ラストシーズンブログ 2021.09.06
ラストシーズンに向けて──千坂紗雪(古川)
みなさんこんばんは!
部員みんなのお姉さん的存在!
小松﨑実侑からバトンをもらいました、4年マネージャーの千坂紗雪(古川)です。
こうしてブログ1回分を使って、自分の想いを伝えられること、本当にありがたいなと思います。
A
A
振り返ると、入部してからの4年間は本当に長く濃い日々でした。
A
A
父が少年野球のコーチをしていたこと、弟と妹が野球をしていたこと、地元の東北楽天ゴールデンイーグルスが好きだったことがきっかけで、中学3年時に野球部のマネージャーに憧れるようになりました。
高校のオープンスクールでは1番乗りでグラウンドに行き、「マネージャーになりたいです!」と伝えようと思った矢先、ゴリゴリの最上級生がお出迎え。
先輩方に萎縮して思いを伝えられず、この一瞬でマネージャーになるのを諦めました。
高校入学後、将来の夢に繋がるかなという理由で演劇部に入部し、大会に出たり大勢で舞台を作る中で、大学で演劇を続けたいとも考えるように。
しかし心の片隅に、野球部のマネージャーになりたかったという心残りがあり、2014年ドラフト会議の山﨑福也さん(H27卒/現オリックスバファローズ)を見て、強く印象に残っていた明治大学野球部のマネージャーを志しました。
A
A
高校卒業後、明治大学野球部のマネージャーに応募し、なんだかんだでマネージャーになることができました。
A
A
それからは目まぐるしい日々が続きました。
大所帯で歴史ある野球部での仕事は、心身ともに疲れてしまうことが多く、マネージャー未経験者かつ、できて当たり前のことができなかった私は、次第に「マネージャーになんかならなきゃよかった」と思うようになりました。
それまで大好きだった野球も好きではなくなって、プロ野球すら見なくなって。
野球が好きだったのに今は野球が好きじゃない、じゃあ何のためにマネージャーを続けるのかと考えるようにもなって。
自分のことで精一杯だった当時の私にとって、他人を気遣うマネージャー業の全てが重荷でした。
A
A
「何のためにマネージャーを続けるんだろう?」
4年生になると就活が本格的に始まり、自己分析で”マネージャーの自分”に正面から向き合うことになりました。
自分に問いかけて、過ごした時間を思い出して、たどり着いたのが”誰かのために”という想いでした。
悩み抜いて出た答えが、あまりにも月並みで当たり前で。
でも、これが全てでした。
血豆が潰れても痛さを我慢してバットを振り続ける選手、活躍していたのに力が伸びずに悩む選手、自分の役割を考えて裏方に徹する選手、野球継続か就職かの人生の大きな決断を下す選手。
グラウンドで輝く姿ではなく、泥臭くてシビアな世界で頑張る選手たちの姿を見て、「ほんの少しでもいいから選手たちの力になりたい」という想いが湧き、その気持ちが私の中で強く、揺るがないものだと気付きました。
“誰かのために”が原動力になった今、以前よりもポジティブにマネージャー業に取り組めている気がします。
A
A
“ラストシーズン”を意識するようになり、最近ひしひしと「私は周りの人に恵まれていたな」と実感します。
いつかの日に善波前監督に頂いた「今までの出会いは自分の財産だからね」という言葉が身に染みます。
A
A
“誰かのために”という想いをくれた選手たちには感謝でいっぱいです。
特に同期のみんなとは、他愛もない話や深いった話など本当にたくさんのことを話して、みんなの想いに、時に共感して、時に心配して。
今、みんながグラウンド内外で元気に頑張っている姿を見られているのが本当に幸せです。
みんなが同期でいてくれてよかったです。
本当にありがとう。
A
A
同じマネージャーの実侑と西條にも感謝でいっぱいです。
実侑は「口から生まれてきたのかな?」と思うくらいワードセンスの塊で、実侑とくだらないことをLINEしたり、遠回りして帰りながら近況報告をしたり、一緒にいる時間が楽しすぎて楽しすぎて。
西條は4年生から選手兼マネージャーとして野球部のために動いてくれて、西條がいなかったら部が回っていなかったと思うし、西條の存在が本当に心強かったです。
2人とも私を、マネージャー陣をいつも引っ張っていってくれてありがとう。
ここに書ききれないありがとうは、引退の時に手紙に書いて渡します。
A
A
その他、先輩マネージャーの方々、後輩マネージャーのみんな、善波前監督、田中監督はじめとするスタッフ・OBの方々、食堂の方々、管理人さん、ファンの皆様、周囲の方々にも4年間本当に良くしていただきました。
温かく見守ってくださりありがとうございました。
A
A
最後に、両親にもこの場を借りてお礼を言わせて下さい。
3人兄弟で色々お金もかかると思うのに、何不自由なく大学に通わせてくれてありがとう。
上京直後に「大学4年間を修行だと思って耐え抜く」と言った私に、「辛いと思わないで楽しみなさい」と、なにもかも後ろ向きになっていた私の背中を押してくれてありがとう。
この言葉があったから、今すごく楽しい大学生活を送ることができています。
社会人になったら絶対に恩返しします。
A
A
4年間を振り返り、少ししみじみしてしまいましたが、残り5日と迫る秋季リーグ戦、マネージャーとして選手たちの、同期の勇姿を、応援して下さる皆様にしっかり伝えられるように頑張ります!
ラストシーズンも温かいご声援をよろしくお願いします!
A
A
次は、明治大学野球部の扇の要!
体も心も身体もおっきい!!笑
頼れる副将、植田理久都です!お楽しみ!
A
後列左から2番目:千坂