2019秋 東大戦振り返り
こんにちは。
4年学年スタッフの岡林です。
うっとしい残暑も徐々に和らぎ、流れる雲や蝉の静まりに秋の訪れを感じます。
真夏に比べて汗の量も一気に落ち着き、練習しやすい気候になってまいりました。 まさに、スポーツの秋といわれるように、体を動かすのには適度な気温でしょう。
そして、秋といえば、(少々強引ですが)東京六大学の秋季リーグ戦!
4年生にとってはラストシーズンとなる秋。 一年前、発足した新チームが集大成を飾る秋。
春季リーグ戦の時とは一段階も二段階もレベルの高い戦いが繰り広げられます。
そんな東京六大学野球秋季リーグ戦が先々週から開幕し、我が慶應も先週末から開幕しました。
初戦のカードは東京大学戦。 目指すはもちろんリーグ戦優勝。その一歩目となる東大戦を振り返ってまいります。
一回戦は序盤に連打などで 2点を先制され、嫌なムードが漂うも、相手の四球やエラーで出たランナーをヒットで返し、気づけば 13 得点で大勝した試合となりました。以下で詳しく振り返ります。
慶應の先発はエースの髙橋佑樹。
初回は東大の打者を三者連続三振に仕留める上々の立ち上がりを見せます。
しかし、その裏の攻撃で三者凡退にとられた後の2回表、連打などで一死一、三塁とされると、暴投とタイムリーで2点を先制されます。
その後も、一死満塁で打順は先頭に戻り、対戦成績が5打数5安打と打線好調の辻居選手。その打球はレフトに上がり、 3塁ランナーがタッチアップしたのをレフト・正木が好返球。3 点目を許しませんでした。
その裏の攻撃では、先頭の郡司が四球で出塁すると、一死から小原、嶋田の連打で1点を返します。
続く3回には、二死から2つの四球とエラーで満塁とし、迎えた小原がライト線への二塁打を放ち、2 点差の逆転に成功します。
その後も、5回に暴投で2点を追加。6回には郡司のライトへのタイムリーで3点を追加。 7回には嶋田、瀬戸西の連続タイムリー、さらに、生井の神宮初打席初安打初打点となるタイムリーで3点を追加します。最後に8回には代打・植田響介のタイムリー二塁打で1点を追加します。
気づけば10安打13得点の猛攻で東大を圧倒することができました。
守りでは2回に失点をしたものの、その後はきっちり東大打線を封じこみ、津留﨑、生井、石井のリレ ーで東大から一勝を得ることができました。
<2安打3打点の活躍を見せた小原>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
<リーグ戦初出場で適時打を放つなど、投打で活躍した生井>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
先頭の下山は初回、センターに抜けるヒットできっちり出塁すると、中村健人もレフト前ヒットで続き、二死となるも5番・正木が5球目をセンターに運び2点を先制します。
2回にも下山に打順が巡ってきます。二死二塁で打席を迎え、セカンドとファーストの間を抜くタイム リーで1点を追加します。
4回には先頭の福井がライトへの本塁打を放ち追加点を挙げます。
さらに5回には、5本のヒットと3つの四死球、下山の犠牲フライで一挙6点を挙げ、試合を決めます。
この日、リードオフマンを任された下山は一年生にして3安打1犠飛2打点と仕事をきっちり果たし、 勝利に大きく貢献しました。
投手陣も9回まで三塁を踏ませない投球で危なげなく試合を運ぶことができました。
<3安打2打点で打線を牽引した下山>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
<6回を4安打無失点に抑えて白星を挙げた森田晃介>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
東大戦、勝ち点をあげることはできましたが、また週末には立教戦が控えております。
まだまだ課題はあるし、まだまだ強くなれる。
優勝するためには一つの妥協も許さず、リーグ戦を戦い抜いていかねばなりません。
調整ではなく、成⻑。
リーグ戦は開幕しましたが、それを合言葉に日々練習に励んでまいります。
目指すは、「リーグ戦優勝、早稲田に連勝、日本一」この勝ち点はその序章に過ぎないものです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
今後とも、温かいご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。