、先制適時打を放った中川卓選手を迎えます。

初回から、やや制球に苦しんだ先発の森田選手はこの回もピンチを背負いますが、中川卓選手にはフルカウントから三振を奪い、続く福岡選手を二直に打ち取り、無失点でこの回を終えます。

 

直後の裏の攻撃。ここまで打率0.414と首位打者に躍り出ている4番・郡司は追い込まれてからファールで粘り、最後は四球を選んで出塁します。続く、5番・正木のライト線への安打で、一塁走者の郡司は三塁まで到達し、無死一、三塁とチャンスを広げます。ここで迎えるは郡司と首位打者争いを繰り広げる小原。しかし、併殺で二死三塁となり、続く、福井も一ゴロに倒れ、無得点に終わります。

 

四回表になると先発の森田晃はここでマウンドを降り、本格派左腕佐藤がマウンドに登ります。先頭の8番・金子選手を146キロの直球で三振にとると、9番徳山選手もフルカウントから内角への直球で見三振に取ります。打順は先頭に帰り、田口選手を迎えますが、左飛に抑え、この試合初めて三者凡退で切り抜けます。

 

五回表、先頭の中川卓選手に四球を与え、続く福岡選手を中飛に打ち取り、次の加藤選手に対して一球を投じたところでマウンドを増居に譲ります。

その増居、フルカウントまで追い込むも四球を与えてしまい、一死一、二塁のピンチを背負います。直後の代打佐藤純への初球が暴投となり、走者がそれぞれ進塁し、迎えた4球目、打ち取ったファーストへの打球を福井が後逸し、二塁走者も生還して2点を追加され5点ビハインドとなります。

 

直後の攻撃。先頭の6番・小原が三遊間を破る左安で出塁します。(なお、この段階で小原の打率は0.400に上昇します。)しかし福井、瀬戸西共に、左飛に倒れ、増居に代わって若林が打席に立ちますが、右飛に倒れ五回まで無得点の慶應。相手先発の徳山投手の攻略に苦戦します。

 

六回表からはマウンドに木澤が登ります。その木澤は先頭の金子選手を変化球で三振にとり、続く徳山選手も147キロの直球で見三振に取ります。打順は一番の田口選手に帰り、二死から右安を許すも、次の中川選手を三振に仕留め、この回無失点で切ります。

 

その裏、一死から2番・下山が三塁線を破る二塁打で出塁します。(なお、下山の打率はこれで0.395)チャンスでクリーンナップに打順が回り、なんとしても得点したい場面。3番・柳町の一、二塁間へ緩いゴロは気迫のヘッドスライディングで間一髪のセーフとなり、一死一、三塁で主将につなぎます。その郡司は四球。満塁で迎えた正木の打席、鋭く放った打球は不運にもショート正面のゴロ、誰もが併殺を予感した次の瞬間、ショートからファーストへの転送が後ろに逸れ、三塁走者、二塁走者が帰り、2点を返します。

なおも、チャンスが続く中、次の小原は三振に倒れ、この回を終えます。

 

七回表もマウンドに木澤が登り、先頭の福岡選手、加藤選手を変化球で三振にとります。二死から山田選手には四球を与えてしまいますが、岩本選手も三振にとり、無失点で終えます。六回からマウンドに登った木澤はアウトを全て三振でとる快投を見せました。

 

七回裏の攻撃。この回からマウンドに身長の200センチメートルの今西投手が登ります。その高いリリースポイントから投げ下ろされる投球に、慶應は嶋田、植田響の二人の代打を投入するも打ち取られてしまいます。

 

八回表、快速球で好投を演じた木澤はマウンドを津留﨑に託します。先頭の檜村選手は三ゴロ、続く金子選手に四球を与えます。次の蛭間選手を迎えたところでベンチから投手交代が告げられます。交代が告げられたのは一年生左腕生井。その二球目、蛭間選手の放った打球はレフト線を破り、エンドランでスタートを切っていた一塁走者は一気にホームへ生還し、痛い追加点を奪われます。その後も暴投と四球で一死一、三塁となりピンチが続きます。次の中川選手の打席への2球目、一塁走者、三塁走者がスタートを切り、バッターはバントの構え。スクイズを仕掛けてきましたが、打球はファーストファールゾーンに上がり、嶋田がこれを捕って相手のスクイズを阻止しました。次の福岡選手を二ゴロに抑え、この回を終えます。

 

八回裏、先頭の中村が四球を選び出塁すると、スタンドから大歓声が湧き上がります。1球ごとに湧き上がる歓声がマウンドに立つ今西投手にプレッシャーを与えたのでしょうか、突如制球が定まらなくなり、続く下山、柳町にも四球を与え無死満塁で4番・郡司を迎えます。ここで堪らず相手ベンチは今西投手を諦め、西垣投手を投入してきます。なおも大きく響く慶應のチャンステーマの中、代わった西垣投手も郡司に対して四球を与え、これが押し出しとなり一点を返します。続く正木はセンターへの犠牲フライを放ち、2点差に詰め寄ります。なおも一死一、二塁のチャンスが続く中でしたが、小原は左飛、嶋田が三振に倒れてしまいます。

 

九回表、マウンドに登った石井は、先頭の加藤選手、田中選手を三振に仕留め、続く岩本選手には中安を許しますが、次の打者をしっかりと抑え、サヨナラの反撃を待ちます。

 

後が無い慶應。先頭の打席に入るのは代打の橋本典。初球をしっかりセンターに返し出塁します。次も宮尾が代打で打席に入ります。その宮尾は三振、1番に返り、中村も10球粘りますが見三振。好調下山に望みを託しますが、最後は中飛に倒れ、ゲームセット。

 

昨日優勝を決めたとはいえ、辛酸をなめる敗戦となりました。

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<2回を投げ6奪三振と圧巻の投球を見せた木澤>

 

【対早稲田大学 第三回戦 K 3—4 W】

 

早稲田大学の先発は長身の今西選手。初回の慶應の攻撃、この試合1番の打順に座った柳町が内野安打で出塁すると、1番から2番に代わった中村も追っつけた打球で一、二塁間を破ります。3番に入る下山はセーフティバントを試みますが、捕邪飛となり一死一塁、二塁。ここで迎えるはこの時点で打率0.414と首位打者の郡司。フルカウントからの7球目、長身の今西投手の頭をバウンドして超えた打球は二遊間を抜けた適時打となり、先制に成功します。(なお、郡司の打率は0.433)続く5番・福井は緩い一ゴロでそれぞれ走者を進め、好調の小原を迎えますが、相手投手は勝負を嫌い、小原は歩かされます。次の打者は代打打率10割でこの日スタメンに起用された橋本典。しかし、ここは遊ゴロに仕留められこの回を終えます。

 

慶應の先発は二回戦、悔しい登板となった森田晃。先頭の瀧澤選手を二ゴロに打ち取るも、2番・金子選手には森田晃の膝に直撃する内野安打で出塁を許します。続く、福岡選手への初球、すかさず一塁走者の金子選手は盗塁を試みるも、ここは捕手郡司が好送球で阻みます。しかし、福岡選手には右前に運ばれ、二死一塁で、4番・加藤選手を迎えます。早慶戦で調子を取り戻してきた加藤選手はショート横を抜ける左前安打で二死一、二塁とされます。続く、檜村選手に2球目の甘く入った変化球を捉えられ、これがレフトフェンス直撃の適時二塁打となり、逆転を許してしまいます。その後は田口選手を二ゴロに抑え、この回を終えます。

 

二回表、先頭の8番・瀬戸西が四球を選ぶと、9番・森田がバントできっちりとピッチャー前に転がし、それ掴んだ今西投手は二塁に転送。二塁はセーフ、一塁もセーフとなり、無死一、二塁のチャンスで打順は1番に帰ります。その柳町の打球は予め二塁ベース付近に守っていたショートの正面、二塁触塁してからの一塁への転送が高く逸れ、二塁走者の瀬戸西はホームに生還。思わぬ形で同点に追いつきます。

続く中村は二直。二死二、三塁から好調の下山の打球はセカンドへ転がりますが、またもこれが悪送球。二つの相手のミスでこの回、逆転に成功します。

 

その裏の守り、先頭の7番岩本選手に右安を許すと、続く中川選手のバスターエンドランが一塁線を抜け、無死一、三塁となります。ここで早稲田ベンチは代打を起用してきますが、代打の竹沢選手を三振に抑え、続く1番・瀧澤選手も変化球で三振にとります。2番・金子選手の打球は直前に福井に代わってファーストに送られた嶋田の前に転がり、これを嶋田が処理してスリーアウトにします。

 

三回表、二死から巧打の7番・橋本典が右越えの二塁打でチャンスを作るも8番・瀬戸西は中飛に倒れます。

 

その裏、先発の森田はマウンドを、ここまでエースとして第1戦を投げ抜いてきた髙橋佑に託します。

先頭は髙橋佑と同じ川越東高校出身の3番・福岡選手。初球を左前に運ばれ出塁を許しますが、後続の加藤選手、檜村選手、田口選手を打ち取り、無失点で切り抜けます。

 

四回表、先頭の髙橋佑の、野手さながらのバットコントロールで逆方向に放った打球はレフトに転がり出塁します。暴投で二塁まで進みますが、後続が続かず追加点となることはなりませんでした。

 

直後の守りでは、先頭の7番・岩本選手に左前を許すと、すぐさまバントで送られて一死二塁のピンチを背負います。しかし、マウンドに立つ髙橋佑のエースとしての意地の投球で後続の野口選手を三振に、瀧澤選手を右飛に抑え、この回も無失点で終えます。

 

五回裏もマウンドに立つ髙橋佑は抜群の安定感で、2番から始まる好打順を三者凡退に抑えます。

 

グラウンド整備を終えた六回表からは、第一回戦先発の早川投手がマウンドに登ります。

先頭の橋本典が151キロの速球を鮮やかに弾き返す中前で出塁すると、続く瀬戸西はバントを決めきれず見三振、次の髙橋佑がしっかりバントで送ります。二死二塁から一打でリードを広げたいところでしたが、1番・柳町は三振に倒れ無得点に終わります。

 

裏の守りでは、テンポよく二つのアウトをとるも、7番・岩本選手に甘く入った3球目をレフトスタンド中段まで運ばれ3−3の同点とされます。

 

試合は再び振り出しに戻ると、その後の七回、八回と両チーム無得点と均衡を保ったまま最終回に突入します。

 

9回表、先頭の瀬戸西が仕掛けたセーフティバントは三塁線を縁取るかのように転がり、出塁を果たします。続く津留﨑はきっちり送って、1番に繋ぎますが、柳町、中村が共に倒れ、勝ち越しとはなりませんでした。

 

九回裏、七回裏からマウンドに登り好投してきた津留﨑はこの回もマウンドに登ります。しかし先頭の7番・岩本選手に左中間を破る二塁打を許します。一打サヨナラ負けの場面、誰もが手に汗握る展開。次の中川選手を申告敬遠で歩かせ、9番・早川選手は一邪飛、瀧澤選手は深めの中飛に抑えます。なお、この間に二塁走者にタッチアップで三塁に到達されます。二死一、三塁。迎える金子選手を抑えれば延長戦への突入、打たれればゲームセットの大一番。追い込んでからの4球目、放った打球はファースト嶋田のグラブをかすめ、ライトに転がりゲームセット。

 

早稲田大学から勝ち点を奪うことができませんでした。

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<スタメンで出場し、2安打を放った橋本典>

 

優勝は出来ましたが、またしても宿敵早稲田が我々の前に立ちはだかります。

昨年はあと一勝で三連覇。今年はあと一勝で全勝優勝。

歴史的快挙をことごとく潰されてきました。

 

容易く勝たせてくれないのが早慶戦での早稲田大学。本当に手強い相手でした。

 

しかし、私たちにはまだ、日本一になる道が残されております。

私たちは、東京六大学野球連盟の代表として、今月の15日から開幕する明治神宮大会に出場いたします。

 

組み合わせ抽選の結果から、初戦は17日、大阪商業大学と東海大学札幌キャンパスの勝者との対戦となります。勝てば19日に準決勝。決勝は20日に行われる予定となっております。

 

「終わり良ければすべて良し」というように、最後勝ってこのチームを終わりたいと思います。

 

また、私たちがリーグ戦で優勝できたのも、神宮に足繁く通っていただいて温かいご声援をかけてくださった塾野球部のファンの方々あってのものです。

チャンスの時の大声援、ピンチの時の励ましのお声などが選手たちを後押ししたからこそ、試合を決める一打が生まれたり、ピンチを切り抜けるプレーが飛び出したりしました。

そうしたお声に優勝をもって報いることができて本当に良かったと感じております。

先日のパレードにお越ししてくださった方々や、沿道で祝福のお声をかけてくださった方々、日頃の練習を温かく見守ってくださる下田の近隣住民の方々、塾野球部を応援してくださったすべての方々に感謝を申し上げたいと思います。

 

後輩への宿題を残さないように、あと一週間しっかり練習に励んで参りたいと思います。

 

長々となりましたが、ここまでこんな拙い文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

今後とも、塾野球部へ温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(4年・学生スタッフ・岡林嵩介/土佐高校出身)

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