明治神宮大会 城西国際大学戦振り返り
こんにちは。
4 年学⽣スタッフの岡林です。
神宮⼤会の初陣を⾒事コールド勝利で飾り、1 ⽇空けての今⽇。準決勝。相⼿は城⻄国際⼤学。
今回は余計な前振りなく、早速試合の振り返りに参りたいと思います。
負ければ終わりの準決勝。慶應は初回から中村健人の先制弾で先制し、⼆回には瀬⼾⻄の適時打で1点を追加しますが、四回に1点を返されます。しかし、投⼿陣の粘りの継投や野⼿の堅い守りで相⼿の得点をそれ以上許さず、終盤に⼀気に突き放して、快勝を飾ります。
慶應の先発は⽊澤。初球からいきなり151キロの速球を⾒せますが、4球⽬の149キロの直球をライトへ運ばれます。続く打者の試みたバントが⽊澤への強いゴロとなり、⽊澤の好フィールディングで併殺にとります。その後、四球を与えてしまい、再び⾛者を背負ってしまいますが、最後は三振に仕留め、⽊澤はまずまずの⽴ち上がりを⾒せました。
<先発し5回1失点の好投を見せた木澤>
その裏の攻撃。先頭の打席に⽴つのはオープン戦から調⼦上げてきている中村健人。4球⽬を振り抜いた打球は、綺麗な放物線を描きながらレフトスタンド中段に突き刺さり、いきなり1点を先制します。続く下⼭は中⾶、柳町は四球で出塁します。郡司の打席の4球⽬、⼀塁⾛者の柳町が盗塁を試みますが、ここは相⼿捕⼿の肩に阻まれます。その後の郡司は⼆⾶に倒れ、初回の攻撃は1点にとどまります。
<先頭打者本塁打を放った中村健人>
⼆回表、先頭の5番・村上選⼿を三振に抑えますが、次の打者に四球を与えてしまいます。続く、7番・眞⽥選⼿への3球⽬に⼀塁⾛者がスタートを切り、盗塁を許してしまいます。しかし、その後⽊澤は落ち着いた投球で、眞⽥選⼿、8番・館選⼿を連続三振にとり、この回も無失点で終えます。
裏の攻撃。先頭の正⽊がフルカウントから四球を選ぶと、続く⼩原がきっちり送り、⼀死⼆塁とします。綿引が遊⾶で倒れ⼆死とされますが、8番・瀬⼾⻄が4球⽬のインサイドを華麗に引っ張り、ライト線への適時⼆塁打で1点を追加します。その後、9番・⽊澤は右⾶に倒れ、スリーアウト。初回に続き、この回も1点を得点します。三回の攻防はそれぞれ、3⼈で終え中盤に差し掛かります。
<攻守ともに活躍した瀬戸西>
今ひとつ流れを掴みきれない慶應ですが、四回表の守り、相⼿の打順は3番から始まります。先頭の篠﨑選⼿にフルカウントから中前を許すと、続く4番・浪川選⼿はフルカウントからキレのある変化球で三振を奪います。5番・村上選⼿を⾛者⼊れ替えの⼀ゴロに仕留め、⼆死としますが、6番・梅⽥選⼿に対して2球続けて暴投をしていまい、⼀塁⾛者が三塁まで到達します。さらに、その梅⽥選⼿に左越えの適時⼆塁打を浴び、1点を返されます。その後は、遊ゴロに打ち取り、守りを終えます。
その裏、嫌な流れを攻撃を断ち切りたいところで、打順は4番・郡司から始まりましたが、郡司、正⽊、⼩原はそれぞれ、三ゴロ、三邪⾶、三直に倒れ、3⼈で攻撃を終えてしまいます。
五回の攻防は両者ともに安打が出ず、スコアボードに0が列を為します。
グラウンド整備が明け、試合が折り返した六回、この回から前の試合も好投を⾒せた増居がマウンドに登ります。その増居の投球、先頭の2番・横井選⼿を三振、3番・篠﨑選⼿を⼆ゴロ、4番・浪川選⼿に中安を許しますが、最後は村上選⼿を中⾶に抑え、無失点で切り抜けます。
裏の攻撃。先頭の1番・中村健人は中前で出塁し、下⼭がきっちり初球を送り、チャンスで中軸を迎えます。喉から⼿が出るほど追加点が欲しい中、3番・柳町はしっかりセンターへ弾き返し、⼆塁⾛者中村が本塁へ⽣還。ようやく1点を追加します。柳町の適時打を⽪切りにして⼀気に攻め込みたいところでしたが、後続の郡司、正⽊はそれぞれ右⾶、一邪飛にと倒れ、攻撃を終えます。
<柳町の適時打で貴重な追加点を挙げた>
七回表、増居からマウンドを譲り受けたのは津留﨑でした。先頭の6番・梅⽥選⼿を三振に取りますが、次の⼭⽥選⼿に右安を許します。ここで相⼿ベンチは先発投⼿の館選⼿の打席に代打⾼橋選⼿を起⽤します。その⾼橋選⼿の打球が三遊間を破るかに⾒えましたが、ショート瀬⼾⻄が追いつき、そこから上⼿く体を捻りジャンピングスローで⼆塁へ転送。判定はアウト。攻守で津留﨑を助けます。その後も遊ゴロに抑え、結局、無失点で切ります。
裏の攻撃。6番・⼩原がショートへの内野安打で出塁すると、続く綿引がしっかり送り、スコアリングポジションに⾛者を進めます。打席に⼊るのは、先ほど好守を⾒せた瀬⼾⻄。4球⽬を捉えた打球は左中間を破る適時⼆塁打となり、1点を追加。今⽇の瀬⼾⻄は攻守共に⼤⾞輪の活躍を⾒せます。続く、代打福井は三振に倒れますが、5球⽬が暴投となり、瀬⼾⻄は三塁へ到達。中村健人は申告敬遠で⼀、三塁となります。⼀塁⾛者の中村健人はすぐさま⼆塁への盗塁を決め、⼆塁、三塁とさらにチャンスを広げると、下⼭のショートへの打球が相⼿のミスを誘い、2点を追加。5点をリードした状態で⼋回に⼊ります。
⼋回からは、初戦に先発した髙橋佑樹が登ります。その髙橋佑樹の投球はやはり、エースの貫禄ありのもので、しっかり3⼈を打ち取ります。
<8回表を三者凡退に抑えた髙橋佑樹>
最後は守護神⽯井。ここも危なげなく3⼈でピシャリと締めゲームセット。
決勝へと駒を進めました。
明⽇、いよいよ決勝戦。泣いても笑ってもこれが TEAM2019の最後です。
⽇本⼀の称号を勝ち取って、笑って私たち四年⽣が引退できるよう、主将郡司の⾔葉を借りて「⼀戦必勝」。
明⽇も温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。