みなさん、こんばんは。

全国大会決勝で負けること４回、生粋のシルバーコレクター中山からバトンをもらいました、先天性イップスの飯森です。そもそも野球人生で全国の決勝を４度も経験している時点でとんでもないですが、ラストシーズンで何とか中山と一緒に日本一の胴上げをしたいところです。

最近、空気の読めない発言を繰り返し、気づけば爆弾というあだ名がつけられてしまいましたが、このブログではそのようなことのないように、慎重に書いていきますので、どうか最後までお付き合いください。

 

現在、自室で頭を抱えながら一生懸命ブログを書いていますが、隣でこじ(３年・小島大河)が里崎ちゃんねるを食い入るように見ています。どこまで野球が好きなのでしょうか。そんな彼もこの前初めてキングダムでアニメにハマったと嬉しそうに報告してきました。きっと、小島がプロ野球選手になると思うので、代わりに私が中華を統一しておこうと思います。

 

自分は、高校の同期の佐藤凜(４年)と共に入部しました。自信家の彼は、入部予定のスポーツ推薦者たちのプレー動画を見て大したことはないと豪語していました。しかし、実際は全くそんなことはなく実力差に圧倒されました。ちなみに、さとりんが言っていたのは、宗山(４年・宗山塁)は顔だけ、加藤(４年・加藤巧也)は守備そんな、すごいのは池田凜(４年)だけ。です。

入部初日には、一人で不安を抱えながら部屋にいると、原(４年・原將一郎)が入ってきて、俺がなんでも教えてやるから、気軽に聞いてきてねと言ってくれました。とても心強かったです。でも、その週の下級集合の後、いつの間にか坊主になっていたのは今でも忘れられません。結局、寮生活で原を頼ることはありませんでした。

写真：原

 

こんな感じでスタートをした大学野球生活は、目まぐるしい変化と事件の連続でした。入部してからの永遠の課題である送球では、バッティングピッチャーで、引っかけすぎて、目の前のＬ字ネットにぶつけたり、ボール回しで、サイドに避けてあるマシンにぶつけたりと不名誉な逸話を残してしまいました。先輩にアドバイスを求めるも、お前は先天性だから治らないと言われました。野球を始めた時点でイップス確定演出が流れていたようです。つい先日も、神宮の大事な場面で情けない送球をしてしまい、福嶋さん(４年・福嶋耕)にブチギレられたところです。本当にすみません。しかし、今では、丸尾(4年・丸尾快)を中心に委員会が設立され生きやすい世の中になりました。いつかみんなでＵＳＪの投げるやつに挑戦しに行こうね。

写真：飯森

 

野球においては、日本一を経験させていただき、この大学に来なければ、絶対に味わうことのできなかった景色を見ることができました。特に、２年の秋に打たせていただいた上位打線は一生の自慢です。なぜここに自分の名前があるのかは未だによく分かりませんが、のちにドラフト上位で指名されてプロの道に進んでいく人たちの間を打たせてもらったことは、自分にとって大きな自信となりました。毎日の練習においても、レベルの高いメンバーと共に切磋琢磨し、成長を感じられた日々は貴重な財産です。

 

また、寮生活も個性豊かな同期たちのおかげでとても楽しい日々を過ごすことができました。四年時の１年間は、特にいじられキャラに拍車がかかり、話している途中で変なところがあるとすぐにニヤニヤする杉崎(４年・杉崎成)、責められているとここぞとばかりに追い打ちをかけてくる水谷(４年・水谷公省)、もはや喋らせてもくれない加藤(加藤巧也)を筆頭に幹部キャラとは真逆の道を突き進む事態となりました。これにより迷惑をかけた他の幹部のみんな本当に申し訳ないです。全く戦力になりませんでした。でもそんな毎日が楽しくて、いつもみんなと食堂やベンチ裏で話す日々がなくなってしまうのかと思うととても悲しいです。

 

＜お世話になった方々＞

自分をずっと使ってくださった田中監督を始め、首脳陣の方々、いつも愚痴を聞いてくれたおりさん、ピラティス講師兼人生の師匠のなみさん、自分を育ててくれた佼成学園の藤田監督、松岡さん、また自分を支えてくださったすべての人に感謝申し上げます。

 

＜同期＞

大エース(４年・藤江星河)

藤江は私のことが大好きで私服も私に似せてきますが、ずっと片思いです。中学の同期が甲子園で２三振して５回で変えられ、大阪桐蔭のエースを恨んでから４年、いつの間にかいつも隣にいる存在になっていました。地元愛なんてないのに熊本に帰ってしまうのは、ちょっぴり寂しいですが、藤江と吉安の代わりに私が藤江のお姉ちゃんを守ろうと思います。だから安心して、熊本で暴れてきてください。隣にいるとこっちまで太ってしまうので、ちょうどいい距離感です。２年後期待してます。４年間ありがとう。

 

バス隣(４年・千葉汐凱)

千葉ちゃんは某家系ラーメンの美味しさを教えてくれました。でも、あの一杯は、千葉と食べるから何よりも美味しいんだと思います。２年のときの全国大会で千葉ちゃんの暴投で負けてしまい、帰りのバスで隣なのに気の利いた言葉のひとつもかけられなかったことをすごく後悔しています。社会人で一緒にプレーできないことは今でも納得していません。ピッチングは申し分ないので、２年間でバッティングと酒の強さをしっかり鍛え直してプロに行ってください。

 

浅利(４年・浅利太門)

たもんは基本イケメンか慶應生としか仲良くならないので、友達になるまでに時間がかかりました。今はイケメンだと認めてくれているようです。でも、結局１番かっこいいのはたもんです。抜群のスタイル、鍛え上げられた肉体、センス、コミュ力、器の大きさどれをとっても一級品です。その反動でいくつかの病気を抱えていますが、与えられたものが大きすぎるので、しょうがないと思います。とりあえず、御殿場チャレンジしようね。

 

リュディガー(４年・菊地竜雅)

りゅうがは、私に恋愛相談をしてくれますが、明らかに人選ミスだと思います。実は沼りやすいりゅうがの将来が少し不安ですが、プロスピの話を聞いてくれて石直球を受け止めてくれる素敵な人が見つかることを願っています。つけ麺食べいこ

 

甲斐(４年・甲斐敬太郎)

毎年誕生日プレゼントを用意してくれてありがとう。甲斐は一回も着てくれないと言い張るけど、実は隠れて着てました。こんなにおしゃれな洋服を着ないわけないです。最近ＶＩＶＡＮＴを勧めて見てもらったのに、松坂桃李が別班かどうかもわからないようじゃお話にならないよね。甲斐はもう少し頭がいいと思ってました。非常に残念です。甲斐が府中のダービーを疾走する姿に乞うご期待です。

写真：甲斐から貰った帽子とＴシャツ

 

山縣(丸尾快)

昨日、俳優事務所からスカウトされたというＬＩＮＥが彼からきました。気持ちよく昼寝していたのにこんな嘘で起こされてすごく不快な気持ちになりました。確かにすごくいいやつで丸尾の優しさに救われたことはたくさんあったけど良いのは内面であって外見ではないと思います。委員長とは長い付き合いになりそうなので、ゴルフの打ちっぱなしで遠くまで飛ばして女の子にチヤホヤされることに味しめてないで自分ともっと遊んでください。

 

だけん(４年・山内陽太郎)

だけんはチーム１の人気者です。いつも取り巻きが張り付いているのでなかなか私のところまで一緒に遊ぶチャンスが回ってきませんでした。でも、そろそろ順番が回ってきていい時期なので、４人でエアビーしようね。だけんが外野ノックで突然叫び出すのが１番おもろいです。打てない時励ましてくれてありがとう。

 

水谷(水谷公省)

４年間しっかりと水谷さんのお世話をさせていただきました。私の履修が決まると同時に水谷さんの履修も決まるので可愛い女の子と登校するはずがいつも隣にいるのは水谷でした。学校が始まると必ずつまらなそうなパズルゲームを始めるのは４年間謎でしたが、こうしょうのおかげで楽しいキャンパスライフになりました。とりあえず、哲也先生お礼の品待っております。

 

神田(４年・神田航生)

こうせいとの同部屋は、とてもいい思い出です。毎日しょうもないことを遅くまで語りました。こうせいとは、４送会で大すべりした時も２日に１回外周インターバルを走らされた時も一緒に乗り越えた戦友です。こうせいのおかげでチームに馴染むことができました。４年生なのに神宮バッピもしてくれて本当にありがとう。

 

ゼビオ(４年・萩元優一郎)

はぎは肩幅や廊下で流すスピーカーの音量を筆頭にいろんなモノがでかいです。最近は、スライダーのキレとコントロールが外丸レベルに進化し、宗山(宗山塁)でも打つのに苦労しているので、引退までに打ち崩すのが目標です。少し真面目な話をすると、リーグ戦中、打てなかった試合の後は、必ず「今日何時？」というＬＩＮＥが入っています。チームのために自分の時間を犠牲にする姿勢にはいつも尊敬しています。本当にありがとう。リーグ戦が終わったら、私が萩にバッピしようと思います。

幹部

むね(宗山塁)

とてもストイックな奴です。食事制限をしている宗は牛乳を飲みません。飲むと死ぬぞと脅迫されたので、私も飲まないことにしましたが、スライダーが当たって骨折している彼を見て牛乳の大切さに気づくことができました。加工肉を食べない彼のために食堂の方がベーコン抜きでペペロンチーノを作っていましたが、特別扱いをされることに慣れてしまっている彼は当たり前のような顔をしていました。多分また怪我をすると思います。今だから言えますが、３年頃から私と直井(４年・直井宏路)が一塁にいるときはワンストライクまで打てないという縛りのあるハードモードで野球をしていました。一時的に宗の打率が下がったのは多分私のせいです。あれがなければ八球団競合は堅かったと思います。全国の宗山ファンの方々、申し訳ありませんでした。キャプテンやってくれて本当にありがとう。宗の守備を後ろから見れて、宗の前を打てたのは幸せでした。プロでも頑張ってね。

 

俺の目覚まし時計(直井宏路)

直井にはいつもムカついています。野球がうまくて、キャプテンシーがあって、いいお父さんになる筆頭候補でサラッと面白いことまで言えます。直井がうまいことを言うたびに自分が悔しい顔をしているのを見ていつもニヤニヤしているのが嫌です。この前直井の欠点を真剣に考えましたが、足が臭いことと旅行先でグローブのオーダーシュミレーションすること以外思いつきませんでした。でも直井ならこの事実すらも面白くしてしまうので欠点にはなりません。真面目な話をすると、一年の時の立教戦を見てから直井の背中だけを追ってきました。初めてＡチームに上がった時、ついに来たかと言ってくれてようやく直井の視界に入ることができかととても嬉しかった記憶があります。結局、足の速さ以外何も上回ることができませんでしたが、同地区の社会人企業に進む予定なので、追い抜いてやろうと思います。お互い頑張ろうね

中山(４年・中山琉唯)

ジュニアオリンピックで入賞し、この世代の足キャラたちを常に牽引してきた中山は私にとって憧れの存在です。最近、妙に韓国のプロ野球とテニス界について詳しくなってきたのは謎ですが、中山が同期の中で１番情に厚いと思っています。私と違って士気を上げるのが上手で中山がいる飲み会はいつもメチャクチャ楽しかったです。鋭利な言葉は時に人の心を深く抉ることがありますが、逆に中山に褒められるとすごく嬉しかったです。多分いつも的確なことを言っているからだと思います。さっきまや徳に行こうと誘ってくれたので、だけん(山内陽太郎)を誘って行こうと思います。加藤(加藤巧也)は誘いません。もちろん甲斐(甲斐敬太郎)も要りません。

写真：左から宗山、直井、飯森、中山

 

 

さとりん(佐藤凜)

八戸学院光星から特待生の誘いを受けていたのに、間違えてじゃない方の佼成学園に入学してしまったさとりんとは１番長い付き合いです。ハワイでの修学旅行に行けず、居残りで練習したのに２回戦で負けて二人で絶望したのも今ではいい思い出です。今まで、恥ずかしくて言ったことはなかったけど、私は高校で野球をやめようと思っていました。公式戦で全く勝つことができず、こんな成績で明治に進んでも試合に出れないと思ったからです。そんな時に救ってくれたのが凜でした。日大三高戦でも国士舘戦でも逆転打を打ってチームを準優勝に導いてくれました。あれがなければ、私の野球人生は確実にあそこで終わっていました。普段は荒野とイーフトしかやっていない廃人ですが、ここぞという時に頼りになるのがさとりんです。これからも色々と頼ることになると思うので、よろしくお願いします。７年間ありがとう。

写真：佐藤、最後の夏の成績

 

＜先輩＞

きゅうとさん(上田希由翔/Ｒ６卒・現千葉ロッテマリーンズ)

きゅうとさんにはこれでもかと言うくらいお世話になりました。キャプテンとしても４番としてもこれだけ頼れる人は他に居ません。シーズン最終打席で打ったレフトへのホームランは流石にかっこ良すぎて鳥肌が立ちました。４年になっていかにきゅうとさんのおかげでノビノビと野球ができていたのか思い知りました。生意気な後輩だったと思いますが、よくしてくれて本当にありがとうございました。

 

ガーネ(Ｒ６卒・髙竿大暉)

竿さんのことはみんな好きですが、多分私が１番好きです。同部屋時代、恋愛失敗話を毎日のように持って帰ってきて、楽しそうに話していましたが、あれは私に話すためにわざと失敗していたのでしょうか。この前早稲田戦負けた後に電話してきてくれて励ましてくれた時は、不覚にもいい先輩だなと思ってしまいました。ゴミの分別で怒られるのが怖すぎて、１週間で出たゴミを全て実家に持って帰っていたあの髙竿さんがこんなにも素晴らしい先輩になっていることにすごく感動しています。髙竿さんは法政戦を見に来るとのことなので、豪華で絶品の差仕入れに期待しましょう。

 

また、自分が２年の秋にスタメンで試合に出るようになり、重圧で１番苦しかった時に優しく声をかけ続けてくださった師匠(西山虎太郎/Ｒ５卒・現Ｈｏｎｄａ鈴鹿)、日置さん(日置航/Ｒ５卒・現明治安田)、けいたさん(中村奎太/Ｒ５卒・現三菱自動車岡崎)、明新さん(明新大地/Ｒ５卒・現信濃グランセローズ)本当にありがとうございました。

 

後輩

日本の４番、明治の７番(小島大河)

部屋長の座を懸けて白熱した戦いを繰り広げてきましたが、正直に言うと全敗です。ベストナインを取ったのに世界大会ＭＶＰで返してくるのは流石にずるいと思います。先輩の面子を立たせることができないダメな後輩ですが、たくさんお世話してもらったので許します。こじのお母様、約束通り、お寿司をご馳走させていただきました。小島大河を産んでくださりありがとうございました。

 

C・せ(３年・瀨千皓)

瀨のおかげで首位打者を取ることができました。どんなに打てない時も自分が前を向けるまで部屋で笑わせてくれました。試合中もバットは瀨に打てる感じのする方を選んでもらっていました。イーフトは本当に弱いですが、プライドが高いので認めません。同じ外野手として来年の瀨の活躍を心から期待してます。

 

いしけん(３年・石田健太朗)

全然データを見ない私をなんとかしようと頑張ってくれていましたが、最近見捨てられたようで、とても冷たくなりました。だいぶ寂しいです。徹夜でデータ作ってくれてありがとう。

 

おかじ(３年・岡本藍士)

１番後輩感が強いのに実際には同い年ということをたまに思ってしまうとすごく萎えます。たくさん相談に乗ってくれてありがとう。キム・ジウォンと結婚したいとほざいているみたいだけどおかじより背が高いので無理だと思います。代わりに私が結婚して紹介してあげようと思うので、楽しみにしていてください。

 

きも(３年・木本圭一)

木本は私のことが大好きなので明治を引退後もついてきてくれるものだと勝手に思っていましたが、全然そんなことなさそうです。きもは何に関してもセンス抜群です。将来はお金持ちになりそうなので、後輩でも遠慮なく頼ろうと思います。入部当初、シャンプーで顔まで洗っていたのに、誰よりも肌が綺麗なきもを見て、スキンケアにお金をかけることがバカらしくなりました。

 

宮田(３年・宮田知弥)

一時期、登戸から出れなくなっていた彼ですが、大事件の末、解放されました。その話を聞いた時は、面白すぎてキャンプの疲れも全部吹き飛びました。

２年の頃、いきなりＡチームに行った私の友達は、宮田と瀨だけでした。いつも話し相手になってくれてありがとう。来年マジで期待してます。

写真：宮田

 

＜家族＞

母

私が世界で１番尊敬しているのが母親です。母はどんな時でも子供たちを優先してくれます。逆にここまでできないと親になることはできないのかといつも考えさせられるばかりです。何もできないバカ息子でたくさんの苦労をかけてきましたが、いつも１番の味方でいてくれてありがとうございました。これからは立派な社会人になって、たくさん恩返しをしたいと思っています。私の野球の結果が出ず、ストレスを与えてしまっていたと思いますが、これからはあまり心配をかけないようにしますので、体を大事にしてください。

 

父

私の父親は運動神経が皆無で他のみんなと違って父から野球のアドバイスを受けるということはありませんでした。本当に自分は父の息子なのかと疑うこともありましたが、運動神経は母から遺伝すると聞いて納得しました。それでも、父はずっとサポートしてくれて、私のせいで全く休日がなかったと思います。中学の時も片道一時間の送り迎えに加え、送迎用のバスの免許まで取ってもらって感謝しかありません。車の中ではずっと同じ曲しか流さないので、お父さんのせいで少女時代は全曲歌えるようになり、Ｏｎｅ Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎは聞きすぎて嫌いになりましたが、お父さんの献身的なサポートのおかげで何とかここまで野球を続けることができました。やりたいことは全て応援してくれたお父さんに本当に感謝しています。

 

妹

休日は家に誰もいないことが当たり前で、私のせいで旅行や遊びに行けなかったのに、文句の１つも言わずにずっと応援してくれてありがとう。勉強もできてバイトもちゃんとして、全く手のかからない優秀な妹なので家族がすごく助かっていると思います。大学でバスケ部のマネージャーをすると聞いた時は驚いたけど、今まで応援してもらっていたので、私も心から応援しています。大学生活は残り半分となりましたが、これほど時間のある日々は今後ないと思うのでたくさん遊んでください。今度バスケの試合を見に行きます。

写真：左から江口陽太(４年)、藤江、妹、母

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

リーグ戦も残り１カードとなりました。チーム宗山の東京六大学最終節を有終の美で終われるようにチーム一丸となって戦って参りますので、応援の程よろしくお願いいたします。

さて、次は待望の直井選手です。出発時間になっても大体まだ洗濯物を干している同期屈指のマイペース男なので締切に間に合っているのか不安ですが、内容は絶対に面白いので是非ご覧ください。