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実は対戦してました vol.2

みなさんこんばんは!

3年マネージャーの加藤です😺

本日は「実は対戦してました」vol.2ということで、2組のインタビューをお届けします!それではまいりましょう🚗³₃

まずは2021年3月29日、第93回選抜高校野球大会 準々決勝で対戦した年・小島大河(東海大相模)毛利(福岡大大濠)のインタビューです!

東海大相模 対 福岡大大濠

相模| 241 000 010 |8

大濠| 000 000 000 |0

:毛利は2回途中から登板したけど、どういう心境でマウンドに上がったの?

毛利(以下、毛):先発の後輩が打たれてて、自分も打たれると思ってマウンドに上がりました(笑)2回戦まででかなりの球数を投げてたから、すごく疲れてました。

:小島と対戦したときに気をつけたことはある?

:投げるので精いっぱいだったからな(笑)

小島大河(以下、小):そのときは自分のことなんて意識してなかったでしょ(笑)

:「なんで背番号4がキャッチャーしとるん?」ってずっと思ってた(笑)ブルペンから小島がスリーベース打ったのを見たときはえぐいのいるって思ったよ。そのあと自分が投げて、センター前打ったよね?ナイスバッティングでした(笑)

一同:😂😂😂

:小島が打席で毛利の球を見てどう思った?

:めちゃくちゃいいボールを投げてたので、打てると思いませんでした。

:ははは!次の打席だっていい当たりしてたじゃん(笑)

:たまたまです!

写真:毛利

福岡の強豪・福岡大大濠のエースとして背番号1を背負い、センバツ大会では3試合を投げ23奪三振を記録しました。

:相模の攻撃に「アグレッシブベースボール」(当時の東海大相模のスローガン)を感じる場面はあった?

:相模のバッター、みんなカウントが2ボールとかになるとめちゃくちゃ吠えてくる(笑)どうしたらいいか分からなかった(笑)

:自分はしません(笑)

:こじ(小島大河)はねー、静かに嫌な雰囲気というか、オーラがあったね。結果打たれました。

:え!宮田(3年・横浜)も同じこと言ってた!

実は宮田小島大河と対戦した選手の1人で、2020年の秋季神奈川大会で対戦しています。宮田小島大河の印象を聞くと…

宮田:打つ雰囲気があって、嫌な選手だった!ベイスターズジュニアで一緒で、小学校の頃から知っていたので尚更でした。

毛利と同様の答えが!小島大河は対戦相手からすると警戒の対象になる選手であることが伺えます。センバツ準決勝で対戦した瀨(3年・天理)小島大河の印象を聞くと、

:最高でした!!大学で一緒になって、自分に対しての配球の意図について聞きました。

と話してくれました(笑)

写真:小島大河

今年は大学日本代表として日の丸を背負い、さらにはMVPを受賞した小島大河。バッティングには定評がありますが、その実力は並大抵のものではなく、甲子園の地でも雰囲気から相手を圧倒しました。

準々決勝に話を戻して…

:この試合、雨で順延になったよね?

:雨じゃなかったら連投予定だったから、1日空いて、先発だと思ってたらなんと2番手(笑)

:順延になったときはどこかで練習してるの?

:甲子園の室内練習場で練習したかな。気持ち的には楽になったけど、打たれまくったし休憩になってませんでした(笑)

:最後に、高校球児に一言!

:頑張れ!高校生!

:暑いと思いますが、水分補給をしっかりして、熱中症には気をつけて頑張ってください!

写真:左から毛利小島大河

お次は2022年3月30日、第94回選抜高校野球大会 準決勝で対戦した年・津田(近江)八谷(浦和学院)のインタビューです!

 

浦和学院 対 近江

浦学| 000  200  000  00  |2

近江| 000  100  100  03x|5

加藤(以下、加):その当時、試合前からお互いに知ってたの?

八谷(以下、八):知り合いではなかったですけど、津田のことは知ってました。自分は知ってたけど、津田は知らなかったよね(笑)

津田(以下、津):うーん、知らなかった。(笑)球場でもキャプテン同士しか話す機会ないし。

:でしょ(笑)良いバッターだって有名だったし、こっちはもう「津田さんや!」てなってたよ。大したことなかったけどね(笑)

:2本打ったわ2本!😡

:11回まで延長になったとき、どういう心境だったの?

:勝てると思ってました。チームは結構乗ってて、負ける気はしてなかったです。

:近江って先制されることが多いんですけど、追う方が力を発揮できてやりやすいと思ってて。近江のモットーで「構えたら負けるから向かっていく」っていうのがあって、浦和学院との試合はいい意味で開き直ってたというか…。終盤までもつれる感じの戦況だったので「ここまで来たら勝てるな」って思ってました。

:あ、その考えされてたなら負けてた。(笑)自分としては1人1人が勢いに乗ってて、優勝できるんじゃないかと思ってた。くじ運も良くていいところまでいけるかなって思ってたけど、最後3ラン一発で「え、終わり?」みたいな。サヨナラ負けした実感が湧かなかったです。

:なるほど、繋がれて点が入って…じゃなかったもんね。ホームランが出たとき、近江のベンチはどんな雰囲気だった?

:自分は泣きました。近江は京都国際の代行出場で、浦和との試合に勝ったら決勝なんて、まさかまさかじゃないですか。もちろん日本一を目指して練習してましたけど、センバツに出れないことが決まった日から夏に向けてしか頑張れなかったのに、サヨナラで勝ったときにその実感が湧いて。最後打ったのも自分の相方みたいというか、一緒に頑張ってきたやつだったので…泣いちゃいました。

:やっぱり、甲子園の雰囲気ってある?

:ありますよ。応援に飲まれましたね。近江の応援やばいです(笑)打席に立った瞬間音楽が始まるんですけど、まずそれに鳥肌立って(笑)

:そんなに!

:まじで!びっくりしますよ!甲子園楽しみたいっていうのもあったので、試合中も周り見渡して見たり応援も聞いたりしてました。初めて有観客の甲子園だったので、「これが甲子園か」って思いましたね。

写真:八谷

1年生の頃から練習の際にはリーダーを務め、その人望とリーダーシップから満場一致で主将を託されたという八谷。日本一を獲るべく臨んだ今大会でしたが、這い上がってきた近江を前にその夢を阻まれてしまいます。

:チーム作りで心がけてたことはある?

:メンバーだけじゃなくてチーム全体で勝ちたくて、全員が不満なくやれるチームを作りたいと思ってました。

:話したらほんとに長いですけど、声を大にして言いたいのは、副キャプテンをやってたわけじゃないんです。監督に練習のキャプテンは津田って言われてて、練習中は自分がまとめたりして。表には出なくていいから、勝つためにやってました。センバツの決勝で大阪桐蔭に負けたことで最後の一勝が遠く感じてから意識が変わって、最後の夏まではこれからの野球人生で超えることがないくらい真剣に野球に取り組みました。

:決勝の前はチームの雰囲気としてはどうだった?

:いやー、センバツに選抜されてなかったのにここまで来ちゃった、みたいな(笑)センバツ1試合目の3日前まで冬練してたんです。実戦形式で練習できてないし切羽詰まってて、ボロボロでした。「出るからには優勝」とは言ってました。

写真:津田

津田はこの試合2安打1得点で勝利に貢献!1番バッターとして役目を全うしました。近江浦和学院との激戦を制し、大阪桐蔭との決勝へと駒を進めました。

:センバツ期間中の裏話はある?

:話せないのしかないです!(笑)

:じゃあ、ルーティーンとかでもいいよ!

:ルーティーンを作らないのがルーティーンかもしれないです。悪かった日、悪かった理由を作りたくないので。スリッパとかも自分の今後に響くと思って揃えます(笑)

:ゴミとかも、通り過ぎたとして戻ってでも拾いに行くよね(笑)自分、ルーティーンは無いんですけど「線」をなんでも右足から跨ぎます(笑)打席に入るときも、守備につくときも、全部右。寮内のささいな線とかも全部、タイミング合わなくても右に調整して通ります(笑)

:何か効果はあった?(笑)

:ないですないです(笑)自分的にその方がいいっていうだけで(笑)

:メリットあったら逆に知りたいわ(笑)

:甲子園を通じて感じたことはある?

:自分は秋の滋賀県大会の一試合目から全部の壁の高さを足した高さよりも、センバツの決勝の壁が高かったなって感じました。

:応援も含めて、夢の場所で野球の楽しさが違いました!一瞬で試合が終わります。2年生の春に初めて甲子園に出たんですけど、自分たちの代で噛みしめられたっていうか。

:ほんとに楽しいよね。

:1試合目の日が結構あって、誰もいない甲子園に入った時の感動がすごかったです。ワクワクしました!

:最後に、高校球児たちへ一言お願いします!

:熱中症に気をつけてください!

:最後まで諦めずに頑張ってください!

写真:左から津田八谷

 
 

どちらのペアも数年前の心境や状況を思い出すことに苦しみながらも(笑)、当時を熱く語ってくれました!この機会にしか聞けない話が書ききれないほどたくさんあり、私自身も選手の考えに感銘を受ける場面が多くありました。今年も夏の甲子園の開幕が近づいてきましたが、選手それぞれの思いを知って試合を見る目が変わってきそうですね😢

次回もお楽しみに!

本日はこの辺りで失礼します。

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