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俺たちのラストシーズン──川越樂(明治)

みなさん、こんにちは・こんばんは。
先日の立教大学戦では、開幕からの連勝は止まってしまいましたが、チームが一丸となって戦い、勝ち点を得ることができました。
明後日からは、春の王者である早稲田大学との戦いが始まります。今春、唯一勝ち点を得ることができなかった相手へのリベンジにはみなさんの応援が必要不可欠です。お時間がある方はぜひ神宮球場で、お忙しい方も BIG6.TV で画面の前から、声援を送ってください!
紫紺の輪を作り、天皇杯の奪還、そして日本一へ突き進みましょう。
そんな今週末の早稲田大学戦で復活してほしい、いや、復活してもらわないと困る、宇宙人・横山陽樹君からバトンが回ってきました。
4年学生コーチ三本柱の先鋒を務めさせていただきます。大学への内部進学に必要な点数が足りず、 期末試験を受けるために高校最後の試合に出場できなかった川越樂です。 なんとも微妙な終わり方に泣くに泣けなかった4年前ですが、 大学野球では有終の美を飾れるようにしっかりとラストスパートをかけたいと思います。

 

 

 

 

この4年間は走っている間は長く、しかし、振り返ってみると短く感じるような濃密な時間でした。
1年次は特に何もすることができないまま、 気付けばシーズンが終了していました。人生初の寮生活や、 朝練、授業など目の前のことに一杯一杯で、適応しようとする間に時間が過ぎていきました。
また、野球の面でも先輩や同期と大きな実力差があることを痛感し、 入部前に頭では理解していたものの、いざ体感すると心が折れそうになっていました。
2年生になり、 自分自身が神宮球場でプレーできる最後のチャンスであるフレッシュトーナメント(以後フレッシュ)まで残り時間が少ないことを意識するようになりました。 「どうすれば打つことができるか」を過去1番考えて練習に取り組み、その甲斐があって、シートバッティングや紺白戦、2年間で1打席しか立てなかったB戦の唯一の打席でホームランを打つことができました。
フレッシュでも2打席立つことができ、ヒットは打てませんでしたが、 これまで頑張ってきた野球人生のご褒美と思えるような瞬間を味わうことができました。

 

 

3年生となり、 入部時に掲げていた目標を達成し、これ以上選手としてチームに貢献することが難しいと考え、学生コーチに転身することを決意しました。最初の方は右も左もわからず、指導者の方々や選手達に迷惑をかけてしまいました。しかし、熱田さん(R6卒・熱田泰祐)をはじめとする多くの方々にフォローしていただき、何とか現在まで駆け抜けることができました。 学生コーチになったことを後悔しそうになったこともありましたが、一緒に練習してきた選手達が試合で活躍するとモチベーションが上がり、改めてチームのために頑張ろうと思えました。
また、リーグ戦では誰にも負けないぐらい応援をしました。あれがチームの力になっていたかはわかりませんが、途中から同期や後輩達が一緒になって応援してくれてとても嬉しかったです。学生コーチとして過ごしてきたこの2年間は、自分の価値観を大きく広げてくれたかけがえのない時間であったと確信しています。

 

 

 

 

 

それでは、 自分語りはこれぐらいにして、 ここからはお世話になった方々に感謝を伝えていきたいと思います。
まずは、田中監督、戸塚助監督、福王コーチ、鈴木コーチ、西嶋コーチ、織原トレーナーをはじめとするスタッフ・明治大学野球部関係者の皆様、4年間ありがとうございました。お陰様で野球だけではなく、 人間としても大きく成長することができました。選手としても学生コーチとしても未熟ではありましたが、 こんな自分でもリーグ戦でベンチに入れていただき、大変貴重な経験をすることができました。
また、 文武両道ができずに最後の最後まで迷惑をかけてしまった明治高校、 大学で野球を続けるきっかけを与えていただいた青葉緑東シニア、野球の楽しさを知ることができた鶴川ドルフィンズ、それぞれでお世話になった方々にもこの場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございました。

 

 

 

〈学生コーチ〉

写真:左から川越、遠藤雄介(3年)、原將一郎(4年)、熱田、福嶋耕(4年)

 

○熱田さん(熱田泰祐)
この1年は熱田さんにいかに支えられていたかを痛感する日々でした。4年生1人でチームの方向性を決めていかなければいけないプレッシャーや就職活動があるのにもかかわらず、いつでも変わらず頼りになる姿は本当に尊敬できました。熱田さんと一緒に学生コーチをできて良かったです。
ありがとうございました。また5人でお食事にでも行きましょう!
○遠藤(遠藤雄介)
遠藤は学生コーチとしては先輩にあたるので、困ったときはつい頼ってしまいました。何事にも真面目に取り組んでいる姿勢を見てきたので、心置きなく引退することができそうです。最上級生になると新たな悩みの種が見つかるかもしれませんが、今までやってきたことや自分自身を信じて、強いチームを築いていってください。弱点を挙げるとすると、1対1のじゃんけんが弱いことぐらいですが、あれはメンタルゲーなので断固たる決意をもって挑めば大丈夫です。遠藤のお陰で楽しい学生コーチ生活が送れました。ありがとう。
○原君(原將一郎)
原君とは、高校時代はバッテリーを組んだり、数学の補習授業を受けたり、今では共に学生コーチをしたりと、なんだかんだ多くの時間を共にしてきました。先輩・後輩・指導者など誰からでも可愛がられているその沼男ぶりはとても羨ましいです。人気者すぎて、 練習メニュー決めにはなかなか来てくれませんが、朝練の点呼や B・C チームの内野ノックでは貫禄がある姿を見せてくれて頼もしいです。あと1カ月でお別れだと思うと、1年前の原君のように涙が止まりませんが、フレッシュトーナメントで優勝できるように共に頑張りましょう。7年間ありがとう。

写真:左から川越、原

 

○耕君(福嶋耕)
耕君とは、練習会でキャッチボールをしてからの付き合いですが、あの時はこんなに熱い人間だとは思っていませんでした。野球道具のお手入れやチームのマネジメントなど、誰かのためにあそこまで動くことができるのはとても凄いことです。また、2年間リーグ戦でベンチに入ったり、この1年はチーフとして個性豊かな学生コーチをまとめたりして大変だったと思いますが、いつも強く逞しくて頼りにしていました。色々と我が儘や詭弁を言ってしまって申し訳なかったです。残り1カ月、チームの日本一に向けて気張っていきましょう!4年間ありがとう。

写真:左から川越、福嶋

 

 

〈アニヲタファミリー〉
○直人(4年・高田直人)
直人は、私が今まで出会ってきた人の中で1番のオタクです。毎クール教えてくれたおすすめのアニメはどれも面白かったです。ファミリーとしての活動も1番精力的に参加してくれて、 沢山の楽しかった思い出を共有してきました。 他にも、 サマーリーグやオータムリーグでは夜お寿司を食べに行ったり、寮の近くのお寿司屋さんにも行ったりと、寿司活にも一緒に励みました。 社会人になったら多少は金銭的な余裕が出てくると思うので、今度は高いお寿司をお腹いっぱい食べに行きましょう。
また、 もう1つの道の方でも世界に名を轟かせる日が来るのを楽しみにしています。札幌だろうがドバイだろうがパリだろうが応援に行くので、日々鍛えていた洞察力を活かして頑張ってください。

写真:左から川越、高田

 

○大夢(4年・森田大夢)
大夢は初めて会った時から居心地の良い空気を持っていました。優しく、面白く、ムキムキで、ジャンプの主人公かと思う日も有ったり無かったりしましたが、 いつまでもアイデンティティーを無くさずに、ナイスガイでいてください。卒業旅行では運転よろしくお願いします!

写真:川越、森田

 

○ぬく(4年・温品直翔)
ぬくは、 ヲタファミだけではなく経営学部生としても共に時間を過ごしてきました。 阪神ファンかつKOPかつ中野四葉推しというやばキャラですが、鶴飼(4年・鶴飼晃大)と共に箱根まで送迎してくれるという優しい一面も持っています。 野球部の経営学部の中で唯一まともに授業の相談ができるので心強かったです。今度部屋にパワプロとFIFAをやりに行くので、練習して待っていてください!

写真:左から川越、温品

 

○慈英(3年・大川慈英)

慈英は、この1年間同部屋として過ごしてきました。 面倒くさいやつと同部屋で大変だったかもしれませんが、お陰様でとてもマイペースに生活することができました。また、毎日ストレッチや電気治療を欠かさずやっていたり、 野球について沢山考えていたり、 凄い選手はコツコツと努力を継続していることを体感することができた1年でもありました。 これからも映画を見に行ったり、ご飯を食べに行ったりしましょう。慈英がGOATになる日を楽しみにしています。

写真:左から川越、大川、福原聖矢(2年)

 

○凌輔(3年・中村凌輔)
凌輔とは府中の映画館の後に大和屋に行った記憶が強く残っています。野球でも最初はブランクに苦しんでいましたが、フレッシュ決勝で見せてくれたフェンス直撃の2塁打はめちゃくちゃ感動しました。いまやブルペンになくてはならない存在となっていますが、今後リーグ戦でヒットを打ってくれることを期待しています。
○ヒム(2年・檜村圭吾)
あまり一緒にファミリーの活動をすることは出来ませんでしたが、今年のサマーリーグでは一緒にお寿司屋さんに行きました。あの時、ヒムがお店を探してくれたから素敵な経験をすることができたと思っています。今秋のフレッシュトーナメントや、その先のリーグ戦で活躍してくれることを願っています。
〈明治高校〉
高校時代、練習に教えに来てくださった堤さんをはじめとするOBの方々。高校・大学でお世話になった柳澤さん(R4卒・柳澤憲人)、能登さん(R5卒・能登亮太)、原さん(R5卒・原尚矢)、朗さん(R6卒・石田朗)、植村さん(R6卒・植村太亮)、中谷さん(R6卒・中谷優斗)。先輩方のおかげで、大学で野球を続け今に至ることができました。時に厳しく、時に優しく、野球やそれ以外の面でも色々とお世話になりました。ありがとうございました。

 

○将好君(4年・鈴木将好)
将好君には、高校時代から「こいつには負けたくない!」と勝手に対抗心を燃やしていました。そのおかげで、何とか辞めずに最後まで続けることができました。怪我をして辛い時期があったかと思いますが、諦めずにリハビリし練習に励んでいる姿はとても尊敬しています。 7年間ありがとう。
○後輩達
宮崎(3年・宮崎雄太)と田中(2年・田中陽貴)は高校から、壮生(1年・和田壮生)は大学から一緒にやってきて、3人が野球に対して真摯に取り組んでいる姿を見て高校の先輩として誇らしく思います。リーグ戦に出場することはとても難しいことで、我々の代は朗さん(石田朗)のように見本を示すことは出来ませんでしたが、挨拶や寮生活もしっかりと行い、腐ることなく努力していれば、僅かかもしれませんがきっとチャンスが巡ってくるはずです。
3人それぞれが怪我をすることなく、目標を達成できることを願っています。

 

 

〈その他〉
○圭一(3年・木本圭一)
同部屋時代は特に何もしてあげられなかったけど、三輪(3年・三輪拓未)と一緒に部屋でワイワイしていたのは微笑ましかったです。また、秋のフレッシュで一緒にスタメンになることができてとても嬉しかったです。リーグ戦では痺れる場面で活躍しまくりですが、残りの2カード、そして神宮大会でも重要な場面で1本を打ってくれることを期待しています。
○藍士(3年・岡本藍士)
上級生になり、初めて同部屋に指名したのが藍士でした。就職活動をしていてピリついていたかもしれませんが、いつもほんわかと変わらずに接してくれて本当に助かりました。ここから就活で大変な時期が続くかもしれないけれど、藍士のコミュ力と人間力ならきっと上手くいくと思います。
最後の1年間、悔いのないように頑張って!

写真:左から川越、檜村、岡本

他にも、Bチームを引っ張ってくれた巧也(4年・加藤巧也)、FIFAカモの星河(4年・藤江星河)、同部屋のときは申し訳ないことをした丸尾(4年・丸尾快)、フレッシュキャプテン公省(4年・水谷公省)、パワプロが弱い吉岡(4年・吉岡佑真)、四六時中面白い太門(4年・浅利太門)、いつもトレルーで会うえぐ(4年・江口陽太)、心優しきお隣さん甲斐(4年・甲斐敬太郎)、美脚に嫉妬してくる竜雅(4年・菊地竜雅)、1度対戦してみたかった千葉(4年・千葉汐凱)、かわいい松(4年・松島元希)、天才ノッカー山下(4年・山下堅士朗)、なまらめんこい山田(4年・山田翔太)、河童(4年・花岡秀太) 、最高のBPさとりん(4年・佐藤凜)、憧れの野球選手成(4年・杉崎成)、チャラ男染谷(4年・染谷駿斗)、今も未来も運転手の鶴(鶴飼晃大)、鬼のツンデレ優一郎(4年・萩元優一郎)、守備職人寛君(4年・二又寛)、同部屋の時にコロナをうつしてきたバキ(4年・𠮷持稀紘)、野球センスの塊いけりん(4年・池田凜)、アップ中に温品(温品直翔)とヤジを飛ばしてくる航生(4年・神田航生)、推しの陽太郎(4年・山内陽太郎)、異次元の横(横山陽樹)、お父さん大流(4年・西田大流)、頑張っている岸上(4年・岸上さくら)、ヤクルトの小池(4年・小池璃子)、 経営のアイドル未稀ちゃん(4年・大崎未稀)、真光寺が大好きな太慈(4年・飯森太慈)、はるひ野のスーパースター宏路(4年・直井宏路)、頼りになる琉唯(4年・中山琉唯)、リンゴの関係宗山(4年・宗山塁)。
みんながいたから4年間耐えることができたし、幸せな時間を過ごすことができました。最後は日本一になって、みんなで笑って引退しましょう!

 

 

〈家族〉
まずは、16年間野球をやらせてくれてありがとうございました。少年野球の頃から父母当番や食事・洗濯・送迎・応援などで大事な休日を潰してしまったり、朝早くから起きて準備してもらったり、本当に申し訳ないことをしたと思っています。その分野球のプレーで恩返しをしようとしてきたつもりですが、少しでも喜ばせられたでしょうか。これからは、お世話になった分を超える親孝行をしていくので、今後ともよろしくお願いします。
○父
私は父の影響で野球を始めました。少年野球の頃から練習に付き合ってもらったり、バッティングセンターに連れて行ってもらったり、とことん野球に向き合わせてくれました。また、今は青森で祖父母と共に農家をしていますが、寮に送ってきてくれるリンゴやリンゴジュースのお陰で、多くの人と関係値を築くことができました。(うちのリンゴジュースは世界一美味しいので、社会人になったらみんな買ってね!)引退したらまた遊びに行きます。22年間ありがとうございました。
○母
野球は父の影響でしたが、六大学野球に興味を持ったのは母の影響です。 幼少期に神宮球場に連れて行ってもらえたから、今こうして素敵な経験ができているのだと思います。不機嫌になったり、反抗してしまうこともありましたが、大学で親元を離れてみて初めてその偉大さに気付くことができました。引退したらまた家でお世話になるので、よろしくお願いします。22年間ありがとうございました。
○姉
家に帰ったときに作ってくれる料理はとても美味しかったです。また、私にはないコミュ力と明るさを持っていて本当にリスペクトできます。来年からは自分も社会人になるので、一緒に親孝行していきましょう。22年間ありがとうございました。
そして最後に、明治大学硬式野球部を応援してくださったファンの皆様、4年間ありがとうございました。私はチームにあまり貢献することは出来ませんでしたが、神宮球場で紫紺タオルを回して声を嗄らしてくださっている皆様の姿がモチベーションとなって、選手・学生コーチとして頑張ることができました。リーグ戦の残り2カード、そしてその先に続く神宮大会に向けて、部員一同精一杯戦っていきますので、力を貸していただけると幸いです。また、私が新人監督を務めるフレッシュトーナメントでは、明治の未来を背負う選手たちが躍動しますので、そちらの方もぜひ注目してみてください。

 

 

それでは、私の出番はこれぐらいにして。
明日は、紫紺に染まって10年目、明治が誇るカロリーモンスター原將一郎くんです。お楽しみに。